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映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』あらすじネタバレ結末と感想

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』の概要:トランスフォーマーシリーズを手掛けたマイケル・ベイ監督が、2012年9月11日、リビアのベンガジで実際に起きた、イスラム過激派によるアメリカ領事館襲撃事件を事実に基づいて映画化した作品。

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映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 作品情報

13時間 ベンガジの秘密の兵士

  • 製作年:2016年
  • 上映時間:144分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:マイケル・ベイ
  • キャスト:ジョン・クラシンスキー、ジェームズ・バッジ・デール etc

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 あらすじ【起・承】

元傭兵のジャック・ジルバは、かつての仲間のタイロン・ウッズに誘われ、金を稼ぐためにリビアのベンガジに赴いた。そこには、CIAの極秘拠点であるアネックスという施設が存在し、ジャックやロンを含めた軍事組織GRSのメンバーがその護衛として雇われたのだ。

カダフィ政権が崩壊した後のリビアは、軍が入手していた武器が民間人に流れ、その闇取引などで莫大な金額が動き、子供でもマシンガンを手にするような混沌とした状況になっていた。そんなリビアのベンガジで極秘裏に活動するCIAのアネックスの近くには、アメリカ領事館がある。そこに、リビアの平和を願う在リビア大使が訪れることになった。

何が起こるかわからないベンガジで危険だと警鐘を鳴らすGRSのメンバー。領事館の建物は防御するには開けすぎていたし、何よりもイスラム国の兵士たちは大量の兵器を持っている可能性が高いのだ。万が一襲撃を受ければ、SP数名で防げるものではない。

仕事を終えて、無事家族との再会を願うGRSのメンバーたち。そんな中、運命の9月11日がやってくる。

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映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 結末・ラスト(ネタバレ)

ジャック達の警告も空しく、9月11日の夜、集まってきた群衆によりアメリカ領事館は襲撃された。為すすべもなく追い詰められていく大使とそのSPから、救援の依頼がアネックスに届いたが、アネックスの責任者はジャックやロンに待機を命じたのだった。何故なら、アネックスは極秘の施設であり、護衛の部隊である軍事組織GRSも本来はいないはずの部隊なのである。彼らが救援に出動すれば、その存在がばれるだけでなく、アネックスの居場所もわかってしまう。なので、見殺しにするしかないというのだ。

しかし、GRSのメンバーたちは、大使たちを見殺しにすることはできないと判断し、勇敢にも救出に向かう。だが時は遅く、ジャック達は大使の護衛たちの亡骸を回収してなんとかアネックスへと戻ってきた。

次に襲われるのは間違いなくアネックスである。リビアのベンガジという敵のど真ん中で、実践経験のないCIAの諜報員たちを守るためにたった6人でイスラム国の兵士たちに挑むジャック達。

有象無象に沸いてくるようにすら見えるイスラム国の兵士たちは、一様に重火器を持っており、仲間たちはその凶弾に倒れていく。悪夢のような13時間の戦闘が続き、武装した車が数十台アネックスを目指しているのを発見したジャック達は、終わりを覚悟したのだが実はそれは救援部隊だった。

仲間を2名失いながらも、たった6名でアネックスを守り切ったジャック達は、英雄として祖国アメリカに迎えられた。

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

実話だからこその良い点

ノンフィクションものにはノンフィクションものの良し悪しがある。良い点は、きちんと丁寧に描かれている人間臭さである。アネックスのトップのズルさも人間ならではだし、人間だからこそジャックやロンの勇敢な行動に胸を打たれる。家族を思って戦う様子も、実際の軍事に携わる人たちの苦悩そのものなのだろう。戦闘シーンも、派手さはあまりない。一つの弾が、数メートルの炎が、人の身体を壊し、命を奪う痛みが忠実に描かれていた。だからこそイスラムの兵士にアネックスが囲まれたときの絶望感といったらない。またGRSだから主人公だから助かるというようなこともない。今回はたまたまジャックの目線で描かれたからジャックが生きているだけだと思えるような作品だ。このように、過剰な演出があまりないからこそ、ジャックやロンに寄り添うようにして出来事を体験する(わずかではあるけれど)ことができる。

