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映画『1408号室』あらすじとネタバレ感想

映画『1408号室』の概要:ミカエル・ハフストローム監督、ジョン・キューザック主演の2007年のホラー映画。原作になったのは、スティーヴン・キングの短編小説。泊まったら必ず死ぬというホテルの一室で作家が体験する恐怖を描いた。

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映画『1408号室』 作品情報

1408号室

  • 製作年:2007年
  • 上映時間:104分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:ミカエル・ハフストローム
  • キャスト:ジョン・キューザック、サミュエル・L・ジャクソン、メアリー・マコーマック、トニー・シャルーブ etc

映画『1408号室』 評価

  • 点数:60点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

映画『1408号室』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『1408号室』のあらすじを紹介します。

オカルト作家のマイク・エンズリンは、幽霊が出るという噂のある場所を回ってはどれだけ怖かったかを書いて本にしている。
かつて「長い帰り道」という親子の絆を描いた小説を出したが、娘を亡くしている彼にはつらいだけ。

ある日、ニューヨークのドルフィンホテル1408号室には泊まるな、というハガキが送られてくる。
1408を足すと「13」という不吉な数字になると気が付いたマイクは、すぐに予約の電話を入れるものの、断られてしまう。
出版社から手を回してもらうが、ホテルで支配人から説明を受けるハメになる。
1408号室で起こった数々の事件や報道もされなかった自然死、得体の知れない邪悪な何かが存在するとしか思えない、不吉な部屋。
だがマイクの決意は固かった。

部屋に入ったものの、変わったところも無く退屈すら覚えるマイクだった。
室内の温度調整ができていないことに気がつき、フロントに連絡して修理を頼むが、部屋に一歩も入ろうとはしない修理屋。
そして不可解な出来事の連続に焦り始めたマイクは、”本物”だと気付いて部屋を出ようとする。
だが鍵が使い物にならなくなり、窓の外へ助けも呼べず、幽霊が見え始める。
パニックに陥ったマイクの目に映ったのは、幼くして亡くなったはずの娘の姿だった。

窓を伝って部屋から出ても1408号室、どうやっても抜け出せない部屋から、マイクは疎遠になっていた妻リリーにネット通話で助けを求める。
そして気を失ったマイクは、サーフィン中に海で溺れたらしく、病院のベッドで目が覚める。
1408号室はただの悪夢だと思われたが、外で過ごしたはずの数日間も1408号室の中の出来事でしかなかった。

そしてマイクは最後の手段に出る。

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映画『1408号室』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『1408号室』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

脱出ゲームのような展開

入ったら一貫の終わり、死ぬまで出ることは不可能というホテルの部屋に、無理やり泊まったホラー作家の恐怖の一夜。
「1+4+0+8=13」という秘密が隠されていて、それを一瞬で解き明かす主人公のマイク・エンズリンの観察眼は鋭い。
海外で「13」という数字は、日本での「4」と「9」と同じくらい不吉とされている数字なのだ。

また、部屋の鍵が鍵穴の中に刺さったまま折れてしまい、手を怪我して、電話も通じなくなってパニックに陥るものの、すぐにほかの脱出方法を思いつく彼の底なしのアイディアには感服する。
部屋自体もマイクを逃がす手段を次から次へと断ち切っていき、脱出ゲームに似た展開になっているのは、ホラー映画なのにワクワクさせられる。

2012年の公開された「推理作家ポー/最後の5日間」でのエドガー・アラン・ポー役を演じた、ジョン・キューザックがここから生まれたと思ってしまうような回転の良さだ。

メリハリが無く飽きるストーリー

ストーリーが淡々と進み、結局部屋から出られない上に、大きな出来事が起こるわけでもないので、どこか飽きのくる展開になっている。
窓からの脱出は高さを考えても無理だが、窓枠を伝って隣室へ向かっても出られない、換気口も無理というお決まりの脱出ルートが塞がれてから、幽霊が出てきたり亡くなった娘が見えたりし始めるのは、”部屋に潜む悪意”の嫌がらせでしかなく、見ている側にも刺激にならない展開だ。
部屋の中だけだとストーリーにメリハリが無いと感じたのか、気が付いたらサーフィン中に海で溺れて、ホテルでのことは全て夢だったという夢オチ展開を一瞬見せ、それ自体も夢でまだ部屋の中にいる、という展開にはややこしすぎてついていけない。

ラストシーンで、火事を起こして脱出に成功したマイクだったが、テープレコーダーの中身を聞いたマイクとリリーの表情、そして支配人の「よくやった」という言葉の意味が謎のまま終わってしまい、モヤモヤしたものを残している。


ラストが物凄くモヤモヤする今作。スティーブン・キング原作の作品にありがちな作家が主人公という展開にまたか…と思いつつもいわく付きのホテルを評価してまわると言うのはかなりマニアックで面白いなと感じました。
行くなと言われると余計行きたくなる気持ちは分かります。そして、行くなら怖くても最後まで貫き通して欲しいですよね。しかし、今作の主人公は1408号室のヤバさに気付き逃げようとするんです。その後のオチもかなり微妙で正直飽きてしまいました。
キャストも悪くないのになんだか惜しい作品です。(女性 30代)

映画『1408号室』 まとめ

メリハリが全く無く、見ていて飽きる映画。
脱出ゲームとして楽しむという見方もできるが、ラストでは火事を起こして部屋自体を失わせてしまっているので、そんな脱出方法しか無かったのか、と残念な結果に。

スティーヴン・キングの短編小説「1408号室」が原作になっていて、スティーヴン・キング原作の映画では高確率の、作家が主人公、という設定。
しかもこの主人公のマイク・エンズリンは空気を読もうとせずにヘンテコな発言をすることも多く、幽霊の出るホテルや場所を回っては「ドクロ3つ」などと評価してまわる作家なのだ。
不謹慎極まりないが、寂れた田舎のホテルなどでは宣伝効果になるというのだから、国柄の違いは大きいと実感させられる。

ラストシーンは謎につつまれているのだが、おそらくホテルの一室で悪さをしていた”悪意”が、マイクの体を棲家に変えた、ということだとは考えられないだろうか。

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