映画『郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)』のネタバレあらすじ結末 | MIHOシネマ

「郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)」のネタバレあらすじ結末

郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)の概要:禁断の恋に落ちた風来坊ジーノと人妻ジョバンナは、新生活を夢見てジョバンナの夫を殺す。罪を犯して手に入れた暮らしは理想とは程遠く、二人の心はすれ違い始める。ネオレアリズモの旗手ルキノ・ヴィスコンティの長編処女作品。

郵便配達は二度ベルを鳴らすの作品概要

郵便配達は二度ベルを鳴らす

製作年:1942年
上映時間:113分
ジャンル:ラブストーリー、サスペンス
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
キャスト:マッシモ・ジロッティ、クララ・カラマーイ、フアン・デ・ランダ、エリオ・マルクッツオ etc

郵便配達は二度ベルを鳴らすの登場人物(キャスト)

ジーノ(マッシモ・ジロッティ)
定住せず各地を転々としている青年。束縛されることを嫌い、自由な生き方を好む。無骨で短気だが、その男臭さから女性にはもてる。元整備士。
ジョバンナ(クララ・カラマイ)
ジーノが立ち寄る食堂を切り盛りしている女性。年の離れた夫にこき使われる生活に嫌気が差している。結婚前は体を売って生活していた。現実的な一方、自己憐憫する癖がある。
ブラガーナ(ファン・デ・ランダ)
食堂を経営する、ジョバンナの年の離れた夫。俗物的で自己中心的な中年男性。ジョバンナを手荒く扱う。大戦中は、ジーノと同じ部隊に所属していた。
スペイン人(エリオ・マルクッツォ)
食堂を出たジーノが出会う香具師。スペイン滞在期間が長かったことから、『スペイン人』と名乗る。定住せず、イタリア各地を転々としている。
アニータ(ディーア・クリスティアーニ)
街中でジーノと出会うダンサーの若い女性。興行のためにジーノが住む町に滞在している。生活のために客を取っている。
刑事(ヴィオットリオ・デューズ)
ブラガーナ殺人の容疑でジーノとジョバンナを追う刑事。着実に捜査を進め、ジーノ達に徐々に接近する。

郵便配達は二度ベルを鳴らすのネタバレあらすじ

映画『郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

郵便配達は二度ベルを鳴らすのあらすじ【起】

風来坊のジーノは、どこへともなく向かう途中、ブラガーナが経営する食堂に入る。ジーノとブラガーナの妻ジョバンナは、一目見るなりお互いに強く惹かれ合う。ジーノは厨房に押し入り、ジョバンナに食事を要求する。

ジーノの食い逃げを疑ったブラガーナは、食事代のカタに壊れた車をジーノに修理させる。ジーノが大戦中に同じ部隊に所属していたことを知ったブラガーナは、ジーノを気に入り、整備士として雇う。

ブラガーナが留守にしている間、ジーノとジョバンナは関係を持つ。ジョバンナは、ブラガーナとの馴れ初めをジーノに語る。売春で生計を立てていたジョバンナは、安定した生活を求めてブラガーナと結婚した。結婚後、ブラガーナはジョバンナを酷使し、ブラガーナは家政婦同然の生活に嫌気が差している。

ジョバンナに惚れ込んだジーノは、二人で駆け落ちしようと提案する。

その夜、ジーノは、ブラガーナがジョバンナを手酷く扱う様子を見て、ブラガーナへの憎しみを募らせる。ジーノとジョバンナは駆け落ちを決意する。

郵便配達は二度ベルを鳴らすのあらすじ【承】

ある日、ジーノとジョバンナは荷物をまとめて家を出る。町から少し離れたところで、ジョバンナは駆け落ちを諦め、家に戻りたいと訴える。ジョバンナは、夫や家を捨てる勇気が無く、不安定な生活を送ることを恐れている。ジョバンナを置いて、ジーノは一人で旅に出る。

