映画『7月4日に生まれて』のネタバレあらすじ結末と感想 | MIHOシネマ

「7月4日に生まれて」のネタバレあらすじ結末と感想

7月4日に生まれての概要:アメリカの独立記念日7月4日に生まれたロン・コーヴィックは、愛国心が強く、自ら海兵隊に志願する。ベトナム戦争の後遺症が題材の作品。ロンは実在の人物で、自らの自伝的小説がオリバー・ストーン監督により映画化された。

7月4日に生まれての作品情報

7月4日に生まれて

製作年:1989年
上映時間:145分
ジャンル:アクション、戦争
監督:オリヴァー・ストーン
キャスト:トム・クルーズ、レイモンド・J・バリー、キャロライン・カヴァ、キーラ・セジウィック etc

7月4日に生まれての登場人物(キャスト)

ロン・コーヴィック(トム・クルーズ)
1947年7月4日に生まれ、敬虔なクリスチャンの家庭で育つ。自ら志願しベトナム戦争へと参戦するが、そこで壮絶な経験をする。戦場で脊髄を損傷し車椅子生活を余儀なくされ、除隊後しばらくは精神的に不安定な状態になる。
ドナ(キーラ・セジウィック)
ロンの幼馴染で美しい女性。友達も多い。ロンとドナはお互いに思いを寄せながらも、すれ違ってしまう。反戦活動のデモに積極的に参加している。
チャーリー(ウィレム・デフォー)
ベトナム戦争からの帰還兵。ロンと同じく下半身不随で車椅子に乗っている。メキシコでロンと出会う。

7月4日に生まれてのネタバレあらすじ

映画『7月4日に生まれて』のあらすじを結末まで解説しています。この先、ネタバレ含んでいるためご注意ください。

7月4日に生まれてのあらすじ【起】

少年たちが森で戦争ごっこをして遊んでいる。その中にロン・コーヴィックもいる。

1956年ロングアイランド・マサピークア。独立記念日のパレードが行われている。ロンは父に肩車され、国旗を振っている。

そこへ、女友達のドナがロンへプレゼントを持ってきてくれた。アメリカの独立記念日である7月4日は、ロンの誕生日でもあったのだ。ニューヨークヤンキースのキャップを貰ったロンは大喜びである。

テレビではケネディ大統領が演説をしている。ロンの母は、ロンが大統領の前で立派に演説している夢を見たという。たくさん兄弟がいる中で、長男のロンは母親からの期待を一身に受けていた。

高校卒業後は海兵隊への入隊を決めたロン。ドナは大学へ進学するという。ロンはドナをプロムへ誘おうとするが、ドナは既に相手を決めていた。

本当はこの町にずっと居たいという気持ちと、国のために戦場で戦いたいという気持ちに揺れる中、自分の思いの赴くまま、家を飛び出しプロム会場へと向かうロン。外は大雨である。

ドナを見つけたロンは、びしょ濡れのままダンスを申込み、二人は踊った。

7月4日に生まれてのあらすじ【承】

1967年10月ベトナム。ロンはベトナム戦争の前線にいた。米軍は砂浜から敵陣地へ向かって銃を撃っていた。

様子を見てくるよう命じられ村へ着くと、大勢の民間人が倒れていた。ロン達は急いで衛生兵を呼んだが、敵の大群がすぐそこまで迫っており、すぐに退散するよう命令される。

そんな混乱状態の中、ロンは誤って仲間のウィルソンを撃ってしまう。

1968年1月。うだるような暑さの中、突然銃撃戦が始まった。脚を撃たれたロンは、上半身だけを使って一心不乱に銃を撃っていた。すると、今度は肩のあたりを撃たれ倒れてしまう。

仲間に助けられたロンは、ブロンクス海兵病院に入院中である。医師の診断によると、脊髄をやられ下半身が麻痺してしまったため、歩けるようになる可能性はゼロだという。

1969年、退院したロンは実家へ戻り、家族に暖かく迎えられた。

ベトナム戦争で戦ったことを誇りに思うロンだったが、世の中では反戦勢力が広がっていた。弟や妹たちもロンの話に耳を貸さない。

7月4日に生まれてのあらすじ【転】

ロンはドナと数年ぶりに再会した。ドナは反戦デモに積極的に参加しており、ロンもシラキュース大のデモについて行った。デモ隊と警察の激しいぶつかり合いの中で、ロンはドナを見失ってしまう。

何が正義か分からなくなり、酔っぱらって帰ってきたロンは大声で騒ぎ始める。

父に勧められ、メキシコへと旅立ったロン。髭も髪も伸びて小汚い恰好である。売春宿には、ロンと同じようにベトナムで戦い、車椅子に乗った帰還兵たちが大勢集まっている。そこでチャーリーという男に話しかけられ、意気投合する。

ある日、チャーリーが売春婦にバカにされたと騒ぎ、ロンも一緒にその宿を飛び出した。

タクシーに乗り込み別の町の売春宿へ向かおうとするが、タクシー運転手と口論になり、何もない道で降ろされてしまう。

二人は喧嘩を始め、車椅子から転げ落ちてしまう。天を仰ぎながら、ロンはチャーリーに弱音をこぼした。昔は迷いなどなかったのに、今は全て見失い、これからどうすればいいのか分からないと。

7月4日に生まれてのあらすじ【結】

意を決したロンは、アメリカへと戻り、ウィルソンの墓へ向かった。

墓参りの後、ウィルソンの実家へも訪問した。両親によると、ウィルソンが死んだ時の状況はよく分かっておらず、知らされてないということだった。

ロンは重い口を開き、当時の混乱した状況を話し始めた。そして、自分が誤ってウィルソンを殺してしまったと告白した。それを聞いたウィルソンの母は「あなたもさぞ辛かったでしょう」と優しい言葉をかけてくれた。

戦争反対を掲げたデモに、ベトナム参戦兵士としてロンも参加していた。1972年の共和党大会でロンはテレビカメラを向けられ、政府は国民に嘘をつき罪なき者を苦しめていると強く主張した。

4年後、民主党大会でロンは演説の機会を与えられた。「ロンが大統領の前で演説しているのを夢で見た」という母の言葉が思い出された。

出番の直前、インタビュアーに心境を聞かれたロンは、やっと故郷へ戻って来た気分だと話した。

自分を取り戻したロンは、車椅子でさっそうと舞台へとあがって行った。

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