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映画『アンフェア the end』あらすじネタバレ結末と感想

映画『アンフェア the end』の概要:2006年に放送された人気連続ドラマ「アンフェア」の劇場版3作目で、完結編にあたる作品。主演は篠原涼子、監督は佐藤嗣麻子。型破りな女刑事、雪平夏見の最後の事件を描いた。

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映画『アンフェア the end』 作品情報

アンフェア the end

  • 製作年:2015年
  • 上映時間:108分
  • ジャンル:サスペンス、ミステリー
  • 監督:佐藤嗣麻子
  • キャスト:篠原涼子、永山絢斗、阿部サダヲ、加藤雅也 etc

映画『アンフェア the end』 評価

  • 点数:50点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

映画『アンフェア the end』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『アンフェア the end』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『アンフェア the end』 あらすじ【起・承】

父を殺した犯人を追うために刑事になった雪平夏見は、元夫の死と引き換えに、国家組織の闇につながる大きな機密データを手に入れた。
そのデータを発表するための仲間を探す彼女の元に、過去に起こった殺人事件を裏で操っていた検事、村上克明と父親の殺人事件が起こったと連絡が入る。
現場には「アンフェアなのは誰か」というメッセージが残され、それと共に雪平を苦しめた過去の連続殺人事件につながる「×サイト」が復活。

検事の武部から呼び出された雪平は、村上親子がとある組織に所属していたと聞かされ、告発するために協力して欲しいと相談される。
その後、村上の下で秘密裏に動いていて、偽装自殺していた一条と再会した雪平は気をつけるよう忠告される。

村上親子殺害の容疑で捕まった津島直紀は、取調べに雪平を指名。
警察、検察、裁判所の不正を信じ、告発する予定だったという津島。
証拠が揃っていく中、雪平の単独捜査で得た情報や監視カメラ映像の加工跡をきっかけに、彼女は津島を逃がす決意をする。

津島が行動を起こしたきっかけが、警察などによる父のえん罪だと知り、彼に協力し始める雪平。
津島が会う予定だった2人のジャーナリストは殺害され、雪平にも追っ手がかかろうとしていた。

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映画『アンフェア the end』 結末・ラスト(ネタバレ)

同僚で友人の三上薫、武部も裏切り者だと判明するが、三上は雪平を守るために組織に加担していただけだった。
武部や一条に捕まった雪平と三上。
匿っている津島の居場所を吐かせるために三上、上司の山路が殺害され、娘の美央を人質にとられた雪平はその手で津島を殺すよう指示される。
しかし一条が武部を裏切り、雪平と津島を連れて逃げる。

亡命して、他国から情報を発信するという津島から、雪平の父を殺した犯人の音声ファイルを渡される。
犯人の一条が、命令されて自分を監視し続けていたと知りショックを受ける雪平。

やがて警察が雪平の居場所を突き止めるが、裏をかいて逃げ出した2人は、検問を抜けて亡命予定の大使館へと急ぐ。
捜査本部に、愛用のライターのおかげで助かった山路が戻り、自分を撃った犯人は警察内部の人間だと告げる。

武部が追ってくる中で、津島は銃で撃たれて怪我をする。
山路や小久保、一条に助けられ、治外法権の大使館に逃げ込んだ津島に、大切なデータを託した雪平。
しかし津島は、父のえん罪を晴らすという条件で最初から武部とつながっていて、必要だったデータを手に入れると雪平に銃を向ける。
武部たちを殺害して助けにやってきた一条は、雪平を守るために津島を撃ち殺す。
一条もまた、津島に撃たれて死んだ。

津島に肩を撃たれた雪平は、機密データを取り戻すと行方をくらまし、国外から告発をするのだった。

映画『アンフェア the end』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『アンフェア the end』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

