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映画『13日の金曜日 PART2』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『13日の金曜日 PART2』の概要:クリスタル湖で起きた凄惨な殺人事件から5年後。ジェイソン・ボーヒーズとその母の物語は、若者にとってはただの伝説になっていた。無防備に殺人現場の近くに集まる彼らの前に、殺人鬼の魔の手が忍び寄る。

映画『13日の金曜日 PART2』の作品情報

13日の金曜日 PART2

製作年:1981年
上映時間:86分
ジャンル:ホラー
監督:スティーヴ・マイナー
キャスト:エイミー・スティール、ジョン・フューリー、ベッツィ・パルマー、エイドリアン・キング etc

映画『13日の金曜日 PART2』の登場人物(キャスト)

ジニー(エイミー・スティール)
クリスタル湖キャンプ指導員訓練所で、恋人のポールの補佐を務める。ジェイソン親子の伝説を信じ、心理学的に犯行の動機を分析する。
ポール(ジョン・フューレイ)
訓練所の開設者。ジニーの恋人。ジェイソン親子の事件はすでに終わったものと考え、地元の人の反対を押し切ってクリスタル湖で訓練所をオープンする。
アリス(エイドリアン・キング)
前作の事件で生き延びたヒロイン。数か月後にジェイソンによってアイスピックでこめかみを刺されて殺害される。さらに5年後、ジェイソンの小屋でミイラ化した状態で登場する。
クレイジーラルフ(ウォルト・ガー二―)
前作でも登場した狂人的な老人。クリスタル湖に集まる若者に近づき、死を警告する。
ジェイソン・ボーヒーズ(スタント:スティーブ・ダッシュ、素顔:ウォーリントン・ジレット)
連続殺人鬼。前作では死んだとされていたが、実は森の中の小屋で生きていた。クリスタル湖に集まる若者を一人また一人と殺していく。青いチェック柄のシャツにオーバーオール姿で白い麻袋で覆っている。ラストシーンで顔面が半分ただれた素顔が明かされる。

映画『13日の金曜日 PART2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『13日の金曜日 PART2』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『13日の金曜日 PART2』のあらすじ【起】

クリスタル湖連続殺人事件から数か月後。唯一の生存者アリス・ハーディーは、真犯人であるジェイソンの母親、ボーヒーズ夫人に襲われる悪夢に悩まされていた。彼女の自宅にジェイソンが侵入。アリスはこめかみをアイスピックで刺されて死亡する。

それから5年後。長年閉鎖されていたクリスタル湖で、キャンプ指導員訓練センターが開校しようとしていた。参加者たちは近隣の町で老人クレイジーラルフから、「君たちが死ぬのは決まっている」という不気味な言葉を囁かれる。車で湖に向かう彼らを、森の奥からじっと見つめる人影があった。

クリスタル湖の訓練センターには10数名の若いキャンプ指導員が集合。リーダーのポールはこれから2週間行われる訓練の概要を説明した。リーダー補佐のジニーは、車の不調で遅刻して到着する。

その夜、ポールはキャンプファイヤーでジェイソン・ホーヒーズとその母にまつわる怪奇伝説を語るが、参加者たちを驚かせるのが目的だった。ドッキリが成功して喜ぶポールに、ジニーは悪趣味だと非難する。

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映画『13日の金曜日 PART2』のあらすじ【承】

若者たちは集会場でチェスやゲームなどをしてリラックスして過ごした後、それぞれが宿泊する小屋へ。恋人同士のジニーとポールは2人きりでいちゃつき始めた。その様子を覗き見していたクレイジーラルフは、背後から現れたジェイソンに有刺鉄線で絞め殺される。

翌日の朝から指導員の訓練が始まった。訓練が終わると、サンドラとジェフは興味本位で立ち入り禁止区域に侵入する。殺人現場に行く途中で、ペットで連れて来ていた犬のマフィンによく似た、動物の死骸を発見した。見回りの保安官に見つかってしまい、彼らは厳重注意を受ける。主催者のポールも保安官から5年間の平和を乱すなと警告を受けた。

保安官は町へ戻ろうとしたが、途中で怪しい人影に気付いて追跡する。森の奥まで追いかけたところで、オンボロ小屋を発見。小屋の中にはトイレもあり、人が住んでいるような気配があった。何かを見つけた瞬間、背後からジェイソンが現れ、保安官は金槌で殴り殺されてしまった。

映画『13日の金曜日 PART2』のあらすじ【転】

その夜、ポールたちは酒場に繰り出した。数名の留守番は自由に過ごすことに。テリーは湖で全裸になり、スイミングを楽しんだ。スコットは彼女の服をふざけて盗み、逃げる時に足を罠に引っ掛けて宙吊りになる。テリーがナイフを探している間に、逆さのスコットはジェイソンに首をかき切られて殺され、続いてテリーも殺害された。

酒場に着いたポールたちはジェイソンの話題で盛り上がる。ポールはもう過去の出来事だと言うが、ジニーは反論。ジェイソンは今も母親が生き返ることを願っていると推理した。

留守番しているサンドラとジェフは、2階のベッドで抱き合っていた。すると背後にジェイソンが現れ、槍で串刺しにされる。

談笑していた車椅子のマークとヴィッキーは急接近し、これからセックスをしようと盛り上がった。ヴィッキーが勝負下着に着替えて準備をしていると、外はいつの間にか大雨に。雨音に紛れて悲鳴のような声を聞いたマークは、外に出たところをジェイソンに襲われ、車椅子ごと転落する。その直後にヴィッキーもジェイソンに襲われた。

映画『13日の金曜日 PART2』の結末・ラスト(ネタバレ)

ポールとジニーは湖に戻る。2階のベッドが血だらけなのに誰もいないため、仲間を探しに行く。するとジェイソンと遭遇。ジニーは車で逃げようとしたが、エンジンが掛からないため森に逃げ込む。

森の奥の小屋に隠れるジニーだったが、それはジェイソンの棲み家。テーブルの上にはミイラ化した頭部が祭壇のように置かれ、周囲には仲間や保安官の死体が転がっていた。ジニーはジェイソンと対峙となり、咄嗟にジェイソンの母になりすますことを思い付く。

「ママはもう満足したから終わりよ」とジェイソンに語りかけるジニー。信じたジェイソンは彼女に跪くが、すぐに気付いて襲撃する。そこにポールが現れ、ジェイソンを殴り倒した。2人はジェイソンのマスクを外し、顔の半分がただれた素顔に驚愕する。

2人は宿所に戻り、犬のマフィンも元気に帰って来る。安心した次の瞬間、ジェイソンが窓を破って襲撃する。その後、ジニーは救急車で搬送され、ポールは行方不明に。森の奥のジェイソンの小屋には、ポールの首らしきミイラが置かれていた。

映画『13日の金曜日 PART2』の感想・評価・レビュー

「13日の金曜日」シリーズの第2弾。本作からいよいよジェイソンが殺人鬼になり、あらゆる方法でキャンプ指導員を殺しまくる。冒頭は、前作のあらすじがアリスの回想シーンという形でかなり長めに描かれているので、本編の時間は思った以上に短かった。ジェイソンの服装はまだまだ未完成で、青いチェックのシャツにオーバーオールという、かなりラフなスタイルだった。顔に被っているのはホッケーマスクではなく、白い麻袋。こんな地味な印象から、次回以降どう変わっていくのだろうか。その変化を追うのも面白そうだ。(MIHOシネマ編集部)

関連作品

次作 13日の金曜日 PART3
前作 13日の金曜日(1980)

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ局の映画番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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