映画『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト」のネタバレあらすじ結末

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトの概要:20世紀を代表する写真家ダイアン・アーバス。彼女は良妻賢母な普通の女だった。2階に越して来た謎の男ライオネルが彼女の秘めた才能を開花させていく。しかし謎の男には誰にも言えない秘密があった!ダイアン・アーバスへ捧ぐミステリアスで華麗な物語。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトの作品概要

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト

公開日:2006年
上映時間:122分
ジャンル:ファンタジー、ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:スティーヴン・シャインバーグ
キャスト:ニコール・キッドマン、ロバート・ダウニー・Jr、タイ・バーレル、ハリス・ユーリン etc

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトの登場人物(キャスト)

ダイアン・アーバス(ニコール・キッドマン)
良妻賢母で夫アランの撮影補助。そんな彼女はライオネルと出会い、自分が封印して来た才能を開花させる。
ライオネル(ロバート・ダウニー・Jr.)
2階に引っ越して来た謎の男。多毛症という奇病を患っている。ダイアンが秘めていた欲望を解放して行く。
アラン・アーバス(タイ・バーレル)
ダイアンの優しい夫。広告カメラマン。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトのネタバレあらすじ

映画『毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイト』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトのあらすじ【起】

女がバスから降りた。手にはカメラを持っている。ここは「キャンプビーナス」。ここで生活している人は全員裸だ。撮るなら服を脱ぐこと。それがルールだった。

ダイアン(ニコール・キッドマン)は母であり、カメラマンである夫、アラン(タイ・バーレル)
の撮影補助を仕事としていた。彼女はスピーチをしている最中、突然涙を流してしまう。部屋を飛び出して窓を開ける。彼女はポーチで、衝動的に胸をはだけた。抑えられない衝動がダイアンの中で渦巻いているのだった。

ある日、家の排水管が詰まってしまう。掃除していると大量の髪の毛が詰まっていた。そのときなにかがまた、落ちて来た。金色に輝く鍵だった。原因である2階を訪ねるダイアン。そこには奇妙な世界が広がっていた。そこに住んでいたのは怪しい覆面の男、名前はライオネル(ロバート・ダウニー・Jr.)というらしい。

ある日ダイアンはカメラを持って2階に上がる。 異世界のような空間がそこには広がっていた。 部屋の前まで来ると、ライオネルが待っていた。
「あなたの写真を撮らせてほしい。」
明日の9時に約束をして、逃げるように自分の部屋に戻った。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトのあらすじ【承】

とっておきの青いワンピースを着て、カメラを持つ。部屋に行ってもライオネルは姿を見せない。ある部屋に入ると、映写機が回っていた。そこに映っていたのは、見世物小屋で虐げられているライオネルの姿だった。背後で気配がする。
「目を開けないで。」
ライオネルの姿、顔を覆い隠す毛髪。鼻や頬からも毛が生えていた。彼の姿はあまりにも異端だった。彼は多毛症という奇病にかかっていた。

彼女は語る。お金持ちの家に生まれた彼女は、日々を抑圧されながら生きていた。人形病院、死体公示所、精神病院が見てみたい。冒険がしたかったと。彼女が、はじめて自分を解放した瞬間だった。

彼女はカメラを持って、ライオネルの部屋を何度も訪ねるようになっていた。ある日彼女はライオネルに誘われ外へ出た。裸で踊る男女、棺桶の山、そして彼女は「死体」を見た。ダイアンは自ら禁じて来たことを解放していく。

ダイアンはライオネルに連れられて、パーティーへ出かける。ライオネルと同じようなフリーク“変わり者“ばかりだ。パーティーから帰って来て、眠っているダイアンを夫は不安そうな目で見つめる。彼女は徐々に家庭を疎かにしはじめていた。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトのあらすじ【転】

アランは助手の面接をしている。若くてまじめそうな女性と話していると、真っ赤なネグリジェを着たダイアンがものを食べながら入って来た。明らかに異常な行動を見せ始めた妻を見つめる。それなのにアランは何も言えないのだった。

彼女は2階からスタジオへ下る階段を解放した。アランに相談もせずに。ダイアンの家でフリーク達がパーティーをする。夫は一緒にいられないと、部屋を飛び出す。
「そろそろ息が苦しくなって来た。」
ライオネルは日記に書き留め、苦しそうに咳をした。

ダイアンの誕生日パーティーが開かれた。父と母にライオネルを紹介するが、2人とも唖然としてしまう。夫は今でもダイアンを愛しているとスピーチするが、ダイアンの心に届いているのだろうか。ライオネルに対して失礼な態度をとる両親にダイアンの心は痛む。

イライラしながら煙草を吸っていると、苦しそうな咳が聞こえた。毎月5%ずつ肺活量が落ちているという。数ヶ月中にライオネルは溺れ死ぬ運命だった。その告白を聞いてライオネルの手を握り、涙を流しているところをアランに見つかってしまう。

毛皮のエロス/ダイアン・アーバス 幻想のポートレイトのあらすじ【結】

「僕は普通の男だ。彼はどうせ死ぬんだろ?」
アランの怒りが爆発した。ダイアンは、家事も、料理も、子供の面倒さえも見なくなっていた。
「わかったわ。」
彼女は部屋を飛び出し、ライオネルの元へ走った。

「剃ってくれ。」
ライオネルははさみとカミソリを用意して待っていた。顔の毛を剃り終えた、そこには驚くような綺麗な顔があった。服を脱いで体を重ねるダイアンとライオネル。

ダイアンが出て行った部屋で、子供達がフィルムをアランに差し出す。現像した写真をみて、アランは息をのんだ。

ダイアンはぐっすり眠っている。その隙に、彼は計画を進めていた。
「なぜ、剃らせたの?」
彼女は、ライオネルの計画を聞き、動揺する。
「まだ…撮ってないわ。」
彼は椅子に座る。その反対側にダイアン。心を込めてシャッターを切った。

二人は海にいた。彼の夢は海に行くことだった。毛むくじゃらの自分が一生縁のない、彼は自分で溺れるのではなく、海で溺れることを望んだ。

ライオネルが残した一冊のアルバム。一枚目は自分の肖像写真を貼ること。あとは空白だった。この空白を埋めるために、ダイアンは旅に出る。

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