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映画『15時17分、パリ行き』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『15時17分、パリ行き』の概要:2015年に起きた、タリス銃乱射事件を描いた伝記映画。犯人に果敢に立ち向かった3人の若者の背景に迫る。主演の3人は、事件当時に立ち向かった本人達が演じている。

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映画『15時17分、パリ行き』の作品情報

15時17分、パリ行き

製作年:2018年
上映時間:94分
ジャンル:伝記
監督:クリント・イーストウッド
キャスト:アンソニー・サドラー、アレク・スカラトス、スペンサー・ストーン、ジェナ・フィッシャー etc

映画『15時17分、パリ行き』の登場人物(キャスト)

スペンサー・ストーン(少年時代:ウィリアム・ジェニングズ / 現在:スペンサー・ストーン)
本作の主人公の1人。学校ではアレクと共に周りの子たちと距離を置いている。好きな遊びは戦争ごっこ。モデルガンをいくつも所持している。軍に入隊し、日々体を鍛えている。
アンソニー・サドラー(少年時代:ポール=ミケル・ウィリアムズ / 現在:アンソニー・サドラー)
スペンサーとアレクの友人。1人で校長室で怒られる。2人とは友達になるが、学年の途中で転校してしまう。離れても2人とは友達で、大人になってからも連絡を取り合う。
アレク・スカラトス(少年時代:ブライス・ガイザー / 現在:アレク・スカラトス)
スペンサーといつも一緒にいる。校長室前でアンソニーと知り合い、友達になる。スペンサー同様、戦争ごっこが好きで放課後はいつもサバゲーで遊んでいる。彼もまた途中で転校してしまう。軍に入隊する。
ジョイス・エスケル(ジュディ・グリア)
スペンサーの母。母子家庭で、女手一つでスペンサーを育てる。学校に呼び出されることに苛立ちを感じている。
ハイディ・スカラトス(ジェナ・フィッシャー)
アレクの母親。ジョイスと同様に母子家庭でアレクを育てる。ジョイスと共に度々学校に呼ばれる。
マイケル・エイカーズ校長(トーマス・レノン)
スペンサーたちの通う学校の校長。問題がある生徒を呼び出し、神に誓わせる。

映画『15時17分、パリ行き』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『15時17分、パリ行き』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『15時17分、パリ行き』のあらすじ【起】

個人面談で、スペンサーの母であるジョイスとアレクの母ハイディは一緒に教室へ入る。同じクラスである担任の先生と2人一緒に面談を始める。先生からは息子たちが注意力散漫で、障害があるのではないかと問いかける。しかし、その内容は授業中に話を聞かなかったり、窓の外を見てるだけといった誰でもするようなことだった。そのことに対して薬を使って治療したほうが良いと先生は言う。これに激昂した2人は教室を出ようとする。その後ろ姿に投げかけるように、母子家庭で育った子どもは問題を起こす確率が多いと告げる。

2人揃って迷彩服を来て学校に登校したスペンサーとアレクは、生徒会選挙に出馬していた。しかし、落選して落ち込んでいると、授業の開始のベルが鳴る。教室に入っていなかっただけで先生から校長室へ行くように言われる。校長室へ向かうと、黒人の少年が1人で校長室から出てくる。彼もまた、怒られていた1人である。少しだけ会話をして彼は去っていくと、校長から校長室へ入るように2人は連れていかれる。怒られて戻ってきたあとの授業で2人は、再び黒人の少年に出会う。スペンサーは話しかけ、黒人の少年はアンソニーと名乗った。クラスの子からいじめられたアンソニーは再び校長室送りになる。それに続くように、スペンサーとアレクの2人も再び先生による指導で校長室送りになる。

仲良くなった3人は放課後を一緒に遊ぶようになる。スペンサーがアンソニーを部屋に招き、自慢のモデルガンたちを見せつける。興奮するアンソニーに戦争ごっこを教え、3人で戦争ごっこをするようになる。その晩、ジョイスの元に電話がかかってくる。スペンサーが近所で迷惑をかけた電話で、母であるジョイスはスペンサーを叱る。スペンサーは自分が平和の道具になるように神様に祈った。

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映画『15時17分、パリ行き』のあらすじ【承】

校長に怒られる日々が続き、アンソニーが転校することになる。悲しみに暮れるスペンサーとアレクだったが、アンソニーは笑顔で学校を去った。残された2人だったが怒られる日々が続き、アレクまでもが、転校することとなる。悲しみに暮れるスペンサーだったが、2人と連絡を取り合い日々を過ごしていく。

特急列車の中で、男がトイレ待ちをしていた。なかなか出てこず見に行ってみると、銃を持った男が現れる。銃を奪おうと数人で組み合いになるが、男は懐に隠していた銃を取り出し発砲する。

青年になったスペンサーは、カフェでアルバイトをしていた。ある時、そのカフェに軍人がやってくる。彼との会話で軍人になることを決め、アンソニーに無理だと馬鹿にされても軍人になるためのテストに向けて、体を鍛え上げる。スペンサーの努力は功を成し、テストには通過する。しかし、希望の所属にはつくことができず、落胆する。別の所属で訓練に励むスペンサー。馬鹿にしていたアンソニーだったが、スペンサーの頑張りを褒めて称える。軍人としての一歩を踏み出したスペンサーだったが、訓練がきつく、いつの時間も課題に追われていた。ある日、寝坊をしてしまい訓練に遅刻する。課題もうまくいかず、スペンサーは落第してしまう。

