映画『リアル・スティール』あらすじネタバレ結末と感想

リアル・スティールの概要:監督はショーン・レヴィ。主演は『X-MEN』『レ・ミゼラブル』のヒュー・ジャックマンが務める。原作は、リチャード・マシスンの短編小説『四角い墓場』。近未来の世界を描くSF映画である。

リアル・スティール あらすじネタバレ

リアル・スティール
映画『リアル・スティール』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

リアル・スティール あらすじ【起・承】

舞台は2020年。ロボット工学の技術が発達した世界では、人間同士の格闘技はもう古く、ロボット同士を過激に戦わせるスポーツに人々は熱中していた。チャーリー・ケントンはプロボクサーだったが、業界そのものが廃れてしまったせいで夢破れて自暴自棄の中、今は中古のロボットを戦わせて適当に金を稼ぐ毎日だった。

そんなある日、元妻が死んだという連絡があり、息子マックスの親権をめぐって家庭裁判所に呼び出される。チャーリーは全く引き取る気はなく手放すつもりだったのだが、義両親が裕福なのを知り、マックスの親権を10万ドルで手放すと持ち掛ける。義両親は、旅行に行く間マックスを預かることを条件に、チャーリーに前金を渡した。マックスを育てる気などさらさらないチャーリーと、金で売られたマックスはうまくいくはずもなく、険悪な親子関係だった。

そんな中、チャーリーはもらった金で新しいロボットを買うが、そのロボットもすぐ試合に負けて壊れてしまった。仕方なくスクラップ工場に忍び込んだ二人は、「アトム」と呼ばれる旧式のロボットを発見する。現代のロボットに比べて、あまりに古く機能の劣る「アトム」、チャーリーは使い物にならないとがっかりしていたが、「アトム」がマックスのダンスを真似ている姿を見て、視覚認識で同じ動きをコピーしていることに気が付いたのだった。

リアル・スティール あらすじ【転・結】

チャーリーのゲーム好きが功を奏し、またチャーリーが教えたダンスが試合前のパフォーマンスとして観衆に受け、「アトム」は試合において勝利を重ねるたび、どんどん注目を浴びるようになっていった。マックスは、天才プログラマーのマシドが設計した、今や世界でナンバーワンの強さを誇る「ゼウス」に宣戦布告をする。

そんな中、かつて借金を踏み倒した相手が現れ、チャーリーは痛めつけられてしまう。共に試合を勝ち抜くうちに、マックスに対し愛情が芽生えていたチャーリーは、旅行から帰ってきた義両親に5万ドルの受け取りを拒否したうえでマックスを返した。彼らのもとにいた方が幸せになれるし、安全だと考えたのだ。しかし、マックスはもうチャーリーを父親として慕っていたため、自らの意志で義両親のもとを飛び出し、チャーリーのもとへ戻ってきた。

そして、決戦の日。世界の注目を浴びるスタジアムで、最新の巨大なロボット「ゼウス」と、古めかしい「アトム」が対峙する。激しい試合の中で「アトム」は粘るも、コマンド入力の機能を破壊されてしまう。いまだにボクサーとして、ボクシングを忘れられずに鍛えていたチャーリーは、マックスに促され、「アトム」の視覚認識で動きをコピーする機能を使い、リングの脇でシャドウボクシングを展開した。その通りに動き、「ゼウス」を圧倒する「アトム」、観客の目には、まるで「ゼウス」とチャーリーが戦っているようにさえ見えた。

僅差で動きが止まってしまったのは、「アトム」だった。しかし、観客が讃えたのはチャーリー親子と「アトム」であった。

リアル・スティール 評価

  • 点数:95点/100点
  • オススメ度:★★★★★
  • ストーリー:★★★★★
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★★
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:128分
  • ジャンル:SF、ヒューマンドラマ、スポーツ
  • 監督:ショーン・レヴィ
  • キャスト:ヒュー・ジャックマン、ダコタ・ゴヨ、エヴァンジェリン・リリー、アンソニー・マッキー etc

リアル・スティール 批評・レビュー

映画『リアル・スティール』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

文句なしに

面白かった。まず、単純な親子ドラマがいい。ロクデナシな父親と、意地っ張りのひねくれ息子が、ぶつくさ言いながら、でも一生懸命歩み寄っていく姿がまっすぐ描かれている。お互い不器用でうまく感情を表せないくせに、試合に勝った時だけ抱き合って大喜びする姿に胸が熱くなったし、男同士の親子ならではの関係性なのだろうと感じた。

ロボットがかっこいい

ロボット自体にそもそもの興味がない私でも、どのロボット同士の試合にもドキドキワクワクした。恐らく、殴り合うというのがよいのだろうと思う。ビームが出るとか銃で撃つのではなく、鉄の拳と拳がぶつかり合って、重たい音を立て火花を散らせる。小さい奴が小回りで勝り、デカイ奴はそれだけで強そうに見える、といった子供のころにわくわくした気持ちがそのまま蘇ってくる。

また、アトムがいい。アトムという名前もさることながら、シンプルな顔立ちや、身体は昔ながらの「おもちゃ」のような風体で、恐らく見ている大人のノスタルジーを刺激する。未来の世界に、かつて現代の私たちが夢中になったような過去のロボットが大活躍するという設定だけで、もう面白いに決まっているだろうというくらい、ニクい設定になっている。

ヒュー・ジャックマンはなんでもできる

この映画を観るまではウルヴァリン(X-MEN)のイメージが強かったのだが、彼が演じる情けないだめおやじチャーリーもまた、ハマり役だった。だめなだけではなく、モーテルの脇で体を鍛えているシーンはめちゃくちゃにかっこいい。なんというか、かっこいいとだめさ加減が絶妙すぎた。ボクサーとしてやっていけなくなった辛さや、その結果だめだめに堕ちてしまった弱さも何もかも愛しく思えてくるのだ。そのため、最後のリング脇のシーンなんてもう感情移入しすぎて大号泣だった。

リアル・スティール 感想まとめ

始終チャーリーとマックスと一緒に、泣いたり笑ったり試合に勝って喜んだりして、とにかく胸が熱くなる映画である。親子愛も詰まっているし、ロボットはかっこいいし、ヒュー・ジャックマンの演技派は絶妙すぎて愛しいし、細かくは書かなかったがチャーリーの恋人の気持ちも切なく存分に描かれているし、試合もお約束だけれどそんなの感じさせないほどうまい演出だし、ということなしの映画だ。また、観る人も選ばないと思う。大人から子供まで、親子でも、またカップルでも観て楽しめる作品だった。

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コメント

  1. 匿名 より:

    ほんと最高の映画でした。