『超高速!参勤交代』あらすじ&ストーリー考察・解説

脚本は第37回城戸賞を満場一致で受賞している期待作。主演に佐々木蔵之介、ヒロインに深田恭子を抜擢!監督は『釣りバカ日誌シリーズ』『ゲゲゲの鬼太郎』などの本木克英。

あらすじ

超高速!参勤交代あらすじを紹介します。
1735年、湯長谷藩は江戸から参勤交代で帰国した。1年ぶりの故郷を懐かしむ一行にもとに悪い知らせが届いた。老中・松平信祝から「5日以内に再び参勤交替せよ」と命じられ、混乱する藩内。
江戸までは最低でも7日はかかってしまうので、5日以内の参勤交代はどう考えても不可能だった。藩主・内藤政醇は家老・相馬に意見を求め、少人数で山中を通り抜けて江戸まで走り続けることを提案。
これを受けて作業にとりかかる中、抜け忍・段蔵が現れ、山中の案内をしてくれることになった。
実はこの参勤交代は湯長谷藩の金山を強引に手に入れようとする信祝が仕掛けた罠で、道中には信祝が仕向けた刺客がやまほど待ち構えていた。そして、段蔵にも目論見があったのだった。

評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2014年6月21日
  • 上映時間:119分
  • ジャンル:コメディ、時代劇
  • 監督:本木克英
  • キャスト:佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文、上地雄輔 etc…

ストーリー考察・解説

『超高速!参勤交代』について、3つ考察・解説します。※ネタバレなし

久々の笑える時代劇コメディ

近年の時代劇コメディは、かなり出来の悪いものばかりでした。おどけ演技だけで笑わせにきているような状態で、あざとさばかりが目についていました。しかし、『超高速!参勤交代』は笑えます。もちろんおどけ演技はあるのですが、設定の素晴らしさとバカバカしさがこれを見事にカバーしています。さすがに優れた脚本でした。終盤にはやや迫力のあるアクションシーンもあり、家族連れで楽しめる映画ですね。

せっかく深田恭子が出ているのに…

深田恭子が久々にヒロインとして映画に出演しています。登場シーンから途中までは魅力的な役を演じていたのですが、途中から存在感が全くなくなってしまいましたね?ただの置物にしかなっていません。画面に写っているからいいじゃないかって、そういう問題でもないので…。彼女の演じるお春は複雑な経歴を持つ人物なのですが、ラストでの進化?にはがっかりしましたよ!退化じゃないの…。せっかく代表作になりえそうな映画だったのに、もったいないですね。

フィルム・コミッション未遂

湯長谷藩は現在の福島県いわき市周辺なのですが、撮影は松竹撮影所、兵庫県、福井県などで行われており、福島県では撮影されていません。せっかく福島県を盛り上げられるような映画なのに、おそらく脚本はそのような意図で製作されているのに、もったいなさすぎです!今後映画界では、福島県をドキュメンタリーの題材程度の扱いしかできないのではないか?と思ってしまいますね。どこでも撮れそうな映像ばかりなのに、もったいないと思いませんか?

まとめ

超高速!参勤交代は、肩の力を抜いて楽しめるコメディ映画ではあります。さすが松竹制作のコメディ映画だな〜といった感じ。しかし、ところどころに納得がいかないところがあるのが残念。
解説にも書いた深田恭子の魅力を生かし切れないヒロインの出番の少なさと福島県を題材にしているのにフィルム・コミッション無視のほか、
全体的に迫力にかけるストーリー展開、ありきたりなラスト、やっぱり気になるおどけ演技など、もうちょっとなんとかなったんじゃないのか?と思いますね。
本木監督はあまり演出のうまい監督ではなく、題材や設定一発で儲けられる映画を監督してきた人なので、こういう部分に文句を言うのはお門違い…?いやいや、ちゃんとやってくださいよ!久々に脚本が面白い映画を監督したんだから!
今作もヒットするだろうし、また監督の依頼がくるんでしょうが、次は面白い設定・脚本を邪魔しないようにしてくださいね!

Amazon 映画『超高速!参勤交代』』の商品を見てみる