映画『真実の行方』あらすじとネタバレ感想

真実の行方の概要:教会の大司教が、使徒に殺される不可解な事件が起きる。担当する弁護士が見た真実の向こうにあった現実は今まで隠されていた教会の裏の顔だった…。鬼才エドワード・ノートンの出世作にして代表作。

真実の行方 あらすじ

真実の行方
映画『真実の行方』のあらすじを紹介します。

シカゴのカトリック教会で大司教のラシュマン(スタンリー・アンダーソン)が殺害され、事件当時現場に居て逃亡したと思わる青年アーロン(エドワード・ノートン)に容疑がかかった。
ゴシップ好きの元検事の弁護士マーティン(リチャード・ギア)はアーロンの弁護を興味半分に引き受ける。

アーロンの二転三転する供述と、事件当日の本人の記憶の曖昧さから、マーティンはアーロンに裁判では平常心を保つ様に注意する。
しかし初公判で州検事ショウネシー(ジョン・マホニー)が、検事として指名したのは、マーティンの元恋人ジャネット(ローラ・リニー)だった。

アーロンを殺人罪で起訴しようとするジャネットに対し、あの手この手で時間稼ぎをして裁判を引き伸ばそうとするマーティン。
マーティンは、殺された大司教は土地開発を中止に追いやった件で投資家や検事から恨まれていた事を突き止める。それを立証すべくヤクザのピネロ(スティーヴン・バウアー)を証言台に立たせようとするが、公判の前に彼は水死体で発見されてしまう。あー

マーティンが法廷でジャネットと戦う間、マーティンからアーロンの精神鑑定を任されていた医師のアーリントン(フランセス・マクマーンド)は、アーロンの彼女で事件後に行方をくらましたリンダ(アザレア・ダヴィーラ)について質問する。
するとアーロンはまるで別人になったかの様に、取り乱したのだ。

彼に何が起こったのか。
その先にあるのは、マーティンさえ予測しなかった事件の真相だった…。

真実の行方 評価

  • 点数:90点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:1996年
  • 上映時間:131分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:グレゴリー・ホブリット
  • キャスト:リチャード・ギア、ローラ・リニー、ジョン・マホーニー、アルフレ・ウッダード etc

真実の行方 ネタバレ批評

映画『真実の行方』について、感想批評です。※ネタバレあり

大司教の裏の顔

ジャネットは、教会の図書でアーロンが読んだと思われる本の謎の一文を発見する。
それは、ナサニエル・ホーソンの『緋文字』の頁で、内容は『2つの顔を持つ者はどちらが本物かをやがて忘れてしまう』というものだった。
もしかするとアーロンは二重人格者なのではないか、別の人格が出た場合の記憶は一切ないのではないかとマーティンに詰め寄るジャネット。

マーティンは、大司教の一件を洗いなおすと、アーロンの部屋に忍び込んだ事があるという青年アレックス(ジョン・セダ)に出くわす。
彼はマーティンに、その時大司教が行なっていた『悪魔祓い』の様子をビデオに映し出していた。そこにあったのは大司教が人々から慕われていた全く『別の顔』だった。

大司教から性行為を強要され、アーロンは大司教を殺したとすれば、話の筋は合う。マーティンはショックを隠しきれなかった。

アーロンの二重人格の意味とは

最終公判で、マーティンは『賭け』に出る。
ジャネットにわざとアーロンを動揺させるような揺さぶりをかけ別人格である『ロイ』を表面に出すという方法だった。
アーロンは、激しく同様し別人格を露見させ法廷は収支が着かなくなり、アーロンは精神異常者として収監される事となった。

しかしそれは、アーロンの『芝居』だった事は、マーティンが知るよしもなかった。

アーロンの目的とは

アーロンは『ロイ』という別人格になっている間は『記憶がない』と言い張っていた。
しかし収監された後、マーティンに『検事さんによろしく』と皮肉めいた笑いを浮べつぶやいた。

最初から『アーロン』という人格は存在しない、貴方なら気がついてくれたはずだと、笑うアーロン。
大司教もリンダも最初から殺すつもりだったのにと、せせら笑うアーロンの姿を目の当たりにして、うなだれるマーティンの姿で映画は終わる。

真実の行方 感想まとめ

この作品公開当時、アーロン役はレオナルド・ディカプリオが熱望したとして知られていた。
それを奪い取り一躍スターダムに登りつめたのがノートンだった。

特に映画のラストシーン。アーロンの化けの皮が剥がれる所は、ディカプリオが演じたとすれば、観客は意外性を感じなかっただろう。
当時役者として無名かつイエール大学卒の秀才とだけ知られていたノートンが演じたからこそ、あのラストは観客を震え上がらせる事が出来た。
ノートンの今後のキャリアを位置づける決定的な一作となったという点では、この作品見逃せない上に、ストーリー構成もあきさせないのでお勧めである。

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