『モンスターズ・インク』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

ピクサーの長編アニメ4作目。初めてジョン・ラセターが監督から外れ、製作総指揮を務めた。アカデミー賞では主題歌賞を受賞。監督は『カールじいさんの空飛ぶ家』のピーター・ドクター、脚本は『トイ・ストーリー』のアンドリュー・スタントン。

あらすじ

モンスターズ・インク』のあらすじを紹介します。

毛むくじゃらのモンスター・サリーと一つ目モンスターマイクはとても仲良し。学生時代からの相棒だ。二人はモンスターの世界の大企業・モンスターズ株式会社で働いている。
会社の業務内容は、人間界の子供を怖がらせること。子どもたちの悲鳴をエネルギーに変換して、モンスターの世界で活用するという内容だった。近年は業績がどんどん悪化しており、モンスターの世界のエネルギー不足は深刻だった。おもちゃよりもゲームに熱中する子供が増えたことが原因らしい。
ある日、サリーが人間界とモンスター界をリンクするドアから人間の女の子がでてきたところに出くわしてしまう。サリーとマイクは協力して、女の子を元の世界に戻そうとするが……。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2002年3月2日
  • 上映時間:92分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:ピート・ドクター
  • キャスト:ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、メアリー・ギブス、スティーブ・ブシェーミ、ジェームズ・コバーン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『モンスターズ・インク』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

共通の趣味がなくなってしまった親子の話

ピクサーの映画は、必ずピクサー社員たちが抱える問題がテーマになっています。本作では、ゲームに夢中になり、親とのコミュニケーションが不足してしまった親子がテーマ。どうにかして共通の話題をゲットしようと頑張る親、相変わらずゲームに熱中する子供。モンスターズ株式会社と人間の子供の関係と全く同じです。
ピクサー映画が優れているのは、テーマに対して楽しい結論を導き出していること。本作でもそうですね。楽しい気持ちのまま映画が終わるという、子供向け映画の鉄板をきっちりと守っているから素晴らしい。ジブリ映画は必ずしもそうじゃないので、師弟関係にある偉大なアニメーターでも特色が違うということなんでしょう。

『バグズ・ライフ』からの進化

『バグズ・ライフ』は毒にも薬にもならない映画で、気持ち悪いから何回も見たくない映画でした。キャラクターの表情や動きがなんだかぎこちない。虫の動きの研究が中途半端だったからなんじゃないかと私は思っています。
本作の主人公であるサリーとマイクは、動きにリアリティがあります。人間の動きにリアリティがあるのは当然として、この世に存在しない生き物の動きにリアリティをもたせるのは至難の業。リアリティがあるだけでなく、見ていて楽しい動きをしてくれるからなお凄い。見ていて気持ちいいアニメーションを生み出せるのは、さすがピクサーですね。昔から凄かったんです。

まとめ

子どもと一緒に見るととても楽しめるでしょう。子どもにとってはとても大切な映画になるかもしれない。ただ、大人が見ると、そこまで面白いなぁ……と思います。
これは個人の環境が影響するものなのでしょうが、子どもとの共通の趣味がなくなってあたふたする、という点がいまいち腑に落ちないというか。なくなったら、気長に探せばいいじゃないかと思うんですが、それは実際に子どもを持ってみないと気持ちはわかりませんね。
とにかく、高く評価されている映画ですし、去年は続編が公開されました。見て損がないことは間違いないです。でも『モンスターズ・インク』よりも『ファインディング・ニモ』のほうが見ていて楽しいと思います。

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