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映画『100回泣くこと』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『100回泣くこと』の概要:『100回泣くこと』は、中村航の小説を原作とする恋愛映画。バイク事故で事故以前の1年の記憶をなくしている藤井は、友人の結婚式で知り合った女性と付き合い始めるが、彼女は元恋人だった。

映画『100回泣くこと』の作品情報

100回泣くこと

製作年:2013年
上映時間:116分
ジャンル:ラブストーリー
監督:廣木隆一
キャスト:大倉忠義、桐谷美玲、ともさかりえ、忍成修吾 etc

映画『100回泣くこと』の登場人物(キャスト)

藤井秀一(大倉忠義)
バイク事故で、それ以前の1年の記憶を失っている。友人の結婚式で佳美と出会い、付き合い始める。実家にブックという年老いた犬がいる。
沢村佳美(桐谷美玲)
藤井と結婚式で意気投合し、付き合い始める。が、実は藤井が記憶を無くした期間に付き合っていた。癌で通院しているが、そのことで過去藤井と仲違いしたため、今は彼に隠している。
中村夏子(ともさかりえ)
佳美の友人。シングルマザー。以前付き合っていた頃から藤井を知っている。頑なに願の事を隠す佳美を心配している。
武藤圭介(忍成修吾)
藤井の友人で、恵子の夫。
小川恵子(波留)
佳美の友人。癌のことを隠す佳美を心配しつつ、協力する。

映画『100回泣くこと』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『100回泣くこと』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『100回泣くこと』のあらすじ【起】

夏、共通の友人同士の結婚式で、藤井と佳美は再会する。
二人は以前付き合っていたのだ。しかし、4年前藤井がバイク事故で記憶を失って佳美は何も言わず別れた。

自分の事を全く覚えておらず、自己紹介する藤井に佳美は戸惑うが、楽しそうに話しかけてくる藤井を邪見にはできず、自分も初対面であるかのように自己紹介する。

藤井は佳美のことが気になり、結婚式以降も連絡する。
藤井は事故以来壊れたまま放置していたバイクの修理に付き合ってほしいと佳美を誘う。

それから藤井は何度か佳美と連絡を取ろうとするが、佳美はためらっていた。
佳美は癌を患っているのだ。友人の夏子は、佳美がまた藤井と関わり始めたと知って心配する。自分の体を第一に考えるべきだと言う。

佳美自身も悩んでいたが、4年も待ったのだ。
しばらく電話を無視していたが、佳美はまた藤井に会おうと決意する。

佳美はそれからも藤井のバイク修理に付き合い、何度も会うようになる。藤井は「結婚を前提に付き合ってほしい」と告白し、佳美はそれを受け入れた。

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映画『100回泣くこと』のあらすじ【承】

二人は付き合い始めたが、佳美はある条件を出した。「1年は練習期間にする」こと。出会って間もないから、結婚までにお互いを知って行こうという佳美に、藤井も同意した。

佳美は藤井のアパートで暮らし始め、「結婚の練習」生活が始まった。毎日楽しく暮らしているが、佳美は癌の事を打ち明けない。

夏子は「打ち明けた方がいい」と言うが、佳美は頑として首を縦に振らない。これほどまでに佳美が病気を隠すのには訳があった。
4年前、佳美が癌を告知されたとき、藤井は逃げ出したのだ。そしてそのまま事故に遭った。
同じ思いをするのが嫌で、藤井を苦しませるのが嫌で、佳美はどうしても言えないのだ。

以前付き合っていたことも、癌のことも隠したまま暮らしていたが、闘病生活を送る佳美には避けて通れない問題があった。

佳美は手術のために入院することになったが、それを藤井に話すわけにはいかない。しばらく実家の父親の所に行くと藤井に嘘をつくのだった。

映画『100回泣くこと』のあらすじ【転】

藤井は記憶を失った経験から、佳美が突然いなくなるかもしれないと不安に感じたが、彼女を送り出した。
佳美もいないので、自分も実家に戻って過ごしていた藤井だったが、家の荷物の中からある手紙を発見して不審に思う。

