『STAND BY ME ドラえもん』あらすじ&ネタバレ考察・ストーリー解説

生誕80周年を記念して藤子・F・不二雄の不朽の名作であるドラえもんを完全3DCG化した作品。キャッチフレーズは「ドラなき」となっており、多くの原作ファンを泣かせた過去の名作を完全リメイクしてまとめあげたものとなっている。

あらすじ

STAND BY ME ドラえもん』のあらすじを紹介します。

野比のび太は勉強もスポーツも何もやらせてもダメダメな小学生。そんな彼に訪れるであろう最悪な未来を良くするためにのび太の子孫であるセワシ君は22世紀からネコ型ロボット「ドラえもん」をのび太のもとへ送る込む。だが、現代につれてこられたドラえもんは現代に残り、のび太を助けることに対して否定的だった。そんなドラえもんはセワシ君が施した成し遂げプログラムによってのび太の未来を幸せにするまで22世紀へ帰ることができなくなってしまう。

泣く泣く、現代にとどまることになったドラえもんは未来へ少しでも早く帰れるようになるためにのび太の未来を幸せなものにする決意する。そしてドラえもんが考えた、のび太を幸せにする手段とは「のび太君が密かに想いを寄せているしずかちゃんと結婚させること」だった!だけど、のび太は本当に何をやってもダメダメでどうしようもなかった。そんな彼を助けるためにドラえもんは自分の持つ数多くの秘密道具を使ってのび太がしずかちゃんに好かれるように手助けしようと奮闘する。ただ、そんなドラえもんもどこか抜けており、のび太君とドラえもんは自分たちの出した秘密道具に振り回されてばかりでなぜかうまくいかない。果たしてドラえもんはのび太としずかちゃんが結婚して幸せになるようにできるのだろうか…

評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★★

作品概要

  • 公開日:2014年8月8日
  • 上映時間:95分
  • ジャンル:ファンタジー
  • 監督:八木竜一、山崎貴
  • キャスト:水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、木村昴、関智一 etc…

ネタバレ考察・ストーリー解説

『STAND BY ME ドラえもん』について、考察・解説します。※ネタバレあり

原作に対するこだわりは強いが・・・

残念ながら今回の映画は完全新作と思いきや、完全に原作頼りのものとなっていた。
今回使われた原作はドラえもんとのび太の出会いを描く第1話「未来の国からはるばると」、しずかちゃんとのび太の関係を描く「たまごの中のしずちゃん」と「しずちゃんさようなら」、のび太がしずかちゃんにプロポーズした「雪山のロマンス」とそれから結婚までを描く「のび太の結婚前夜」、そして最後にドラえもんとのび太の別れを描く「さようならドラえもん」とまた出会えるまでの間を描いた「帰ってきたドラえもん」の7つとなっている。

確かにどれも感動したものとしては過言ではないが、原作をそっくりそのままというのはどうだろうか。ドラえもんで感動できる話としての代表例と呼んでも良いくらい知名度のある原作の話をそっくりそのままというのはそれのオリジナルと呼ばれるものを見てきた人たちには受け入れづらく、賛否両論を呼ぶだろう。

また、個人的にドラえもんの総集編とも言えるような内容だったのにも関わらず、本来の「ドラえもんがいやいやのび太君を手助けする」という感じが少なく、ドラえもんとのび太の友情が芽生えていく感動をあまり味わえなかったのも残念だった。

ただ、逆に言うと原作へのこだわりはすごかったと言える。
3DCG化されていてもあまり違和感を感じずにドラえもんの世界観に入り込むことができた。原作独特の雰囲気だけでなく、ちゃんと「ドラえもん映画」っぽい友達たちとの人情劇も含まれていた。また、アニメではいまいち表現しきれてなかったタケコプターなどの秘密道具の臨場感を味わうことができ、まさに「藤子・F・不二雄のSF」というのが感じることができてすごく良かった。

まとめ

個人的にはすごい好きだった。ちょっとピクサーっぽさはあったけど日本の3DCGアニメーションも捨てたものではないと感じることができた。

制作陣自ら泣ける作品だと言って感動の押し売りをしていたのはどうだろうと思った。けれども、私の場合はおそらく原作の話を知っていたから感動がある程度薄れてしまったのであって、この話を初めて見手いたならばもっと号泣することができただろうと思う。原作の構成の仕方や並べ方など良くできていて、違和感なく見続けることができたのもその感動に一役買っていたと思う。もし、このような綺麗な構成になっていなければ感動も半減するどころじゃなかっただろう。

現に映画館で見たときも隣に座っていた10歳くらいの兄妹は号泣していたので、「ドラなき」すると名うつだけのことはあるのではないだろうか。
ぜひ、DVD化した際にはお子さんと見てほしい作品の一つである。

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