『渋谷怪談』あらすじ感想とネタバレ映画批評・評価

渋谷怪談の概要:水川あさみ主演の都市伝説をテーマにした2004年公開のホラー映画。監督は堀江慶。続編に「渋谷怪談2」がある。コインロッカーベイビーさっちゃんの呪いにかかった女子大生に襲い掛かる、恐怖の連鎖。

渋谷怪談 あらすじ

渋谷怪談
映画『渋谷怪談』のあらすじを紹介します。

渋谷にある穴場のコインロッカー。
そこには恋愛成就の噂があったが、コインロッカーに捨てられた赤ちゃんにまつわる都市伝説も存在した。
そのコインロッカーを使った女子大生のリエカは、友人の夕菜、愛は、良平、圭太郎、彰彦とキャンプを楽しんでいた。
地蔵の頭を使うという不謹慎なドッキリの前、赤ん坊の泣き声のようなものを聞いたのがどこか引っかかっていたリエカ。
それは、彰彦も帰り道で耳にしていた。

キャンプから帰ってから、愛と彰彦の2人と連絡が取れなくなる。
心配したリエカが愛のマンションを訪れると、彰彦が変死体で発見される。
その後、買い物中に試着室に入ったまま、忽然と姿を消す夕菜。

不安に駆られて集まったリエカ、良平、圭太郎の3人は、全員赤ん坊の泣き声のようなものが聞こえていたと知る。
そして、キャンプの時の地蔵の首が原因だと考えた彼らは、再びキャンプ場へ向かい、地蔵の首を元に戻す。
解決したと喜ぶ3人だったが、直後に圭太郎が謎の死を遂げる。

その後、意識不明の愛が保護されるが、コインロッカーの鍵を残して自ら命を絶ってしまう。
試着室で消えた夕菜は、公園で変死体となって発見される。

渋谷のコインロッカーが元凶だと考えたリエカは、愛が残した鍵を持って良平と共に向かう。
その後、良平は行方不明に、リエカは意識不明で発見される。

リエカが家庭教師をしていた中学生の綾乃が彼女を見舞うと、リエカの手からコインロッカーの鍵が綾乃に渡されるのだった。

渋谷怪談 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2003年
  • 上映時間:71分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:堀江慶
  • キャスト:水川あさみ、柏原収史、森下千里、鈴木繭菓 etc

渋谷怪談 批評 ※ネタバレ

映画『渋谷怪談』について、感想批評です。※ネタバレあり

続編と合わせてひとつの映画になる都市伝説ホラー

東京の渋谷を舞台に、都市伝説をモチーフにしたホラー映画で、作中に出てくるのは「だるま」「星を見る少女」「コインロッカーベイビー」といった都市伝説。
都市伝説を取り上げたホラー映画という設定は斬新で、コインロッカーベイビーのさっちゃんをメインに、都市伝説にのっとった怪奇現象が起こっていくのは面白い。
いかにも、という怖がらせ方のホラー映画であり、BGMや効果音に合成技術も駆使している。

「渋谷怪談」というタイトル通り、東京都渋谷区が舞台なのだが、キャンプのシーンから始まるせいか渋谷の空気感は全く出ていない。
また、この作品だけでは完結どころか中途半端なままで終わり、続編の「渋谷怪談2」と合わせて1つの作品になっている。
上映時は同時公開だったが、DVDレンタルの場合は注意が必要だ。
また、2作品で1つの映画になると考えると、通常の2倍の時間の長さになるので、あきらかに長すぎるだろう。

不気味なさっちゃんと、いい子過ぎる主人公

さっちゃんがコインロッカーから出てくるシーンは、どこか貞子がテレビから出てくるシーンを連想させる。
さっちゃんの動きは全体的に不気味で怖さがあるのだが、最後にリエカと良平がロッカーを訪れた時にしか登場せず、もったいぶったストーリー展開を思わせる。

キャンプ先で盛り上がるためだけに地蔵の首を取るという、不謹慎なシーンはあきれてしまう。
また、それが原因だと決めて首を元に戻しに行くリエカ、良平、圭太郎の3人がボンドを使って首をつけており、それで大丈夫と思い込むシーンには大雑把だろうとツッコミを入れたくなる。
3人が行方不明や変死した時、残された3人が恐怖に陥り、人間不信になっていく様子はリアリティがあって良い。
また、水川あさみの演技力は素晴らしいのだが、リエカが他のキャラクターと比べて真面目ないい子ちゃん過ぎるので、違和感を覚える。

渋谷怪談 感想まとめ

意味深な終わり方をする「渋谷怪談」は「渋谷怪談2」という続編と合わせて、はじめて完結する映画。

有名な都市伝説の、安いブティックの更衣室で人が行方不明になる”だるま”。
毎日夜空を見上げている少女は、首を吊った死体だったという”星を見る少女”。
コインロッカーに赤ちゃんを捨ててしまった女性が、そのコインロッカーの前で出会うみすぼらしい子供に「お前が捨てた!」と言われる”コインロッカー”。
それらの都市伝説を上手く使いながら、怖さを引き出している作品。

洋画では「ルール」シリーズ、「キャンディマン」などが製作されていたが、邦画では初めてとも言える都市伝説をモチーフにした映画であり、興味がある場合は普通のホラー映画の倍くらい、楽しむことができる。

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