映画『ザ・サンド』あらすじネタバレ結末と感想

ザ・サンドの概要:ビーチの砂が殺人モンスターになっていて、脱出を試みることになった若者たちの姿を描いた、2015年のB級モンスターパニックムービー。監督はアイザック・ガバエフ。

ザ・サンド あらすじネタバレ

ザ・サンド
映画『ザ・サンド』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

ザ・サンド あらすじ【起・承】

ビーチで盛大なパーティーを開いた若者たち。
一夜限りの思い出にする「ベガスルール」を決行し、全員のスマホは没収した。
翌朝、ケイリーとミッチは、監視塔の中で酔いつぶれていた。
ケイリーの彼氏ジョナは浮気相手のシャンダ、友人のヴァンスとロニーも一緒になって車の中でつぶれていた。
顔に落書きをされた肥満体系のギルバートはなぜかドラム缶に詰め込まれており、マーシャは半裸でベンチで寝ていた。

違和感に気が付いたケイリーが止めるが、マーシャとヴァンスは砂に触れたとたん、体が崩れながら砂の中に飲み込まれていった。
パーティー中に見つけた謎の卵が孵化し、それが砂の中から糸のようなものを出して襲ってくると判明。
ベガスルールで集めた全員のスマホは、ジョナたちが乗っている車のトランクの中で、助けを期待できない状況だった。
そして、一緒にパーティーをしていた友人たちは、砂の中に消えたと思われた。

ジョナはサーフボードを使って砂の上を移動し、怪物に襲われない場所を突き止める。
しかし砂から出てきた糸状のものがお腹に刺さり、皮膚はただれ、その場から動けなくなってしまった。

ロニーとシャンダは、何とかしてトランクからスマホを取り出そうとする。
タオルや救助フックを使い、あと一歩のところまで進むが、トランクの隙間に指を挟めて怪我をしてしまう。

ザ・サンド あらすじ【転・結】

ビーチパトロールが様子を見に来たことで、助かったかのように思われた彼ら。
しかし、実際に砂浜を歩いても怪物が出てこないことから、ドラッグの影響だと思われてしまう。
彼は靴を履いていたから、安全でいられたのだった。
けれど素手で砂に触れたとたん、彼もまた砂に食べられてしまった。

靴を履けば安全だと知ったミッチは、ビーチサンダルとタオルで足をガードして助けを呼びに行こうとする。
だが監視塔の柵が壊れ、寄りかかったミッチは砂の上に落ちて、そのまま消えてしまった。

ケイリーはシャンダと協力し、壊れた柵を踏み台にして移動を試みる。
途中、ロリーが砂の上に転んで命を落とし、ギルバートはドラム缶の中に入り込んできた怪物によって、その生涯を終えた。

ジョナの無事を確かめ、シャンダはビーチパトロールの車まで移動するが、砂の中の怪物が車を揺らしたことでシャンダはボンネットで気絶。
周囲が暗くなってから目覚めたシャンダの機転で、救助用ボートを利用して車に移動した。
しかし砂の中の化け物は、巨大化してケイリーに襲い掛かる。
彼女はガソリンとマッチで燃やそうとするが、それでも執拗に迫ってくる怪物。

ケイリーとシャンダ、そしてジョナは車の中で一晩過ごした。
翌朝、砂の中にいた怪物は姿を消していた。

ザ・サンド 評価

  • 点数:55点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

作品概要

  • 公開日:2015年
  • 上映時間:84分
  • ジャンル:SF、アクション、ホラー
  • 監督:アイザック・ガバエフ
  • キャスト:ブルック・バトラー、クレオ・ベリー、シンシア・マレル、ディーン・ガイヤー etc

ザ・サンド 批評・レビュー

映画『ザ・サンド』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

斜め上をいくストーリー

B級パニックムービーにありがちな、パーティーで羽目を外した若者たちの翌朝からのストーリー。
砂の中の怪物に対して「政府の陰謀的なやつ」と言い争いがダラダラと続くのは、スタートした時点では広い砂浜なのに逃げ場が無いという緊張感が漂っていたのが、徐々にダレてくる。
どうやって入ったか謎だけが残るドラム缶に詰め込まれ、顔におバカな落書きをされたままのギルバートの姿も、緊張感をなくす原因のひとつ。

靴を履いていれば安全だという設定は、当たり前すぎて開いた口がふさがらなくなる。
柵が嫌な音を立てるのにはハラハラさせられるが、ビーチパトロールの登場で一度緊張感が抜けた後にミッチが当たり前のように落下するという、斜め上をいく展開になっている。

ジョナの彼女のケイリー、浮気相手のシャンダが力を合わせて最後まで生き残る展開は意外だが、なんだか微笑ましい気分にさせられる。
ラストでジョナの姿を見た男性が何とも言えない表情だったり、最後まで怪物の正体がわからないままというのは、斬新な設定だ。

B級映画にするのが惜しいVFX技術

VFX技術がとにかく凝っていて、崩れる人間の様子や怪物の一部には驚かされる。
砂から出てくる糸状のものから、ドラム缶のギルバートを襲う段階ではタコの足のようなものになり、夜には青く光りながら襲い掛かってくる半透明のタコの足のようなものへと変化していく様子は、見る側を飽きさせないように出来ている。

砂に触れてしまい、腕や足などがボロボロと崩れる様子はグロテスクだが、どこか抜けたストーリーと中和されていてあまり嫌なイメージは残らない。

ザ・サンド 感想まとめ

砂の下にいたモンスターの全体像を最後まで見せなかった事で、独特の後味を残した本作。

砂が殺人モンスターと化して、ビーチのど真ん中から出られなくなる展開は「ブラッド・ビーチ 血に飢えた白い砂浜」を連想させる。
しかし、砂浜に肌をつけなければ脱出できるが、モンスターも知恵を使って襲ってくるという独特の展開を見せている。

安全圏を確かめるために投げた食料を鳥が見事にキャッチしたり、顔に落書きをされたギルバートの間抜け具合と、怪物に追いつめられる状況がアンバランスで面白い。

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