詰め込みすぎてスッキリしないストーリー

2006年に放送されたドラマ版からひっぱり続けた、主人公の雪平夏見の父を殺した真犯人を明らかにし、完結編と銘打った本作。
また、劇場版1作目「アンフェア the movie」で残された謎を、2作目「アンフェア the answer」で明らかにしつつ、新たな謎を残したのと同じように、前作での伏線の回収もされている。
しかし徐々にスケールを大きくしすぎたせいか、伏線の回収やすべての謎を明らかにしつつ事件解決をするという内容に、詰め込みすぎて大雑把になった印象を受ける。
前作で偽装自殺していたはずの一条が雪平の父殺害の実行犯だが、それを命令した組織の人間は音声でしか明らかにされずに、その点もすっきりしない。

意外な人物の裏切りや、緊張感のある心理戦も見どころのシリーズだったが、裏をかこうとするストーリーがむしろ犯人をわかりやすくしてしまっている。
山路と小久保以外のメインキャストが、何らかの形で裏切り行為を行っていたのは、見ていてとても疲れてしまう。

安藤役の瑛太の実弟も出演

スタイリッシュでクールな演出や、カーアクションなどのスリリングな演出は健在。
雪平を演じた篠原涼子の、セクシーなシーンも登場する。

ドラマ版で、雪平の相棒でありながら犯人でもあった安藤役の瑛太の弟、永山絢斗が津島役として出演。
雪平と安藤の「雪平さん、無駄に美人ですよね」「バカかお前は」というやり取りが、雪平と津島の間でも行われたのは、ファンにとっては嬉しい展開。

アイドルグループAKB48のメンバーとなった、雪平の愛娘の美央役を演じ続けた向井地美音、裏切りがわかっている三上薫役の加藤雅也、いつ裏切るのかとハラハラしてしまう小久保役の阿部サダヲ、山路役の寺島進もドラマ版からのキャストとして出演。

武部役のAKIRAの拙い演技は、固い信念を持つ検事としてはアリだが、裏切者だと判明してからの演技としては残念としか言いようがない。


連続ドラマの始まりからおよそ10年経過していますが、篠原涼子が相変わらず魅力的です。人間不信に陥りそうなストーリーですが、薫ちゃんも一条も、雪平を守るために行動していたことが随分救いとなりました。連続ドラマ時代には永山瑛太、映画最終回には弟の永山絢斗が大活躍しており、キャスティングが粋だと感心します。しかも、兄弟とも雪平夏見との絡みが絶妙で、クスリと笑わせてくれます。ハッピーエンドで終わらないところが『アンフェア』らしくて好きです。(女性 30代)


前作での謎や伏線を上手く回収する形となった今作。前作で仲間に裏切られた雪平でしたが、一条も三上も雪平を守るために裏切り行為をしていたという展開。前作での裏切りがあまりにも衝撃的だったので今作の伏線回収は言ってしまえば「当たり前」の納得出来る結果でした。
データを巡る新たな展開も生まれましたが、何より気になるのは一条に指示を出していた雪平の父親殺しの黒幕です。ここがはっきりしないと一条の行動全てが嘘に思えてしまうのですが、結局はっきりせずに終わってしまったのでものすごくモヤモヤ感が残りました。(女性 30代)


テレビシリーズから映画と長く続いたシリーズの完結編。
とりあえず放たれ続けた伏線は回収されているはずだし、100%のハッピーエンドではないとしても本懐は遂げているはず。にも関わらず、なんとなく「全て終わった」というカタルシスが足りない気がしたのは何故だろう。
誰が味方で誰が敵か分からない作りはこのシリーズの特色で外せない部分なのだろうが、もう少し雪平に優しくしてくれてもいいような。解決を分かち合える仲間がいたら、きっともっと大団円。(男性 40代)

映画『アンフェア the end』 まとめ

10年越しで明らかになる真実や、復活する安藤の「×サイト」と「アンフェアなのは誰か」という言葉に、ドラマ版から見続けてきたファンにとっては嬉しい設定が多い。
安藤役を演じた瑛太の実の弟、永山絢斗の出演も見逃せないポイントだろう。
しかし「×サイト」復活などに関してはストーリーにかかわってこなくて、意味がわからない部分が多い。

雪平の父親殺害の実行犯は一条だが、それを命じた黒幕の正体や「組織」についての細かい部分は、見ている側の想像にお任せ、といった様子で終わるので、いまいちスッキリしない終わり方になっている。

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