映画『Mr.&Mrs.スミス』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

『Mr.&Mrs. スミス』(ミスターアンドミセス・スミス、原題:Mr. & Mrs. Smith)は2005年のアメリカ映画。主演はブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。この共演の後二人は親密な仲となり結婚に至る。監督は「スウィンガーズ」、「ボーン・アイデンティティ」シリーズのダグ・リーグマン。

あらすじ

映画『Mr.&Mrs.スミス』のあらすじを紹介します。

結婚して”5、6年”たった主人公の夫婦であるジョンとジェーン。ある日、夫婦の関係性をチェックしてもらおうと二人でカウンセリングに訪れた。さまざまな質問に上手く答えられない状態で、お互いのわだかまりを反芻するようにカウンセラーに経緯を説明する。

コロンビアのボゴタで出会った二人の馴れ初めは、ジョンが建築設計事務所の経営。ジェニーはコンピュータサーバーの管理会社を経営で、二人はすぐに恋に落ちて結婚したが、現在の二人の間は偽りの関係でお互いに隠し事があると説明する。

どんな夫婦にもありがちな事実だとカウンセラーは述べるが、ジョンとジェーンの夫婦には裏の顔を持つ一面があった。実は両者ともにプロの殺し屋であり、過去に別の組織の下でジョンは一人で活動し、ジェーンは暗殺者のチームを率いており、互いにプロの殺し屋であることを隠して生活していたのである。

ある時二人は、別々に同じ人物の暗殺を依頼される。メキシコの国境近くで、ジェーンは道に爆弾を仕掛けターゲットの到来を待ち受けていた。そこへバギーで現れたジョンを本人だと確認できず妨害工作だと思い込んだジェーンは、彼の持つバズーカ砲のみを確認して狙撃。防弾ベストで危うく難を逃れたジョンは相手の狙撃手がジェーンと知らずバズーカ砲で反撃した。ジェーンも命からがら逃げ出すことが叶ったが、ターゲット暗殺の依頼を果たすことができなかった責任から目撃者を始末する命を受けた。そしてニューヨークの自宅へ戻った二人は互いの正体に気付き、命を狙い合って夫婦同士の壮絶な攻防戦を展開してゆく。

評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2005年12月3日
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ダグ・リーマン
  • キャスト:ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、ビンス・ボーン、アダム・ブロディ、ケリー・ワシントン etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

映画『Mr.&Mrs.スミス』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

静かな日常生活からの展開がアクションへの緊張感を盛り立てる

カウンセリングでのドキュメント風インタビューから始まる、コメディタッチの流れが穏やかな物語の展開を想像させるのだが、暗殺を遂行してゆく日常生活の中で二人の才能を仄めかすようなアクションシーンが静かに織り込まれ、やがて二人が同時に携わる大きな暗殺の場面をきっかけに緊張感がMAXへと到達し、そこからありとあらゆる武器を使った壮絶なバトルシーンがくり広げられる。ブラッド・ピットは言うに及ばず、「トゥームレイダー」以来、さらに磨きの掛かったアンジェリーナ・ジョリーの研ぎ澄まされた肉体から弾けるアクションが素晴らしい。銃やナイフの使い方も相当修練を重ねたと見え、全ての武器の扱い方が板に付いている。最終的には二人で手を組み敵と相対するラストへと向かうのだが、後々結婚するカップルとしての呼吸が見事に合っているように見えて仕方がない。

未来のカップルを予測させる息の合った間合い

まずはアンジェリーナ・ジョリーが演ずるジューンの人間兵器庫みたいな殺人技の奥義に魅了される。二人が住んでいる住居の中にもあらゆる武器が仕込まれてあり、ブラッド・ピットを演ずるジョンの平然とした態度で弾丸から逃れる応戦術にも、格闘技の戦術にもプロフェッショナルな技術が織り込まれ、それを夫婦げんかで使用するというところにユーモアのペーソスが溢れている。余談だが、当初ジューン役にはニコール・キッドマンがキャスティングされていたらしいが、他の作品の撮影延長のため急遽アンジェリーナ・ジョリーが抜擢されたという話がある。共演者同士の結婚というのは珍しいものではないが、そういった縁が絡んでいたのかと思うとこのキャスティングも後につながる運命的なものであったのだろう。

まとめ

クールな殺し屋であるブラッド・ピットと、ワイルドな女殺し屋アンジェリーナ・ジョリーという、二人のアクション演技を楽しむという目的で見る映画ではないか。見終えた後に残るストーリーや背景などは印象が薄く、役柄であるジョンとジューンという設定なども正直残らない。二人の共演ならば違ったシチュエーションでもよかったのではないかという気はするが、時代を代表する二人のスターに嵌る作品がたまたまこの映画のシナリオだったと考えれば、役者ありきとして楽しむアクション映画としては文句なし。

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