『おもひでぽろぽろ』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

同名マンガを原作にしたスタジオジブリ作品。監督・脚本は『火垂るの墓』以来の起用になった高畑勲。原作が難解な物語のため、高畑勲にしか監督は出来ないと判断した宮﨑駿の依頼により、高畑が監督を務めることになった。

あらすじ

おもひでぽろぽろ』のあらすじを紹介します。

東京でOLとして働いている岡嶋タエ子。東京で生まれ育ったため田舎へのあこがれがあり、10日間の休暇をもらって姉・ナナ子の夫の実家(山形県高瀬)へ旅に出ることにした。
高瀬へ向かう電車の中で、小さいころの出来事を思い出すタエ子は、なんと小学5年生時の自分をつれて高瀬駅で降りたのだった。親戚のトシオが出迎えてくれ、彼から田舎について学ぶタエ子。憧れの田舎生活で浮かれるタエ子だったが、ついに東京へ帰らなくてはいけない日が目前に迫ってきた。帰る前日の夜、トシオのおばあちゃんからタエ子とトシオの結婚話が飛び出す……。

評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1991年7月20日
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ
  • 監督:高畑勲
  • キャスト:今井美樹、本名陽子、柳葉敏郎、伊藤正博、寺田路恵 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『おもひでぽろぽろ』について、2つ考察・解説します。※ネタバレあり

とにかく退屈

高畑勲作品の大傑作といえば『じゃりン子チエ』なわけですが、本作と『チエ』の決定的な差は何でしょうか?それはキャラクターの魅力です。登場人物全員がキャラ立ちしていた『チエ』と、誰にも興味を持てない本作。高畑勲が悪いのか、原作が悪いのかわかりませんけど、高畑勲は本作の監督を務めることに乗り気じゃなかったんじゃないか?と思うくらいに迫力のない、平坦な、退屈な作品です。
物語に起伏がないのも大問題ですね。物語がしっかりしていれば、キャラクターがつまらなくても一定のクオリティには達します。最近の映画であれば『ゴジラ』ですよね。主人公のお父さん以外はつまらん人間ばかりですから。でも面白いのはゴジラの迫力を焦らして焦らして一番最後で大爆発させたから。『ジョーズ』と同じことです。
『おもひでぽろぽろ』のような日常を描いた作品ではこのような盛り上げ方は難しいので、ひとつの大きな問題の前に小さな問題がたくさんあって、それを1つずつ潰していきながら大団円を迎えるようにしなくてはいけません。その辺がダメ。

とはいえ、楽しみ方は人それぞれ

ネットでレビューを見ていると、「この映画は物語を楽しむ映画ではない。本当は面白い」という意見がちらほら見つかりました。マジで?なら映像で魅せてくれるのか?というと、映像は普通ですよね。登場人物には魅力がないというのは前述のとおりですから、彼らは何を楽しんでいるのか?どうやら主人公が「思い出」にひたる姿を見て楽しんでいるらしい。その思い出がつまらないと、ダメだよね……。

まとめ

とにかく退屈で、見る価値なし!映像も優れているわけじゃない!ジブリ映画はファンタジーだけ作っていればいいという思考停止バカからそう叩きされそうな映画ですけど、そういう人は『シンドラーのリスト』も叩くんだろうな?ファンタジーじゃないからつまんない、なんて……。
ファンタジーじゃないジブリ映画だっていいけど、『おもひでぽろぽろ』は単純につまらないよね、物語と登場人物が。高畑勲は『かぐや姫の物語』で汚名返上できて良かったですよ。ぽろぽろ、山田くんでメンツぶっ潰されたまま引退しなくて済んだので。私はぽろぽろは山田くんレベルで酷いと思っています。
それでも50点なのは、見ていて心地いいアニメーションだからです。寝る前に見たらいい眠りにつけそうな感じ。やっぱりジブリは凄いなぁと思いますね。ジブリのつまらない映画は睡眠導入薬として使える!

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