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映画『超高速!参勤交代 リターンズ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』の概要:湯長谷藩主の内藤政醇は参勤が無事に終わり、娶ることを決めたお咲を伴って城に帰ることにした。だが、その道中、湯長谷で一揆が起こったと報告を受ける。内藤達は目付が行くまでに、一揆を治める必要があった。

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映画『超高速!参勤交代 リターンズ』の作品情報

超高速!参勤交代 リターンズ

製作年:2016年
上映時間:119分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、時代劇
監督:本木克英
キャスト:佐々木蔵之介、深田恭子、伊原剛志、寺脇康文 etc

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』の登場人物(キャスト)

内藤政醇(佐々木蔵之介)
湯長谷藩主。家臣や民達のことを何よりも大切にしている。よく仕事をサボっては、村に行き民と交流している。
お咲(深田恭子)
内藤政醇の結婚相手。元遊女。気が強い性格。政醇との身分の差を気にしている。
雲隠段蔵(伊原剛志)
女性が苦手。結婚しており、子供がいる。元忍び。内藤政醇の仲間。
鈴木吉之丞(知念侑李)
湯長谷藩の側用人。弓の使い手。美丈夫で、女性によくモテる。
増田弘忠(柄本時生)
湯長谷藩の馬廻。「増田の千里眼」という異名を持ち、遠くの文字でも読むことができる。
松平信祝(陣内孝則)
老中。蟄居の刑に処されていたが、日光社参の恩赦で解かれる。八代将軍・徳川吉宗と内藤政醇を始末しようと暗躍する。

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』のあらすじ【起】

1735年(享保20年)、江戸・千住大橋。湯長谷藩主の内藤政醇は参勤を終えたため、家臣達を連れて城に戻ろうとしていた。しかし、行列の費用があまり無いことが判明する。内藤達は費用を抑えるため、帰りも走って帰らなければならなかった。上の者は、一番遅れた者は半年間俸禄をなしにすると宣言し、下の者のやる気を鼓舞した。

1か月後。八代将軍・徳川吉宗が日光社参のために旅立った。日光社参とは、江戸幕府を開いた徳川家康を神として祀った、日光東照宮に参拝する一大行事である。莫大な費用がかかるため長らく見送られていたが、吉宗が65年ぶりに復活させた。行列の人数は13万人を超えた。

磐城・湯長谷(福島県いわき市)農民達が殿様の帰りを待ちわびながら、田んぼ仕事に精を出していると、米を求めて農民達が襲ってきた。農民達は成す術なく米俵を奪われてしまう。その頃、内藤達一行は、金を稼ぎながら城に戻っていた。武具奉公の荒木源八郎が道場破りを行ったり、膳番の今材清右衛門が料理番の手伝いをして働いたり、側用人の鈴木吉乃丞が矢当てで賞金を取ったりしていた。さらに、馬廻の増田弘忠は猿の菊千代と共に、見世物をして金を稼いだ。

内藤は宿屋で家臣達と、お咲との結婚を祝って飲んで騒いだ。だが、お咲は内藤の親戚筋が結婚に反対していると、家臣達が噂しているのを聞いてしまう。お咲が元遊女なのが原因だった。複雑な思いを抱きながら、内藤にそのことを話そうとしていると、江戸家老の瀬川安右衛門が慌てた様子でやって来て、一揆が起こったと進言した。

目付が湯長谷へ向けて出発しており、後2日ほどで到着予定だった。内藤は明後日までに城へ戻り、一揆の裁きをつける必要があった。そうしなければ、お取り潰しは確実だった。参勤のときよりも倍の速さで帰らなければならないと知り、家臣達は無理だと頭を抱えた。だが、内藤は諦めなかった。家老の相馬兼嗣にいい案がないか考えさせた。それにより、飲まず・眠らず・休まず・止まらず・荷物も持たず・丸腰で走ることになる。だが、参勤は終わったが交代の途中のため、大名行列の威容を保たなければならなかった。その費用を捻出する必要があったため、お咲は結婚を取り止めて宿屋で働くと声を上げた。しかし、それを鈴木が止めた。家臣達は誰もそれを望んではいなかった。内藤は瀬川にお咲のことを頼み、他の家臣と共に出立した。

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映画『超高速!参勤交代 リターンズ』のあらすじ【承】

1日目。夜がまだ明けていない浜辺を、内藤達は走っていた。お咲も早く移動できる簡易の籠に乗り、瀬川と共に出立した。内藤達は川を渡っていたのだが、相馬が溺れてしまう。鈴木が助けに向かうが、流木にぶつかり流されてしまう。内藤達は鈴木の身を案じながらも、時間が残されていないため、捜索をせずに城への道を急いだ。

相馬は大名行列のために何とか30人を雇い入れるが、その人数を100人にみせる必要があった。さらに、他の大名が置いていった壊れた道具しか手に入らなかったため、それで大名行列を行わなければならなかった。内藤達は不安を抱きながらも、町へと向かった。足りない人数は、棒や布で作った人形で誤魔化した。相馬は宿場を通過する間際、菊千代を使って役人の目を誤魔化した。

