映画『リリー・マルレーン』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『リリー・マルレーン』のネタバレあらすじ結末

リリー・マルレーンの概要:第二次世界大戦下、ドイツ人の歌姫とユダヤ人救出組織の一員として活動する音楽家の、名曲「リリー・マルレーン」をめぐるラブストーリー。ララ・アンデルセンの自伝をファズビンダーが脚色した感動のメロドラマ。

リリー・マルレーンの作品概要

リリー・マルレーン

公開日:1981年
上映時間:120分
ジャンル:ラブストーリー、伝記
監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー
キャスト:ハンナ・シグラ、ジャンカルロ・ジャンニーニ、メル・ファーラー、クリスティーネ・カウフマン etc

リリー・マルレーンの登場人物(キャスト)

ビリー(ハンナ・シグラ)
ドイツ人の歌手。恋人ロバートの為、ユダヤ人救出活動を手助けする。歌がドイツで大ヒットし、一躍国民の歌姫になる。ドイツ軍と恋人との間で板ばさみになってしまう。
ロバート・メンデルソン(ジャンカルロ・ジャンニーニ)
スイス人音楽家。ユダヤ人救出組織の一員としても活動している。恋人であるビリーとの結婚を願うが、戦時中の様々な困難が彼の意思を揺るがせていく。
デイビッド・メンデルソン(メル・ファーラー)
ロバートの父で、ユダヤ人救出組織を主宰する。ロバートとビリーの関係を組織の邪魔になると考え、あらゆる手段を使って壊そうとする。
ヘンケル(カール・ハインツ・フォン・ハッセル)
ドイツ軍将校。ビリーの歌声に惹かれて身の回りの世話をかって出る。なかなか振り向いてくれないビリーに苛立ちを覚え、様々な仕打ちを与える。

リリー・マルレーンのネタバレあらすじ

映画『リリー・マルレーン』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

リリー・マルレーンのあらすじ【起】

チューリッヒのホテルの一室。スイス人の音楽家であるロバートは歌手であるドイツ人ビリーとベッドを共にしていた。突然黒服の男が入ってくると、ロバートに紙を渡し去って行く。それを不思議な目で見るビリー。

心配したビリーはロバートの父親であるデイビッドを訪れ、ロバートの帰りが遅くて心配だと言う。

ナチスの勢いが増して来たヨーロッパで、デイビッドはユダヤ人を救済する組織を主宰していた。

ロバートは、父と共にドイツにいるユダヤ人を偽物の旅券によって国外へ逃がし、財産も全て移動させるという活動をしていた。ある日、ロバートは父に、この事を恋人のビリーに伝え、さらには結婚さえしたいと申し出る。しかし、父を含め仲間たちはそれを断る。ビリーは生粋のアーリア人種だったのだ。彼らは少しのリスクも負いたくなかった。

そんな中、本格的なユダヤ人狩りが始まり、街にはガラスの破片が散在していた。仕事の為ミュンヘンへ行くロバートに、ついて行くと言うビリー。ビリーはアーリア人の自分がいればロバートも安全だと言う。

リリー・マルレーンのあらすじ【承】

ドイツからの帰路、二人は国境に向かう。しかし、借金を持っていた過去を理由にビリーだけがスイスへの入国を拒否されてしまう。

ロバートは父親を訪ねる。そこでビリーが入国拒否されたのが父親の策略だと知るのだった。

結局離れ離れになってしまった二人。ビリーはドイツでロバートを待つことにする。

仕事を見つけなければならなかったビリーは、ドイツ将校のヘンケルという男のつてでパブの舞台で歌を歌う機会を得る。ビリーはハンス・ライプ作詞の「リリー・マルレーン」を歌う。ビリーへの非難などでパブの観客達は大荒れ、暴動になる。しかし、歌を聞いたヘンケルは、レコードを出そうとビリーに持ちかける。

ロバートはドイツへ行きたいと父親に言う。ビリーに会い、敵か仲間か確認したいと言うのだった。

ドイツで再会したロバートとビリー。ロバートはビリーの愛を確認し、ビリーはロバートの味方だと伝える。

戦争が始まり再び離れ離れになってしまった二人。ビリーのレコードは暗くて時代に合わずに全く売れなかった。そんな中、ドイツ軍がベオグラードを占領したというニュースが流れる。ラジオ局を占拠したドイツ軍は、迫る生放送に慌て、誤ってビリーの「リリー・マルレーン」を流してしまう。

リリー・マルレーンのあらすじ【転】

ラジオがきっかけでビリーはヒトラー公認の売れっ子歌姫になり、豪邸を寄贈されるなどヒトラーから厚い恩恵を受ける。

戦争が激化する中、音楽家、そしてユダヤ人救出活動の一員として働くロバートは人気絶頂のビリーに会いに行く。ロバートは名声を手に入れたビリーに、ナチス政権のマスコットになってしまったと言う。しかしそこであらためて二人の愛を確認し、ビリーはロバートのある頼みを受け入れるのだった。

スイスへの帰途、ロバートはゲシュタポに逮捕されてしまう。監獄の中にはビリーのポスターがびっしり貼られ、スピーカーからは「リリー・マルレーン」の一節がずっとリピートしている。

ロバートからの依頼を受けたビリーは、東部戦線への慰問という名目でポーランドへと向かう。ユダヤ人虐殺という強制収容所の実態を撮影したフィルムを運んで欲しいと頼まれたのだ。

フィルムを入手したビリー。フィルムを運ぶことには成功したが、ロバートとの関係を疑われていたビリーはヘンケルから疑われ、ゲシュタポからの徹底的な監視を受けることになる。

リリー・マルレーンのあらすじ【結】

デイビッドへと渡ったフィルム。彼らはそれを脅しに使い、秘密裏にドイツ軍からユダヤ人を解放していく。そしてロバートもスイスへと帰還するのだった。

スイスへと帰還したロバートは、自分が逮捕されたのはビリーの密告によるものだと思っていた。しかし、フィルムを持ち出したのはビリーだという事実を父親から聞くのだった。

ビリーはゲシュタポからの監視を受け、自ら命を絶とうとし重傷を負う。

ロバートはラジオ放送を使い、ドイツ軍が国民の歌姫であるビリーを不当に虐殺したという情報を流す。

ドイツ軍はその情報がユダヤ人救済組織のデマだと証明するために、重傷のビリーに舞台に立って欲しいと頼む。ビリーは力を振り絞り舞台に立つのだった。

戦争が終わった。友人の後押しもあり、ロバートに会うためスイスへと向かったビリー。ビリーの前には大勢の観客の前でタクトを振るロバートの姿がある。それを見つめるビリー。しかし指揮を終えたロバートのもとには別の女性がいるのだった。ビリーに気づいたロバートは、何かを言う間も無くアンコールの舞台へと連れ戻される。それを見たビリーは何も言わずにロバートのもとを去って行くのだった。

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