映画『ペット・セメタリー』あらすじネタバレ結末と感想

ペット・セメタリーの概要:家族を思うあまり、ペットの墓地の奥に隠された腐った土地で蘇りの儀式を行った男の悲劇を描いたホラー映画。原作はスティーヴン・キングのホラー小説。原題は「PET SEMATARY」。

ペット・セメタリー あらすじネタバレ

ペット・セメタリー
映画『ペット・セメタリー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ペット・セメタリー あらすじ【起・承】

新しい家に越してきた医者のルイス・クリード、妻レイチェル、娘エリー、息子ゲイジとペットの猫のチャーチ。
だが、引っ越した家の目の前にはトラックの通りの激しい道路があり、庭からは“ペットの墓”に伸びる道があった。
そして、道路を挟んだ家に住む老人ジャドと親しくなった一家。

出勤初日、ルイスはトラックに轢かれた青年ビクター・パスコウの治療をするが、彼は息を引き取った。
その夜、ルイスの夢の中に現れたパスコウは、最後まで見捨てなかったお礼にと、ルイスを“ペットの墓”に連れていく。
そして“ペットの墓”の先にある場所には、決して入らないようにと忠告する。

感謝祭を、シカゴにある実家で祝う事になったレイチェルと子供たち。
ルイスはレイチェルの父と折り合いが悪く、家で留守番することにした。

レイチェルたちを見送った後、ジャドからチャーチが死んでいると知らせが入る。
ジャドは思いついたように“ペットの墓場”の先、夢でビクターに入るなと言われた場所へ案内する。
ミクマク族の墓地だというその土地に、チャーチを埋めるルイスとジャド。

翌朝、死んだはずのチャーチは戻ってきた。
ジャド自身も昔、愛犬スポットを失くした時に儀式を行った。
しかし中身は、スポットではなくなっていた。

ペット・セメタリー あらすじ【転・結】

その後、通いの家政婦をしていたミッシーが自殺。
レイチェルは幼い頃に不治の病だった姉ゼルダの面倒を見ていて、最期を看取ったという経験から、必要以上に死に敏感だったために寝込む。

ミッシーの死のショックも和らいだ頃、ゲイジがトラックに撥ねられて命を落とす。
ゲイジの葬儀でルイスはレイチェルの父に責められ、レイチェルとエリーは実家で過ごす事に。
正気を失いつつあったルイスは、ミクマク族の墓地にゲイジを埋めて蘇らせる。

ジャドは昔、墓地での儀式で蘇った青年ティミーが人間ではなくなっていて、殺すしかなかったと言って止める。
パスコウの霊にも止められるが、ルイスは儀式を行った。

エリーはパスコウの霊からのSOSを受け取り、泣き付かれたレイチェルは自宅に戻ることに。
パスコウの霊が陰ながら助けていたが、墓地の悪霊の力のほうが強かった。
それでも何とか自宅までたどり着いたレイチェル。

蘇ったゲイジはジャドを殺害し、レイチェルもおびき寄せて殺してしまった。

疲れて眠っていたルイスが目を覚ますと、土まみれの足跡からゲイジが戻ったと喜ぶ。
しかしゲイジからの、ジャドとレイチェルを殺したという電話に驚愕。

2人の遺体を見つけたルイスはゲイジに2度目の死を与え、レイチェルの遺体で儀式を行った。
パスコウの声もルイスには響かない。

戻ってきたレイチェルと抱き合うルイスは、彼女が刃物を手にした事にも気付かなかった。

ペット・セメタリー 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:1989年
  • 上映時間:103分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス
  • 監督:メアリー・ランバート
  • キャスト:デイル・ミッドキフ、デニース・クロスビー、フレッド・グウィン、ブラッド・グリーンクイスト etc

ペット・セメタリー 批評・レビュー

映画『ペット・セメタリー』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ホラー小説の王様S・キングが描く父の狂気と家族愛

原作を書いた小説家スティーヴン・キングが脚本も手掛けた作品。

ミクマク族の墓の土地が腐っている理由などには一切触れず、その土地に遺体を埋めてはいけないというタブーと、過去に起こった出来事だけしか語られない。
そこを使って猫チャーチ、息子ゲイジ、妻レイチェルをよみがえらせていく、ルイスの狂気じみた家族愛が表現されているストーリー。

ミッシーの自殺が、レイチェルの過去を語らせるきっかけ程度にしかなっていないのが残念。
また、最後まで見捨てなかったという理由でルイス家族を助けるパスコウも、見た目がグロテスクなままなので、いい幽霊というイメージに結び付きにくい。

ゲイジをよみがえらせてからのルイスの暴走には違和感を覚え、あれだけ執着していたゲイジはきっぱりあきらめて、レイチェルだけよみがえらせるのは不自然。
よみがえって別のものになったゲイジを、容赦なく殺すのはツッコミどころ。
別の魂になったとはいえ、引っ越しのシーンでは歩くのもおぼつかなかったゲイジが機敏に動けるのもツッコミどころのひとつ。

特殊メイクのクオリティが高い

1989年の映画にしては、頭が割れた状態のグロテスクな外見のパスコウがリアルで、完成度が高い。
また、猫のチャーチの遺体のぬいぐるみ感も少ない。

よみがえったゲイジが殺人を犯していくシーンの残酷描写は、苦手な場合は目を瞑りたくなるようなもの。
レイチェルの目に映るゲルダの不気味な怖がらせ方も、驚くほどよくできている。

ラストでよみがえったレイチェルのグロテスクな見た目も、パスコウ同様に完成度が高いものになっている。

ペット・セメタリー 感想まとめ

原題が「PET SEMATARY」とあるが、墓地(セメタリー)の本来のスペルは「CEMETERY」。
子供たちが、大切にしていたペットの墓を作ったという設定から、子供が間違えやすいスペル間違いを使っている。
原作小説は「ペット・セマタリー」。

1989年らしからぬリアルな残酷描写たっぷりに、狂気に駆られた父ルイスの家族愛を描いているが、その狂気に感情移入しにくい。

グロテスクな外見に似合わず陽気な性格をしていて、ルイスたちを助けようと奮闘するパスコウというキャラクターが印象に残る。

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