2日目。内藤達が先を急いでいると、関所が立っていた。実は、内藤に恨みがある老中の松平信祝が、内藤達の行く手を阻もうと裏で手を引いていた。増田は役人が持っている手配書を確認し、自分達が謀反人として指名手配されていることに気づく。相馬は内藤達を死体に偽装し、荷台に乗せて運ぶことにした。役人達に怪しまれるが、何とか無事に関所を通ることに成功する。

内藤達は森を抜けている最中、不審な集団(松平の手下)に襲撃される。荒木を筆頭に、刀を取って戦った。すると、敵の中に、内藤の友人の雲隠段蔵の姿があった。段蔵は娘を人質に取られていた。それを見た内藤達は戦うことを止める。相馬は隙を見て、人質に取られていた段蔵の娘を救い出した。

内藤達が城に戻ると、旗や荷物などが燃やされていた。目付は既に帰り、湯長谷藩は改易になったのだ。一揆を防げなかったことがお取り潰しの理由で、湯長谷藩の代わりに尾張柳生が治めることが決まっていた。内藤達は町に残っていた、次席家老の福田弥之助から話を聞くことにした。

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』のあらすじ【転】

湯長谷藩江戸屋敷にいる家臣達も、屋敷を追い出されることになった。祐筆の秋山平吾は、詮議もろくにしないまま湯長谷を潰した信祝が許せず、復讐することを決意する。政醇の娘である琴姫は秋山の身を案じ引き止めようとするが、秋山の決意は揺るがず、脱藩を覚悟して旅立っていった。秋山は信祝の屋敷を襲撃しようとするが、南町奉行の大岡忠相に止められる。

福田は突然一揆が起こり、城の中まで攻め込まれたことを内藤達に話した。藩士はおろか、女子供まで捕らえられていた。一揆を起こしたのは農民に扮した武士の集団だった。女性達は皆無事だったが、櫓の中に閉じ込められていた。

大岡は先頃あった幕閣殺しの件に信祝が関わっているとみて、調査を進めていた。信祝を裁こうとしているのだ。秋山はその件を手伝わないかと、大岡に誘われる。一方、内藤達が一揆を起こした人物に関して考えを巡らせていると、段蔵が現れ、信祝の仕業だと教えられる。信祝が日光社参の恩赦で蟄居を解かれたと知り、内藤達は驚きの声を上げた。

内藤は農民に扮し、民達の様子を見に行った。すると、田んぼは荒れ果て、食べ物も奪われ酷い有り様であることが分かった。民達は殿様がいないせいで襲われたのだと、内藤を責め立てた。内藤はただ謝ることしかできなかった。内藤が肩を落としながら歩いていると、お咲と瀬川が到着した。

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

内藤はこれからの湯長谷を思い、不安で押し潰されそうだった。すると、お咲に上手くいかなかったら、一緒に死ぬ覚悟があると言われる。内藤はお咲に励まされ、民のために炊き出しをすることを決める。お咲は村の女性の手を借りながら、炊き出しを行った。その時、村の女性から、内藤の嫁として歓迎される。お咲はそんな村人達の気持ちが嬉しくなった。その時、尾張柳生の仲間の者が現れ、お咲は捕らわれてしまう。

城の様子を伺っていた段蔵から、内藤は報告を受ける。城内に捕らえられている藩士が、明日打ち首になり、それを信祝が視察に来るというものだった。内藤が驚いていると、農民の子供が助けを求めてやって来る。尾張柳生が道場を建てるため、畑に杭を打ち込んでいた。内藤は悲しむ民のため、城を奪い返す覚悟を決める。

大岡は尾張柳生の仲間である僧侶を捕まえた。誘導尋問を行い、信祝と懇意にしていることを白状させる。さらに、秋山は僧侶の仲間を倒したときに見つけた手紙を取り出し、僧侶達が徳川吉宗を殺そうとしていた事実を突きつけた。大岡は動揺する僧侶を見て、それが真実であることに驚いた。信祝が湯長谷に出立したのは、暗殺のとき江戸にいないという事実を残すためだった。

内藤達は槍に手紙を巻き、櫓に投げ入れた。女性達はそれを読み、隠していた武器を持って立ち上がった。そして、内藤達と合流すると、武器を渡した。内藤は段蔵と共にお咲を救い出した。しかし、お咲は内藤の足手まといになるのは嫌だと、結婚を取り止めようとした。内藤はそんなお咲を叱り、思いを伝えようとした。だが、敵が襲ってきてしまう。内藤はお咲に好きだと告白しながら、敵を倒した。

内藤・家臣達・女性・生きて戻ってきた鈴木は、尾張柳生の者達と戦った。尾張柳生の諸坂三太夫は荒木に敗れ、仲間の柳生幻道に殺されそうになる。だが、内藤がそれを助けた。諸坂は柳生を刺殺すると、仲間を連れて柳生に戻ることを決める。諸坂は内藤に、信祝が徳川吉宗の命を狙っていることを伝え、気をつけろと忠告した。

