映画『ポカホンタス』あらすじネタバレ結末と感想

ポカホンタスの概要:『ポカホンタス』は、アメリカ先住民の娘とイギリス人青年の恋を描いたディズニー長編アニメーション。ポカホンタスは実在したネイティブアメリカンで、ディズニーで実在の人物を扱うのはこれが初。

ポカホンタス あらすじネタバレ

ポカホンタス
映画『ポカホンタス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ポカホンタス あらすじ【起・承】

大航海時代。イギリス人探検隊はアメリカ大陸に渡り、植民地ヴァージニアに向かう。
その地では先住民族が暮らしていたが、イギリス人たちは彼らの許しもなく土地を掘り、森を伐り、金を求めた。

先住民族の娘・ポカホンタスは、族長の娘。村一番の英雄ココアムとの結婚を勧められるが、他人の勧めで結婚しては自由がなくなる、自分の意志では生きられなくなると感じ、悩む。その頃にイギリス人たちが巨大な船でやってきたのだった。
ポカホンタスは、探検隊の一人の青年・ジョン・スミスと出会い、恋に落ちる。
異民族同士の二人は、肌の色や文化も違えば、言葉も通じない。しかし、心は通じ合っていた。

しかし、イギリス人たちは新しい土地を好き勝手に開拓しはじめ、イギリス人と先住民族との間には緊張感が高まる。

ポカホンタスとスミスは、お互いに人の目を避け、暗くなってから逢引きしていた。ところが、ポカホンタスを心配してあとをつけた村の英雄ココアムに二人でいるところを見られてしまう。
ココアムはスミスに襲い掛かるが、それをまた離れたところで見ていたイギリス人・トーマスが銃で撃ってしまう。

ポカホンタス あらすじ【転・結】

トーマスを庇ったスミスは、先住民族に捕らえられてしまった。
この事件で、先住民とイギリス人探検隊との間の溝は決定的なものとなり、両者は戦闘態勢に入った。

スミスは処刑されることになったが、ポカホンタスはスミスの前に立ちはだかって必死でやめるように訴えた。族長である父は、娘の真剣な姿に心を打たれ、スミスの処刑を取りやめて彼を解放する。二人の姿を見た族長は戦いをやめることを決め、事態は収束したかと思われた。
ところが、これが気に食わなかった探検隊の総監ラトクリフは族長を撃ってしまう。それを身を挺して庇ったスミスは重傷を負ってしまうのだった。

ラトクリフは探検隊員たちに捕らえられたが、これ以上開拓を進めることはできなくなった。スミスはすぐにでも本国へ戻って治療する必要がある。
スミスは、ポカホンタスについてきてほしいと言う。族長たちもポカホンタスの意志を尊重すると言った。この地に残るか、愛する人と共に新たな地へ旅立つか、人生の選択を迫られたが、ポカホンタスが選んだのはこの地に留まることだった。

ポカホンタス 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1995年
  • 上映時間:81分
  • ジャンル:ラブストーリー、伝記、ミュージカル
  • 監督:マイク・ガブリエル、エリック・ゴールドバーグ
  • キャスト:メル・ギブソン、アイリーン・ベダード、デヴィッド・オグデン・スタイアーズ、ラッセル・ミーンズ etc

ポカホンタス 批評・レビュー

映画『ポカホンタス』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

史実を捻じ曲げた白人による「ポカホンタス伝説」

この映画だけ見れば、先住民族の娘と白人の心優しい青年が手を取り合って平和をもたらした美談に思える。
しかし、そんなものは白人の都合のいい解釈にすぎない。ポカホンタスという女性(本名はマトアカ)が開拓使の男と恋に落ちたなんていう史実はない。たしかに彼女は開拓使の男の命を救ったが、それはほんの10歳ごろの話だったらしい。そして彼女はイギリスに渡ってイギリス人男性と結婚したが、それは誘拐された結果、捕虜となった彼女が解放される条件だったからだ。
こういった事実から、ディズニーでの映画制作を受けてインディアンからかなり抗議されたらしい。

普通に考えれば金目当ての白人たちが新大陸に上陸して先住民を迫害し、土地を奪った上で成り立ったのがアメリカである。その事実は変えようもないが、こうして先住民といい白人が手を取り合って平和的に解決した「美談」として持ち上げてしまったのは白人のエゴというよりほかない。そもそもジョン・スミスは正義感の強いいい青年などではなく、実際は野心家で、彼に後々再会したマトアカは激怒したという話もある。スミスの話は自分の名声のための作り話だったという説もある。

映画としては傑作

子供には分かりにくいテーマだし、人種差別的要素も含み史実を捻じ曲げた問題もあるけれど、物語としては傑作だと思う。ミュージカルとしてもすぐれているし、白人主人公ばかりだったディズニーの数少ない有色人種の主人公の物語だというのも興味深い。

ポカホンタス 感想まとめ

フィクションとしては本当に感動的な純愛ストーリーで、これが史実だったらどれだけいいかと思うが、現実はそんなにきれいではない。
ポカホンタスはアメリカ人にとってはいいインディアンとして伝説的な女性になっているわけで、この映画の内容を信じている人もいるのかと思うと何とも言えない。アメリカらしいというかなんというか、白人にとって自分たちの邪魔をしないインディアンはそりゃあ「いいインディアン」だっただろうが、一方的な視点だけで語っていいものなのか疑問である。

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