『メリダとおそろしの森』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

スコットランドを舞台にしたファンタジー長編。姫としての生活に飽きてしまった少女が外の世界に触れ、母にかけられた呪いを解くために奮闘する。監督は『プリンス・オブ・エジプト』のブレンダ・チャップマンと『ジョン・カーター』の脚本を担当したマーク・アンドリュース。製作総指揮をジョン・ラセターが務める。

あらすじ

メリダとおそろしの森』のあらすじを紹介します。

舞台は1000年前のスコットランド。ある国の王女メリダは弓の名手で、男勝りの性格だった。母エリノアはメリダを立派な王女に育てるために厳しくしつけしていたが、メリダは母と王女としての生活にうんざりしていた。

ある日、メリダの婚約者候補が周辺国から3人集まり、競技会を開催して己の武勇を競い合った。しかし、メリダは3人よりもはるかに優れた弓の腕前と武勇を見せつけ、競技会で優勝する。

当然のようにエリノアは怒り狂い、メリダは反発する。メリダは愛馬にまたがり城を脱出し、森で魔女と出会う。母の考えを変えさせる魔法を注文したが、魔女は母の姿を熊に変える魔法をかけてしまった……。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2012年7月21日
  • 上映時間:94分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:マーク・アンドリュース
  • キャスト:ケリー・マクドナルド、ビリー・コノリー、エマ・トンプソン、ケビン・マクキッド、クレイグ・ファーガソン

ネタバレ考察・ストーリー解説

『メリダとおそろしの森』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

低い評価

本作はとにかく評価の低い作品です。アカデミー賞で最優秀長編アニメ賞を受賞しているとはいえ、RottenTomatoesで支持率が50%と、ピクサーアニメの中では『カーズ2』に次ぐ低さ。
なぜ評判が悪いのかを考えてみると、おそらく本作は暗い作品だからではないかと思います。ピクサーアニメは常に明るく、楽しいものです。

初めてピクサーが暗い映画を作ったことで、観客が無条件に反発してしまっているのではないかと思います。『風立ちぬ』への反応と同じですね。あんな映画に子どもを連れて行くほうが悪いんですよ。子どもを相手にしてないわけだから。

本作は子どももターゲットにしつつ、大人をメインターゲットにしています。ディズニー映画のおどき話要素を拝借し、王女の成長物語を作ったけど……。
まず話があまりおもしろくない。メリダの葛藤に共感できる部分はあるけれど、自業自得だから共感しにくい。
この2点も大きいでしょうね。

吹き替えは酷い

私は本作の劇場公開時に吹き替え版を鑑賞しました。メリダの演技が酷くてびっくりした記憶があります。メリダの吹き替え声優は大島優子……。
”ただの”アイドルを芸能界の事情で起用しないでほしいです。篠田麻里子もどえらい吹き替えで観客の度肝を抜いていましたね。

アイドルはベテランに限りますよ。TOKIOとか。『カンフーパンダ』の山口某の演技はなかなか良かったですよ。吹き替えは芸歴が物を言います。

まとめ

私は好意的な意見を持っています。話はつまらなかったけど、退屈はしませんでした。クライマックスはなかなか迫力があったし、メリダの演説も(母グマが邪魔だったとはいえ)悪くありません。

しかし、制作しているプロダクションがピクサーであるということを考えると、不評なのも頷けます。もっともっとクオリティの高い映画を制作して欲しいですよね。優秀なスタッフにはムダな時間を過ごしてほしくありません。

ピクサー落ちぶれ3部作の2作目に当たる本作の反省は生きるのでしょうか。親会社のディズニーに完敗し、ライバルのドリームワークスの後塵を拝することになってしまうのでしょうか。
今後のピクサーは一体どうなってしまうのか!次作が楽しみです。

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