映画『サイレント・ハウス』あらすじネタバレ結末と感想

サイレント・ハウスの概要:ウルグアイで制作された、実話を元にした映画「SHOT ショット」のハリウッドリメイク作品。主演は「マーサ、あるいはマーシー・メイ」で注目を浴びたエリザベス・オルセン。

サイレント・ハウス あらすじネタバレ

サイレント・ハウス
映画『サイレント・ハウス』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

サイレント・ハウス あらすじ【起・承】

湖畔の近くにある家を売ることになり、父、叔父ピーターと共に片付けにやってきたサラ。
空き家にしていたせいで、窓ガラスを全て割られてしまったのが原因だった。

昔一緒に遊んだという女の子、ソフィアが訪ねてくるが、サラは覚えていなくて戸惑うばかり。
昔の写真を持ってまた来ると言い、彼女は去っていった。
そして叔父ピーターも、車で家を離れた。

窓を全てふさいでしまった暗い家の中で物音を聞き、怯えるサラだったが、変わった様子もなく片付けを促されるだけ。
しばらくして大きな物音を聞いたサラは、血を流して倒れる父を発見し、侵入者を見つけると慌てて助けを呼びに行こうとする。
しかし父のポケットから取り出した鍵は、地下室を抜けたところにあるドアのもの。
怯えつつ地下室へ向かうと、誰かが暮らしていた形跡を見つけてしまい、大慌てで外に飛び出す。

戻ってきたピーターと鉢合わせし、侵入者がいることや父が怪我をしたことを伝えるが、サラを車に残して兄であるサラの父を助けに行ってしまう。
だが、サラはトランクが開けっ放しになっている事に気が付く。

サイレント・ハウス あらすじ【転・結】

トランクから車に進入されそうになり、サラは家の中にいるピーターの元へ逃げる。
一緒に3階を探していると、光が消えてピーターは倒れこむ。
サラは近くにあったポラロイドカメラを使い、侵入者の正体を確かめようとするが、呆然と立ち尽くした幼い少女と大柄な男の手が目の前に。
とっさに隠れると、大柄な男が怪我をしたピーターを引きずっていった。

ピーターの落とした銃を手にし、侵入者である不気味な男に発砲するサラだが当たらない。
仕方なく近くの部屋に逃げ込むと、異様な光景が広がり始める。

そこから逃げ出したサラは、1階でソフィアに会う。
様子がおかしいソフィアは、サラに鍵を渡して出口の場所を教えるが、そこには縛り付けられた父と怪我を負って動けないピーターが。

ソフィアはサラに、鍵を使うように促すが、そこにはサラが忘れた過去があった。
ソフィアとなって父を殺そうとするサラだったが、思いとどまって拘束を解くと、豹変する父に暴力を振るわれる。
彼女は性的虐待を受けていた過去から逃げ出すために父を手にかけるが、父と一緒に彼女にイタズラをしていたピーターには見向きもしなかった。

そしてサラは家を出て行った。

サイレント・ハウス 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★★
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2011年
  • 上映時間:85分
  • ジャンル:ホラー、サスペンス
  • 監督:クリス・ケンティス、ローラ・ラウ
  • キャスト:エリザベス・オルセン、アダム・トレーズ、エリック・シェファー・スティーヴンズ、ジュリア・テイラー・ロス etc

サイレント・ハウス 批評・レビュー

映画『サイレント・ハウス』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

実験的な撮影方法

カメラマンがいないPOVのようであり、自分が操作するゲームのキャラクターを背後から映したような撮影方法で、ワンカットで撮影された実験的な作品。
ほとんどサラと同じ視点でカメラが回るのだが、一度家から逃げ出した時などはサラ視点ではなく一緒に逃げているような感覚。

カメラ酔いをしてしまう可能性は高いが、POV形式の映画と同様に臨場感たっぷり。

ポラロイドカメラのシャッターで周囲を確認するときに現れる幼い少女や、目の前まで迫っていた謎の手などにはハラハラさせられられる。
しかしサラが持っているライトの明かりだけのシーンが多く、全体的に薄暗くて何が起こっているのかわからないシーンが多め。

珍しくないホラー映画の「意外なラスト」にがっかり

ホラー映画のジャンルに入ってはいるが、幽霊のような少女も侵入者の男も友達だというソフィアも、すべては心を病んだサラの別人格で幻だったというストーリー。
最近増えてきているホラー映画の“意外なオチ”であり、またこの展開か、という印象を感じざるを得ない。
撮影方法によって気をそらそうとした演出だが、サラ視点の映像ではなくサラの視点に近い映像とわかりにくいため、見ている側を困惑させるだけになっている。

また、地下に誰かが住んでいたような痕跡を作り出した意味がわからない。

すべてを思い出したサラ(ソフィア)の言葉や、きちんと見せなかった過去の写真、それを撮影したと思われる3階での少女と男性2人の会話からサラが性的虐待を受けていたことを想像するのはたやすいが、なんとも後味が悪いストーリー。

サイレント・ハウス 感想まとめ

ウルグアイの小さな村で実際に起こった事件を元にした映画「SHOT ショット」の、ハリウッドリメイク版。
ワンカットで撮影されていて、ドアが閉まるなどの大きな物音で怖がらせてくるので、世界観に入り込めればハラハラドキドキ感を楽しめる。

90分ずっとカメラの前に居続ける、エリザベス・オルセンの高い演技力は見事。
息を殺して隠れるときに腕を噛んだり、鍵穴にキーが刺さらないだけでなく留め具もすんなり取れないといった、細かい部分にまで気をくばった演技力には驚かされる。

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