映画『着信アリ』あらすじネタバレ結末と感想

着信アリの概要:柴崎コウ、堤真一が主演を務めた。監督は三池崇。その他、吹石一恵、岸谷五朗も出演している。CMが怖すぎるとクレームがつき、放送が取りやめられたほど。人気を博し、シリーズ化、ノベライズ化されている。

着信アリ あらすじネタバレ

着信アリ
映画『着信アリ』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

着信アリ あらすじ【起・承】

主人公の中村由美は、飲み会の最中友達の岡崎陽子が「自分の電話番号から着信があった」と突然言い出す。いぶかしがる二人が発信時刻を見てみると、4月18日午後11時04分、という未来の時刻は表示されている。今日は4月16日である。何かのいたずらか故障か、メッセージを再生してみると、踏切の音、そして陽子自身の声で「やだ、雨降ってきちゃった」とういセリフ。そしてその後甲高い悲鳴が録音されていた。気味悪がりながらも、どうしようもないのでその日は帰宅した。

そして4月18日午後11時04分、由美は陽子からの電話に出た。「やだ、雨降ってきちゃった」と陽子が言い、二人は留守電のメッセージと同じだと気が付き愕然とする。そして、電車の音が響き、陽子は轢かれて死んでしまったのだ。由美は陽子の葬儀に参加した際、親友のなつみと共に陽子の後輩の女子高生から「死の予告電話」の話を聞く。それは、自分の死ぬ間際の音声が留守電に録音されること、また犠牲者の電話のメモリーから次の犠牲者が選ばれるので、自分自身の電話番号を着信拒否しておく方がいいという内容だった。

由美は、友人のケンジに陽子の話をすると、ケンジは自分の携帯にもそれらしき電話がかかってきたと告げる。しかし信じないケンジは、由美の制止を振り払いでかけ、やはりその先で予告の音声通り死亡した。

着信アリ あらすじ【転・結】

親友のなつみもまた、死の予告を受けてしまう。今度はメールで、怯えたなつみにテレビ局の取材が入る。プロデューサーに「霊能者に除霊を頼んでみては」と提案され、由美は止めたがなつみは承諾してしまった。テレビ局で、由美は陽子の葬儀場で見かけた男山下弘に再び出会う。彼の妹もまた、死の予告電話の被害者で、山下は独自に調査を続けていたという。

山下と協力し、由美は死の予告電話の最初の発信元からある少女にたどり着く。10歳でぜんそくによって死亡した、水沼美々子という少女である。実は山下の妹は臨床心理士で、児童虐待を受けていた可能性のある美々子の妹・菜々子やその母親に関わっていたのである。

そんな中、なつみはテレビ番組の収録中に予告通り死亡する。そして由美に死の予告電話がかかってきてしまう。最後の可能性に縋り、由美と山下は美々子の母親、水沼マリエを探しにでかける。様々な推理を経て、廃墟となったある病院にたどり着いた二人は、マリエの霊と思われる女に妨害を受けながらも、なんとか死後半年が経過してミイラ化している女性の死体を発見した。その手には携帯電話が握られており、死の予告電話のメロディが流れていた。山下がそれを止めると、気が付けば由美の予告時刻を過ぎており、二人は全て終わったと胸をなでおろした。

しかし、その後実は菜々子を虐待していたのは母親ではなく、姉の美々子であると判明し、山下は由美のもとに駆け付けるが、時はすでに遅く美々子に身体を乗っ取られた由美に腹部を刺されてしまったのだった。

着信アリ 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

作品概要

  • 公開日:2004年
  • 上映時間:112分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:三池崇史
  • キャスト:柴咲コウ、堤真一、吹石一恵、永田杏奈 etc

着信アリ 批評・レビュー

映画『着信アリ』について、感想と批評・レビューです。※ネタバレ含む

ジャパニーズホラーだけれど

やたらとグロテスクさだけを強調したり、無駄に驚かせる系のホラーではなく、さすが三池監督、きちんとおどろおどろしさや湿っぽさで怖さを見せてくれる作品になっている。また、ただ人が死んでいくわけでもなく、きちんと主人公二人が謎に立ち向かう要素もあり、怖いだけでは終わらないのは評価できるポイントだろう。ただ、だからこそ謎の終わりの部分がいまいちというか、あまりピンとこないまま終わってしまう。菜々子を虐待していたのは姉だとわかるのはまだいい。なら病院で二人を追い回した大人の女の霊は一体誰なのだろう。母親のマリエだろうか。ではそもそもなぜマリエが携帯電話を持っていたのだろう。美々子がラスボス的存在なら、あそこで母親のミイラが携帯電話を持っているのがなんだかしっくりこないし、最後由美だけなぜ死なずに身体を乗っ取られた挙句に電話も受けていない山下を殺しにかかるのかがよくわからなかった。それまでの謎に迫っていく様子が秀逸だからこそ、ラスト付近には「?」が飛び交うのがとても残念。

小道具がいい

キーアイテムとして出てくる、着信メロディや、飴玉などがとてもいい効果を発揮している。それらがなくても、ストーリーそのものに大きな祖語などは生まれないのだが、それらがあることによって、より不気味さが観客に迫ってくる。例えば飴そのものに普通の人が抱くイメージは「お菓子」だとか「子供」「かわいい」といったどちらかというとプラスのイメージだろう。それが、死体の口からぼろっと転がり出てくるというのはなかなかショッキングな演出である。そのあたりは本当に、うまいな、としか言いようがない。

着信アリ 感想まとめ

じっとりと忍び寄ってくるような怖さがウリの、ジャパニーズホラーの代表作として人気を博したのがうなずけるほど、演出のレベルは高い。ただ恐怖におびえるだけでなく、謎を解いていく要素があるのもまた物語に深みを与えている。だからこそ、謎の最後がいまいち描き切れていないというか、不可解に残されてしまうのが惜しい。最後のシーンが印象的だからこそ、見終わった後「あれ?」となってしまうのだ。それさえなければリングにも匹敵する作品になっていたのでは。

余談だがこのあとのシリーズは一気にひたすら意味不明にグロテスクな方へ傾いていくので、この初作がシリーズ中一番の傑作だと思う。

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