手紙の宛先の住所を訪ねると、そこはアパートだった。そこの大家は何故か藤井を知っているようだった。疑問に思い、さらに話を聞くと、ここは佳美が借りている部屋らしい。藤井は失っていた記憶を思い出す。
ここは4年前、佳美と二人で暮らしていた部屋だったのだ。

夏子を訪ねた藤井は、佳美が今も癌と闘っていることを知る。夏子も嘘をつき通せず、藤井を病室まで連れて行った。
病室の前には佳美の父がいた。ドアから病病室を除くと、そこには髪が全て抜け落ち、眠る佳美の姿があった。

一度逃げ出した藤井は、当然佳美の父から結婚を反対される。「佳美を忘れて別の女性と幸せになってほしい」と言われるが、藤井は佳美と生きるために彼女の病気と向き合おうと決心する。

映画『100回泣くこと』の結末・ラスト(ネタバレ)

夜、藤井はバイクで病院にやってきた。静かな夜にバイクの音が響き、佳美は病室の窓から藤井が来たことを確認する。

全てを思い出したらしい藤井に、佳美は「結婚できない」と言うが、そんな佳美に藤井は指輪を渡す。
それは4年前、藤井自身が作った指輪だった。あの事故の日、藤井は逃げ出そうとしたのではなかった。指輪を取りに行って、佳美に渡そうとしていたのだ。

リュックの中に犬のブックを忍ばせていた藤井は、佳美に会わせてやる。

それから二人と一匹は病院を抜け出してバイクで走り、外で夜空を見上げた。

二人はこれからしたいことを話し合う。ハワイで結婚式を挙げて、幸せになれるという幻の夜にかかる虹、ルナレインボーが見たいと言う佳美。
藤井は全部叶えようと言う。

しかし、佳美はそれからしばらくして息を引き取る。

佳美が亡くなってしばらくして、藤井はハワイに来ていた。佳美との約束を果たすためだ。何度もビーチに足を運んでルナレインボーを待つが、そう簡単には見られない。

何度も何度もビーチに通い、藤井はついにルナレインボーを目にする。そして一人涙を流すのだった。

映画『100回泣くこと』の感想・評価・レビュー

彼女が病気になり、記憶喪失になりと病気をテーマにしたエピソード盛り合わせのような映画で、泣かせに来ている感じがして逆に泣くことが出来ず残念に思った。彼女が記憶喪失になっている設定なので、記憶喪失になる前の人間関係に対しての説明が少なかったので把握するのに苦労した。

大倉忠義さんはかっこよく、演技も良かったので、大倉忠義さんや桐谷美鈴さんのファンのために作った作品だと思った。(女性 20代)


ありきたりなストーリーで、深みやオリジナリティーを感じられなかった。ストーリー自体はとても綺麗な流れで進んでいくのだが、綺麗すぎて現実味がない。どこかで見たことがあるという感想を抱いてしまい、この作品独自の魅力というものは感じられなかった。
ストーリーの盛り上がりにも欠けていて、中盤から終盤にかけては退屈に感じてしまう。今作のような作品には上位互換がたくさんあるので、わざわざ観る必要性は感じない。
主演2人の演技は良かったと思う。大衆向けではなく、2人のファンのための作品なのかもしれない。(男性 20代)


映画館に行って、一緒に行った友達に引かれるくらい100回以上終始泣いたのを覚えています…。幼かったその時にはちょうど響いてしまったんですね。今観返しても100回以上なんて泣きませんでした。独特のストーリーといったわけでもなく、主演の大倉忠義と桐谷美玲のファン向けの作品だったと今は思いますね。とはいえ、大倉さん桐谷さんの演技自体は良かったので、ファン以外でも無難には観られる作品かなといったところです。(女性 20代)

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