『猫の恩返し』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

アニメシリーズ『ぼくらの』で知られる森田宏幸の監督デビュー作。『耳をすませば』のスピンオフ作品である。普通の女子高生が、ひょんなことから猫の世界に迷い込んでしまうというファンタジー映画。

あらすじ

猫の恩返し』のあらすじを紹介します。

普通の、いや、ちょっととぼけた天然女子高生・吉岡ハルは、ネコがトラックに引かれそうになっているのをラクロスのスティックで助けた。すると、助けたネコは二足歩行で、日本語で礼を言ったのだ。彼はネコの国の王子で、名前はルーンという。この日の夜、ハルの元にルーンからお礼が届く。
翌日、今度は猫の国からお礼が届いた。猫じゃらし、マタタビなど、ネコが喜びそうなものばかりでちょっとがっかりしたハル。なんとも言えない気持ちでいると、片思い中の町田が彼女らしき人物と一緒に歩いているのを目撃してしまう!そしてその日の夜、猫の国の秘書ナトルがハルを訪れ、ルーンがハルを猫の国の妃にしようとしていることを告げられた。いったいどうなる、吉岡ハル……。

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2002年7月20日
  • 上映時間:75分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:森田宏幸
  • キャスト:池脇千鶴、袴田吉彦、前田亜季、山田孝之、佐藤仁美 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『猫の恩返し』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

スピンオフ

本作は『耳をすませば』の主人公・雫が書いた小説が原作になっているという設定です。つまり、『耳をすませば』のスピンオフ。しかしながら、『耳をすませば』ファンが特に反応するモノがあるかというと、実は無い。バロンという不思議な猫が共通して登場する程度です。
これくらいの共通点で喜べるならそれでもいいけど、もうちょっと『耳をすませば』臭がする映画になっていれば、もっと楽しめたかもしれないのにと思います。
例えば、作中のどこかに回想シーンを入れて、そこに登場するネコが雫と天沢に瓜二つだとか。「カントリーロード」が流れるとか。図書館が登場するとか。ファンを楽しませるような視点で制作して欲しかったなぁと思います。

娯楽作としてはかなりのレベルだから、褒めてあげよう

普通の女子高生が猫の世界に迷い込んでしまう……。これだけでも、すげー楽しそうな話だなぁと思います。ネコ好きにはたまらない世界が広がっているし、視覚的にとても楽しい映画です。宮﨑駿・高畑勲以外の監督なんだから、これ以上のことを求めるのはかわいそうってもんですよ。娯楽作として合格点なら、褒め称えるべきです。
ハルが猫の世界に迷いこむ理由とか、オチとか、別にいいじゃないですか。わざわざ叩かなくても……。

まとめ

ネコ好きにはたまらない、『耳をすませば』ファンは微妙、ジブリファンも微妙、一般人は適当に褒める。そんな感じの映画じゃないかなぁと思います。ジブリ映画にしてはファンタジー要素がつまらないのが残念ではありますが、いいじゃん別に!楽しいから。見ていて楽しければもうOKだから!
というわけで、そこそこの高評価です。本作のスピンオフこそ制作して欲しいと思うのですが、もう10年以上前の映画だし、評価が高いわけではないので、難しそうです。『かぐや姫の物語』で7年ぶりにジブリ作品に参加したので、ひょっとしたらもう1作監督を任されるかもしれません。スピンオフは諦めますけど、ひょっとしたら面白い映画を作ってくれるかもしれません。森田宏幸さんを応援しましょう。

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コメント

  1. 匿名 より:

    耳すまファン、ジブリファンですが、この作品は大好きです。
    カントリーロードは流れませんが、耳すまのサントラが、良いところでちょいちょい出てきます。耳すまを何度も見てる者としては「ここでこのメロディ!きたー!」とテンションが上がります。
    あとバロンの他にもムタさんが両作品に共通して登場します。
    雫ちゃんと同じ声優さんが、ハルちゃんの友達役で出てくるのも耳すまファンとしては嬉しいですよ。