映画『お遊さま』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

映画『お遊さま』のネタバレあらすじ結末

お遊さまの概要:見合いの場で、慎之助は見合い相手の付き添いであるお遊に恋をしてしまう。見合い相手のお静との三角関係をどうにかしたいと悩む慎之助だが、三人の関係は徐々にこじれていってしまう。

お遊さまの作品概要

お遊さま

公開日:1951年
上映時間:95分
ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ
監督:溝口健二
キャスト:田中絹代、乙羽信子、堀雄二、柳永二郎 etc

お遊さまの登場人物(キャスト)

お遊さま(田中絹代)
金満家に嫁いだ女性。早くに夫を亡くし、その憂いを贅沢と遊芸で慰めていた。
お静(乙羽信子)
お遊さまの妹。慎之助との見合いをする。
慎之助(堀雄二)
結婚相手を探すため、見合いをする。しかし、見合い相手のお静ではなく、付き添いのお遊さまに惚れてしまう。

お遊さまのネタバレあらすじ

映画『お遊さま』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

お遊さまのあらすじ【起】

お見合いの場を控えた慎之助は、緊張をほぐすために、庭を散歩することにした。すると、とても美しい女性が歩いているのを見つけた。叔母のいる控え室に戻って、あれがお見合いの相手かと叔母に尋ねると、特徴を聞いた叔母は「それはお遊といって、金満家に嫁いだ人だ」という。

お見合いが始まり、両家の挨拶が済むと、慎之助とお静を二人きりにして叔母とお遊たちは互いに面談相手を話題に談笑した。叔母はお遊に、慎之助がお見合いの相手をあなたと見間違えていたと話す。

お見合いが終わり家に戻ると、お遊は慎之助を絶賛した。一方、慎之助はお遊のことが気にかかっていた。彼女に近づきたい慎之助は、お遊が催すという琴の演奏会に出席する。会場は盛況で、お遊さんは喝采を浴びていた。演奏が終わったお遊に慎之助は挨拶をした。

家に戻った慎之助は、叔母にお遊と結婚できないかと問う。連れて逃げるくらいのことをしなければ無理だと叔母は言う。慎之助はそれを間に受けてしまった。

お遊さまのあらすじ【承】

ある日、町でお遊を見かけた慎之助。彼女は今にも倒れそうな高熱だった。慎之助は慌てて彼女を自宅に招き、医者を呼ぶ。医者に安静にしていれば大丈夫と言われ、慎之助はお遊さんが目を覚ますまで看病することにした。眠るお遊を前に慎之助は彼女を連れ去ってしまおうかと葛藤する。

目を覚ましたお遊は、看病への感謝を述べた後、慎之助にお静を貰ってやってくれないかと頼む。彼女とはとても仲が良く、良い人に嫁いで欲しいのだと言う。慎之助はお遊への思いを隠し、頷く。

お遊が家に戻ると、お静が結婚を渋っているという話を聞く。事情を聞くお遊さんに対して、お静は慎之助をどう思うかと聞き返す。これまでは誰かが嫁ぐと兄弟が一人ずつ他人になっていくような気がしたが、あの人とは兄弟が一人増えたような気分だと言う。

結婚式の直前、お静は慎之助に会い、形だけの嫁にしてくれと言い出した。彼女はお遊びさんの心を見抜いてしまったと言う。自分は上部だけの嫁でいいから、お遊さんを幸せにして欲しい。そう頼むお静に、慎之助は「結婚は約束事だから、君に連れなくすることはできない」と言う。しかし、お静は慎之助の本心も見抜いていた。お遊さんから愛する人を奪うようなことはできない。泣いてそう言うお静に慎之助は困惑した。

お遊さまのあらすじ【転】

見せかけの結婚を済ませ、夫婦になった慎之助とお静は、お遊と散歩に出かけた。それから茶店に出かけた慎之助たち。慎之助とじゃれ合うお遊を見て、店の女将は慎之助とお遊が夫婦なのだと勘違いをした。気を良くするお遊。お静は複雑な心境だったが、沈黙で堪えようとした。

お静の葛藤を見抜いた慎之助は、お遊に隠れてお静に本当にこのままでいいのかと聞く。本当は本物の夫婦になりたいんじゃないかと問い詰めるが、お静は「お遊さんを幸せにしてやって欲しい」の一点張り。そう思っているようには見えないと慎之助は言うが、お静はあのときと気持ちは変わっていないと彼を突き放す。

三人揃って出かけてばかりの慎之助たちの関係を周囲は怪しんだ。叔母にお前の嫁はお静なのだと諭される慎之助。一方、お遊も金満家から実家へ戻るよう促された。

お静は、これで自由の身になったのだから良かったじゃないかと、お遊さんを励ます。屋敷に居られなくなったのなら、自分たちと三人で暮らせばいいと続ける。そんなことをしたら、あんたたち夫婦が気の毒だとお遊さんはその話を断る。

お遊さまのあらすじ【結】

お静の様子を妙に思ったお遊さんは、隠し事があるのかと問う。お静は本音を打ち明ける。自分がお静を不幸にしていたと知ったお遊は自分に落胆し、兄に進められるまま、伏見の酒造家のところへ嫁ぐことに決めた。二人の思いの板挟みになって憔悴した慎之助は、一人海岸で打ち拉がれる。

慎之助の家が破産し、裕福な暮らしができなくなってしまったが、彼の子を宿したお静は幸せを感じていた。しかし、お遊がいなくなった後も慎之助は彼女のことばかりを思っていた。慎之助の心情を見抜いたお静は、本当は彼を独り占めしたかったと打ち明ける。産後、お静は子を残し死んでしまった。

伏見にある大きな屋敷で暮らしていたお遊は、屋敷の使用人から家の前で捨て子を見つけたと聞かされる。使用人が捨て子を拾ってお遊に見せると、その子は一通の手紙を持っていた。裏返してみるとそこには慎之助の名が書かれていた。自分宛に書かれたその手紙を読んだお遊は、お静が残したその子を育てる決心をした。

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