信祝は内藤を殺すため、1000人の兵士を引き連れ湯長谷に進軍してきた。内藤は民や家臣達を守るため、1人で戦に行くつもりだった。だが、家臣達や段蔵は、内藤に最後までついて行くと進言した。内藤は6人の仲間と共に、信祝が連れてきた兵士達と戦った。内藤達は煙玉を使い、敵の目をかく乱した。だが、取り囲まれてしまう。内藤は悔い改めて湯長谷で暮らさないか信祝に尋ねた。信祝は嘲笑い内藤を殺すよう命じるが、誰も動こうとはしなかった。そこに、大岡と老中首座・松平輝貞が現れる。輝貞は信祝の老中の任を解き、古河藩本多忠良の預かりにすることを宣言した。

内藤は家臣達と共に、平和が戻った町の様子を眺めて回った。そして、お咲や民達が作ったご飯を、皆で仲良く一緒に食べた。

映画『超高速!参勤交代 リターンズ』の感想・評価・レビュー

藩主の内藤政醇は、家臣や町民に優しく普段はほのぼのとした人物である。しかし、町民達を悲しませる相手には、例え老中だろうと黙っていない。怒りに満ちた表情で立ち向かっていく姿が、本当にカッコいいと思う。内藤を演じているのは佐々木蔵之介なのだが、役にぴったり合っている。

内藤に復讐しようとする老中役で陣内孝則が出演している。陣内の演技があまりにも強烈で、登場人物の中でも特に印象に残っている。アクが強い悪者役を、見事に演じ切っている。そんなに出番が多いわけではないのだが、知念侑李の存在感も良かった。(女性 20代)


参勤交代をテーマにしたコメディ時代劇の第2弾。前作の直後から物語が始まり、主人公・内藤たちが自藩に帰参するまでの騒動が描かれる。

「参勤交代」とは行きが「参勤」帰りが「交代」とされており参勤を描いた前作と交代を描いた本作の二作で一つの作品としている点がユニーク。本作で勃発する一揆を鎮めなければ御家断絶となる投じの時代背景を濃く反映しながらも始終コミカルに物語が進んでいくバランスの良い作品。(男性 20代)


前作は面白かったが、一点、歴史認識の甘さというか無視っぷりが気になった。そこで二作目という事で不安はやはり外れておらず、描くことがなくなったためにアクションに大きく舵が取られている。前作では非常に魅力的に見えた面々だったが、実はそれほどキャラクターとして定着したわけでもなく、いたような気がする人物。位の印象の人物が名物キャラクターのように扱われている感じ、どうにも乗れない。ストーリーの基礎作りが甘かった。(男性 30代)


前作を観た時に続編があるんだろうなと思ったら、案の定続編が出てきました。前作が面白かっただけに同じぐらいの期待値で観ると、少しガッカリするかもしれません。所々、設定に無茶があるような箇所があります。

ただ、ユーモアなどは同様にあり観ている人を退屈させないように工夫されていました。深田恭子の側室役は、結構似合っていました。(女性 30代)


前作が面白くて続編も視聴したが、いまいちだった。続編を作る必要があったのか疑問に思う。前作と比べて、お金と時間がないのは相変わらずだが、目的地に向かうための理由が少し弱いように感じた。

しかし、前回同様にコメディ要素は面白かった。ところどころ現実離れしたシーンが出てきて微妙だなとは思ったが、佐々木蔵之介をはじめとする面々が面白さでカバーしていくような感じ。のんびり映画を見たい方にはおすすめ。(女性 20代)


前作で捨て台詞を吐いて撤退した敵役が早速復讐してくるという内容で、前作を楽しめた人なら今作も受け入れることができるだろう。しかも物語は前作と同じパターンではなく、変化球をつけているので自分は楽しむことができた。

役者たちも好演しており、前作不要かに思えた深田恭子さえもいい味を出していたので良かった。特に陣内孝則さんの悪っぷりが突き抜けていて笑ってしまう。今作も大画面でじっくり鑑賞というより、家族でわいわい気楽に楽しめる映画だった。(男性 30代)


大人気シリーズの第2弾。参勤交代を映画にするなんて想像もしていませんでしたがこのシリーズは本当に面白くて、日本という国の風習や決まりが故の矛盾など真面目さに笑ってしまいました。
今作は参勤を終えて帰ってくる「交代」のお話。前作から引き続き佐々木蔵之介・知念侑李など豪華なキャストが揃っています。中でも陣内孝則のキャラクターはすごく良かったです。前作で痛い目に遭っているのにまだ諦めない悪役の往生際の悪さをリアルに演じていてクセの強さがたまりませんでした。
行きと帰りのお話なので、2作合わせて見るとより楽しめるでしょう。(女性 30代)

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