『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』あらすじとネタバレ映画批評・評価

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館の概要:2012年イギリス映画のウーマン・イン・ブラック~亡霊の館(原題:The Woman In Black)。スーザン・ヒルの小説「黒衣のある亡霊の物語」を原作とし、ハリーポッター・シリーズでお馴染みのダニエル・ラドクリフが主演を務めたことでも話題。

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 あらすじ

映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』のあらすじを紹介します。

舞台は19世紀末。
ロンドンの貧乏弁護士のアーサー・キップス(ダニエル・ラドクリフ)は、最愛の妻を息子出産と同時に亡くしていた。シングルファーザーになった彼は、仕事を頑張りたいのだが中々うまくいかない。

そんな時、上司にクライシン・ギフォードという田舎町での仕事を任されることになった。今後も雇う価値があるのかどうか判断するため、そしてこの仕事を上手くやらないとクビだと言う。
汽車でロンドンから田舎町へ着くと、その町はいかにもよそ者を毛嫌いする排他的な町だった。歓迎されないまま依頼の仕事をするため現場へ。

そこでは亡くなったイールマシュという屋敷の婦人の遺言などを処理する事務作業をする予定だった。
しかしその館は怪奇現象が起こるなど不穏な空気に包まれ、この町では子供が次々と亡くなるという奇怪な事件も起こっていた。そしてアーサーは黒衣の女性の亡霊を目撃するようになる。

屋敷での恐怖を体験していくとわかる事実。それは屋敷に出現する黒衣の女性の亡霊は息子を沼地で亡くし、その恨みから町の子供を狙い呪い殺しているというものだった。
アーサーは自分にも子供がいるため、この黒衣の女性に同情もし沼地に沈んだままの彼女の息子を探し出そうと試みる。
彼は彼女の魂を鎮めてやりたかったのだ。

何とか沼地から息子を探し出し葬ってやったアーサー、その時黒衣の女性は絶叫して消えた。
仕事を終えロンドンに帰るため駅に着いたアーサーは息子と久しぶりの再会をする。
その時黒衣の亡霊を再び見たアーサー。
急いで息子を探すが、息子は線路の真ん中に立っているではないか。
そこへ汽車が近づき、サーサーは助けにいくが汽車は二人を引いてしまう。
そこへは亡き妻が迎えに来ていた。

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 評価

  • 点数:65点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★☆☆☆
  • 設定:★★★☆☆

作品概要

  • 公開日:2012年12月1日
  • 上映時間:92分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:ジェームズ・ワトキンス
  • キャスト:ダニエル・ラドクリフ、キアラン・ハインズ、ジャネット・マクティア、リズ・ホワイト、ショーン・ドゥーリー etc…

ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 批評 ※ネタバレ

映画『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』について、4つ批評します。※ネタバレあり

ダニエルを起用したいがための映画

今まではハリー・ポッターで頑張っていた少年ラドクリフ君。あまりにハリポタのイメージが定着しすぎたため次の映画出演が難しく、新しいイメージの映画を模索した結果失敗してしまった感が否めない。

とにかくラドクリフを一面に押しまくってくる、言わば彼のプロモーションビデオともとれるような売り出しっぷりに少々引いてしまう。実力はあるため俳優としてはこれからも成功するだろう彼なのに、この映像の撮り方が何とも残念である。

もっとゴーストの姿が見たかった

ゴシックホラーだと言うのがこの映画の売りなのでまさかスプラッター映画のようなシーンは想像していないが、あまりにもゴーストの姿が見えないので途中から飽きてしまう。

雰囲気でそこに何かいる、手が見える、白い影通るなど確かに見えないドキドキ感はあるのだが、あまりにも長いので「もういいよ」と言いたくなってしまう。

家族で鑑賞できるホラー

ダニエル君を起用したことでなのか、子供にも安心して見ることができる作りになっている。激しい描写や血が流れるシーンも意識して取り入れていないのだろう。ハリポタでファンになった子供たちが、新しい彼の新作に胸を躍らせ観る映画にはふさわしいのかもしれない。休日に家族で見ることができるソフトなホラーという点では、彼のキャラクターを裏切らない結果となっている。

ゴシックホラーとしては悪くない

アメリカのホラー映画を想像して鑑賞すると、地味さが目立ち飽きてしまうかもしれない。しかし、イギリスの古典的ホラーとして見ると説得力も増し、納得できるひとも多いのではないだろうか?近年イギリスのゴシックホラーは中々お目にかかれない。そういう意味では流れも演出もキャストもベストである。

まとめ

イギリスらしい薄暗く淡々としているゴシックホラーの本作。この映画を撮影するのだとしたら主役はこのラドクリフで間違いなかったであろう。派手なホラー映画好きとしては少々物足りないが、映画としては決して悪くない。劇中でかかるBGMやたまに観せるイギリスらしい風景も雰囲気抜群でこちらも良い仕事をしている。CG技術が進歩するアメリカ映画世界の中で、静かな魅力で伝えるヨーロッパ映画もたまには良いと思わせてくれる。結果的に印象に残ったのはキャストを前面に押した映画ということであったが、見方次第では彼であったからこそこのゴシックホラー感がでたのだろう。新しいジャンルの映画にどんどん出演し、今までと違う彼の魅力を世界に伝えて欲しいと思うのは小さい頃から画像でみている親心のようなものなのだろうか。

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