一方、アレクは戦争に行くことになる。空港まで見送りをしてくれた母を抱きしめ、戦場へと向かう。

変わらぬ日々が続く。ある日、スペンサーが救命の授業を受けている時に警報が鳴る。基地内で銃の発砲。机の下に隠れるようにと教授から言われるも、スペンサーは扉に隠れて犯人を撃退しようと構える。しかし、警報は誤報で教授からスペンサーの行動は愚かだと言われてしまう。授業は続き、被害者の出血を防ぐ方法などを学ぶスペンサー。

一方、アレクは戦地で物乞いによる物品の盗難にあう。いつものことのように、戦うのではなく見回りと物乞いの相手だけである。

映画『15時17分、パリ行き』のあらすじ【転】

スペンサーはテレビ電話でアレクに連絡を取り、休暇中に旅行に行かないかと誘う。アレクはドイツでゆっくり過ごしたいことを伝える。通話が終わると、今度はアンソニーにテレビ電話をかける。アレクと同じようにヨーロッパ中を旅しようと誘う。お金がないというものの、クレジットカードで済まそうと決断して旅行が決定する。アレクは1人、知り合いの女性とゆっくり過ごすためドイツでスペンサーとアンソニーを待つ。スペンサーとアンソニーの2人は最初にローマを観光し、コロッセオに感銘を受ける。男2人旅で楽しむ。

ベルリンでアレクと合流したスペンサーとアンソニー。昔馴染みが久しぶりに集い、夜のクラブで一晩を楽しむ。二日酔いのまま起き出した3人はパリ行きの特急列車に乗り込む。乗り合わせた老夫婦の荷物を持ってあげたりと優しさを見せるスペンサー。車内に乗り込むと老夫婦と別れを告げる。一息ついた3人がそれぞれ好きなように過ごす。停車駅で1人の男が乗車し、トイレに入っていく。スペンサーたちが車内で快適に過ごしていると、男が1人飛び出してくる。その後ろから拳銃を持った男が現れ、背後から走っていく男に向けて発砲する。弾は直撃し、男は倒れる。一部始終を見てたスペンサーたちは隙をついて拳銃を持った男に飛びかかる。

映画『15時17分、パリ行き』の結末・ラスト(ネタバレ)

銃を持った犯人にスペンサーがタックルして吹き飛ばす。拳銃は吹っ飛んだが、犯人はナイフを取り出しスペンサーの首を切りつける。スペンサーは訓練で習った絞め技を使い、犯人を行動不能にする。行動不能になった犯人をアンソニーが縛り、撃たれた男の元にスペンサーが駆け寄る。アレクは他の乗客に危険がなかったか確認しに行く。スペンサーの必死の救命活動により、撃たれた男性は助かることとなる。停車駅で警察に犯人は拘束され、スペンサーは病院へと運ばれた。

事件のあった数日後、スペンサーとアレクとアンソニーの3人はフランス大統領に呼ばれる。犯人は大量の銃の玉を持っており、大量虐殺のテロを起こすつもりだったのである。そのテロから救った3人は国から表彰されることになる。彼らの行動を称えると、最高位の勲章であるレジオン・ドヌール勲章が与えられた。フランス大統領の言葉を受け、彼らは英雄となり、各国から賞賛の声を受け、凱旋パレードが行われた。

映画『15時17分、パリ行き』の感想・評価・レビュー

実話を元にしただけあって、リアリティのある作りだった。事件の当事者たちである本人を本人役で起用するという前代未聞の撮り方も見どころの1つだと言えるだろう。

少年時代から彼らのルーツを探ることにより、自分たちと何も変わらない同じ人々だというメッセージが込められているのが伝わった。人のためになる行動を起こすことがいかに勇気のいることかを教える教訓にもなっている。ハッピーエンドで終わる実話なので、見終わったあとも気分が良い。(MIHOシネマ編集部)


実話をもとにした映画。本作の凄い点は、メイン出演者3人のスペンサー、アンソニー、アレクは本人役として出演しているところだ。役者を使わずに本人を起用しリアリティをとことん追求するクリント・イーストウッド監督の手腕はさすがとしか言いようがない。

3人も演技未経験ではあるが、実際彼らが直面したシーンを再演しているので違和感なくみられる。映画であったことに直面し逃げずに立ち向かった彼らは本当の英雄だと思う。過去に他人からネガティブな評価を受けていたとしても関係はない。現在の自分がどう生きていたいか、信念を貫く気持ちがあればきっと未来は明るい。ぜひ多くの人に鑑賞していただきたい1本。(男性 20代)


列車内の騒動だけでなく、旅行中のスペンサー達の姿を描いていることで、何気ない日常の中で恐ろしい事件が突然起きることが表現されていると思う。スペンサー達が友達にならなければ、軍人になることを選ばなければ、どこか一つでも決断が違っていれば、テロを食い止め乗客達を救うことはできなかっただろう。これが実話を元に制作されたというのが、何よりも驚きである。物語を深く考えれば考えるほど、恐ろしさを感じる作品。スペンサー達の勇敢な行動に、拍手を送りたい。(女性 30代)


クリント・イーストウッドは本当に天才です。実話ベースの作品は沢山ありますが、それを本人が演じた作品が今までにあったでしょうか?役者でもない一般人だった3人が巻き込まれた事件。それを最もリアルに表現出来るのはその「本人」しか居なかったのでしょう。
3人の演技はとても自然体で、見ていて違和感がありませんでした。子供の頃から一緒だった3人の友情がこの奇跡の映画を作り出したのだと思います。
ストーリーはもちろん、出演者にこんなにも感動した作品は初めてでした。(女性 30代)

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