実話だからこその悪い(かもしれない)点

悪い点は、出来事そのものにあまり明確な意味がない、ということである。アメリカ目線から見たイスラムの兵士たちの襲撃なので、イスラムの兵士たちがなんだか本当に意味の分からないエイリアンのように見える。だからこそ、最後のシーンで死に絶えたイスラムの男たちのそばで女たちが泣いてくずおれるシーンにはドキリとさせられた。意味不明な言葉を叫んで襲ってくる彼らもまた、一人の人間で誰かを愛し誰かに愛されているのだと当たり前のことに気付く。そういった未消化の思いは実話ならではで、私はどちらかというと良さではないかとも思っている。


実話をもとに作られた今作。マイケル・ベイ監督の作品なので、ド派手な爆発や、スピード感満載の作品かと思いましたが、かなり緊張感のあるピリピリした雰囲気が漂っていて、「現場」のリアルを感じさせられました。
派手な戦闘というよりも、兵士たちの姿をメインで描いているので、一人一人の命の重さを物凄く感じます。
たった一発の銃弾で殺されてしまった人も、愛する人の目の前で殺されてしまった人も、同じように命と人生があり、一人の人間なんだと思うと争うことの無意味さを感じました。(女性 30代)


CIAの秘密基地を守る為たった六人の秘密部隊が奮闘する、まるで映画のシナリオのようなこの話が元は実話だということにまず驚いてしまう。
戦闘シーンはどれもリアリティに溢れており、また戦闘シーン以外にも、CIA職員とGRSの微妙な距離感やGRS内の意見の対立、現地人との緊迫したやりとりなど、すべてが臨場感に溢れており目が離せない。
ラストでロンやグレンが命を落としてしまうシーンがあまりにあっけなく、だからこそ衝撃的で、戦争の過酷さとその惨状を物語っていた。(女性 30代)

映画『13時間 ベンガジの秘密の兵士』 まとめ

必ず「ノンフィクション映画ならではの痛みがある」ことを覚悟したうえで見るべき作品である。アメリカ人だからこそかっこよく散るとか、弾が当たらないとか、そういうことはまずない。「え?」と思ったら死んでいるし、たった一発の弾で血まみれになる。

また、なぜ襲ってくるのか、どのように襲ってくるのか、ボスは誰かなど考えている暇も余裕もない。ただ、襲ってくる。武器を持って殺しに来る。そんな相手を倒してみたら、相手もまた家族のある一人の人間だというある意味戦争の深い絶望みたいなものを、少しだけ覗き見ることができる痛みのある映画だった。

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みんなの感想・レビュー

  1. Hate より:

    観た後にマイケルベイなの気づいて驚きました。
    ビデオスルーなのは残念でしたね。

    残念といえば邦題も残念ですが、レビューの通り無機質に見える敵が恐ろしく
    何をしゃべっているか何を思想しているのか現地警察が逃げ出したり、
    ただただ不安定で恐ろしく見えてエイリアン(異国人)ですね。

    でも現地人からみてもメリケンはすべてそう見えるのかもしれません。
    結局のところ紛争はどんな正義感や主張を振りかざそうと、
    現場では何を言っているのかわからん連中が襲ってきて
    互いに死を振りまいているだけであるだけなんですね。

  2. 匿名 より:

    マイケルベイだから爆発爆発ばかりのなんちゃって戦争映画かよ、と思いましたが銃撃戦や、敵か味方かわからないピリピリとした雰囲気は良かったです。ただ少し長いと感じましたが、良い映画でありました。映画館で見て見たかったですね

  3. Siesta より:

    GRSのメンバーは、元特殊部隊員や海兵隊、陸軍レンジャー部隊の兵士で元傭兵ではありませんよ。

  4. 影山 美穂 より:

    大使本人のではなく、護衛の屍体でした。
    大使本人の遺体は全て終わった後です。
    分かりにくくて申し訳ございませんでした。先ほど記事の方を修正させていただきました。

  5. KEN より:

    大使の遺体を回収したのはジャック達じゃないよ