『魔女の宅急便』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

角野栄子の人気児童書をアニメーション映画化したスタジオジブリの代表作の一つ。魔女のキキが知らない街で武者修行し、困難を克服する姿を描く。監督は宮﨑駿。ヤマト運輸のタイアップ映画でもある。

あらすじ

魔女の宅急便』のあらすじを紹介します。

見習い魔法使いの女の子・キキは魔女のしきたりに習い、知らない街で修行することになる。相棒の黒猫・ジジと一緒に美しい海沿いの街に辿り着き、「グーチョキパン屋」に住み込みで働きながら品物を配達する仕事を始める。
街に住む飛行機オタクの男の子・とんぼと出会ったり、配達業でピンチに陥ったり。忙しい日々を送っていると、ある日突然ジジと会話できなくなってしまう。さらに魔法が使えなくなり、ほうきで空を飛べなくなってしまった。
ふさぎこんでいるキキは以前仕事を助けてくれた絵描きのウルスラが住む森の小屋に遊びに行き、ウルスラからアドバイスを受ける。それでも魔法が使えないまま時が過ぎていったのだが、とんぼが暴風に煽られて吹き飛ばされそた飛行機から垂れるロープにぶら下がったままになっているところをテレビで目撃し、急いで現場にかけつけるのだった……。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:1989年7月29日
  • 上映時間:102分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:宮崎駿
  • キャスト:高山みなみ、佐久間レイ、信沢三恵子、戸田恵子、山口勝平 etc…

ストーリー解説

『魔女の宅急便』について、2つ解説します。※ネタバレあり

少女が大人になるまでの物語

本作のメッセージは、労働からは絶対に逃げられないし、大人になることは絶対に避けられないということです。
いくら魔法使いでも、ファンタジー映画の世界でも、キキは労働を強いられます。労働を通して様々な体験をし、彼女は魔法の力を失い、相棒の黒猫・ジジと会話できなくなってしまいました。これはつまり、キキは大人にならなくてはいけないというメッセージでしょう。
森で出会ったウルスラという絵描きの女性の家に泊まったことで大人の精神を学び、彼女は親友の命を救って無事大人になることができたけど、もう子どもには戻れないんだ、というストーリーでした。ジジとは最後まで会話できませんでしたよね。
キキとジジの関係についてもうひとつ考えられるのは、キキよりも先にジジは「恋愛」を経験したことで大人になり、会話ができなくなったという考え方ができますね。キキも恋をしておお仕事を成し遂げることができたわけで、結局言いたかったのは「労働と恋愛こそ人生だ」ということかもしれません。

作品誕生のきっかけなど、雑学

1.有名な話ですが、本作はヤマト運輸とのタイアップ映画で、『宅急便』をテーマにした映画を作ることが予め決められていたんです。
2.映画の舞台となった街にはモデルがあります。スウェーデン・ストックホルムの町並みと
、ゴットランドという島です。前者はキキが修行する街、後者はキキの生まれ故郷です。
3.キキとウルスラは同じ声優が演じています。コナンの声優として有名な高山みなみさんです。元々はウルスラだけを演じる予定だったそうです。

まとめ

ジブリ映画では初めて「子どもが大人になる」ことをテーマにした映画で、とても見応えがあります。松任谷由実のオープニング曲とエンディング曲がまた良い!なんとも言えない爽やかさがあります。どっちの曲が好き?なんていうのも、話のネタの一つになりますよね。
いまだにファンが多く、ジブリ映画の中でも特に人気の高い映画なので、殆どの人は見たことがあるのではないか?と思いますが、キキの声優がコナンの声優と同じなので、アニメを見ることに慣れていない子どもは混乱するかもしれませんね。それもまた面白いんですが(笑)
アニメファンじゃなくても絶対に見逃せない傑作映画でした。

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