無賃乗車のため列車から降ろされそうになったジーノは、スペイン人と名乗る男に助けられる。二人はある港町で下車し、宿を取る。意気投合した二人は、港町の路上で商売を始める。

ある日、ジーノは、のど自慢に参加するために港町を訪れたブルガーナとジョバンナに遭遇する。ブルガーナがステージで熱唱する間、ジーノとジョバンナは熱く語り合う。ジーノはジョバンナと共に食堂に戻ることを決める。

喝采を浴びたブルガーナは、上機嫌になって酒を過ごす。夜、悪酔いしたブルガーナの代わりに、ジーノが車を運転する。ジーノとジョバンナは、不慮の事故に見せかけて、ブルガーナを乗せた車をカーブから崖下に落とす。

郵便配達は二度ベルを鳴らすのあらすじ【転】

翌日、ジーノとジョバンナは、警察から事故について尋問を受ける。二人は何とかその場を取り繕い、店へ戻る。

ブルガーナから解放されて喜ぶジョバンナに対し、ジーノは気落ちしている。食堂にはブルガーナの気配が満ちており、ジーノは息苦しく感じる。ジーノは今すぐ町を出ることを望むが、安定した生活を第一に考えるジョバンナは店を続けると言って譲らない。

ジョバンナの努力の甲斐もあり、食堂は繁盛する。手持ち無沙汰のジーノは暇を持て余し、酒浸りになる。ある日、スペイン人がジーノを追って町へやってくる。スペイン人は、二人で再び旅に出ようとジーノを誘うが、放浪生活に戻る勇気の無いジーノはスペイン人を撥ねつけ、二人の友情は破綻する。

警察は、ブルガーナはジーノとジョバンナに殺されたのではないかと疑っている。一人の刑事がジーノ達に接近し、調査を進める。スペイン人は、警察署に赴きジーノについて情報提供する。

ジーノは、所帯染みたジョバンナが疎ましくなり、以前の自由な生活を恋しく思う。ある日、ジーノはダンサーのアニータに出会い、二人は惹かれ合う。

ジーノは、ジョバンナから、ブラガーナの保険金を受け取ったことを聞かされる。ジーノは、ジョバンナが金目当てでブラガーナと殺したと思って憤慨し、ジョバンナに別離を告げる。

ジーノはアニータの家へ押しかけ、二人は関係を持つ。ジーノがアニータと一緒にいるところを目撃したジョバンナは、ジーノに迫り、密告してやると言い放つ。逆上したジーノはジョバンナの顔を打ち、アニータのもとへ戻る。

郵便配達は二度ベルを鳴らすのあらすじ【結】

ブラガーナの事件の目撃者が現れ、ジーノとジョバンナは車が転落する前に下車していたことが明らかになる。警察はジーノ達を指名手配する。

アニータのアパートの前で刑事が監視していることに気付いたジーノは、アニータに時間稼ぎをさせ、その間にアニータの部屋から逃げ出す。

ジーノは、ジョバンナが警察に密告したと誤解する。ジーノは、列車に乗ってどこか遠くへ逃げようと考えるが、既に警官達が駅で張り込んでいたため、仕方なく食堂に戻る。

ジョバンナは、ジーノと別れて町を出ようと考える。食堂へ戻ってきたジーノは、密告についてジョバンナを激しく責めるが、ジョバンナがジーノとの子を妊娠していることを知り、ジョバンナへの誤解を解く。自分の行動を恥じたジーノは、しばらく姿を消す。

数日後、ジョバンナは海岸を彷徨っているジーノを発見する。二人は愛を誓い合い、町を出ることを決意する。

ジーノとジョバンナは車に乗り込み、着の身着のままで町を後にする。ジーノ達が逃亡を図ったことに気付いた刑事達は、二人を追跡する。

前を走るトラックに巻き込まれ、ジーノ達が乗った車は崖下の川に転落する。ジーノは、ジョバンナの遺体を抱えて岸に上がる。刑事達がジーノに追いつき、ジーノはその場で逮捕される。

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