映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の概要:『スター・ウォーズ』シリーズに登場するハン・ソロの若き時代を描いたスピンオフ作品。ハン・ソロの謎に包まれたベールを解き明かす。奴隷のように生きてきたハンが宇宙へと飛び出し、生き抜いてきたスペースアクションストーリー。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の作品情報
上映時間:135分
ジャンル:SF、アクション
監督:ロン・ハワード
キャスト:オールデン・エアエンライク、ウディ・ハレルソン、エミリア・クラーク、ドナルド・グローヴァー etc
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の登場人物(キャスト)
- ハン・ソロ(オールデン・エアエンライク)
- 惑星コレリア出身。宇宙一のパイロットになることを夢見ている。ホワイト・ワームズというギャング集団にいたが、逃げ出したのちに帝国軍のアカデミーに所属する。戦場に送り込まれるがチューバッカたちとの出会いにより、銀河を冒険することになる。
- チューバッカ(ヨーナス・スオタモ)
- ウーキー族の一人。帝国軍の奴隷として捕まっていたが、ハンに助けられる。のちにハンと行動を共にすることとなる。怪力で、操縦もできる。190歳。
- キーラ(エミリア・クラーク)
- ハンと同じコレリア出身。ホワイト・ワームズから逃亡するも失敗する。数年後にクリムゾーン・ドーンに所属してドライデン・ヴォスの副官としてハンの前に現れる。冷静で用心深い。
- トバイアス・ベケット(ウディ・ハレルソン)
- 悪名高い賞金稼ぎ。ハンがいた戦争の土地で出会う。任務のためにハンを連れていくことになり共に行動する。サバイバルから射撃の技術まで一流。将来はバレコードを弾くことを夢見ている。
- ランド・カルジリアン(ドナルド・グローヴァー)
- 密輸業者。今は引退してギャンブルを楽しんでいる。最高の宇宙船であるミレニアムファルコンを所持しており、その船長でもある。強制的にハンたちの任務に参加させられることになる。
- ドライデン・ヴォス(ポール・ベタニー)
- 犯罪シンジゲート、クリムーン・ドーンのボス。平気で人を殺すほどの非情さを持つ。富が好きで富裕層を招いてパーティーをするなど社交性の部分も見せる。キーラを副官として側に置いている。
- L3−37(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)
- ランドと一緒にいるドロイド。ミレニアムファルコンの副操縦士でもある。口達者なドロイドで、ドロイドにも人権を主張する。銀河一の情報を持っている。
- エンフィス・ネスト(エリン・ケリーマン)
- クラウド=ライダースと呼ばれる悪名高いギャングのリーダー。仮面で顔を隠しており、全てが謎に包まれている。ベケットの邪魔をする。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ【起】
惑星コレリアでハン・ソロは盗品の売買などを行って暮らしている。孤児であるハンはホワイト・ワームズというギャング集団に所属していて、そこから逃げ出す機会を狙っていた。ある時、ハンは貴重な燃料であるコアクシウムを手に入れ、孤児仲間であるキーラと共にホワイト・ワームズのアジトから逃げ出す。宇宙一のパイロットを目指していたハンは、自慢の操縦でスピーダーを乗りこなし、敵の追っ手を撒く。宇宙へ逃げ出すためにコロネット宇宙港に辿り着くも、キーラだけが敵に捕まってしまう。コアクシウムを取引に使い、宇宙港の検問をすり抜けたハン。惑星コレリアから抜け出すために帝国軍のアカデミーに入り、いつか宇宙船を手に入れて、キーラを取り戻すことを誓う。
3年後、ハンはアカデミーを追放される。歩兵となったハンは、惑星ミンバンの戦場に送られる。戦場にも関わらず戦う気がなかったハンだが、奇妙な小隊と出会う。大尉の階級章をつけたトバイアス・ベケット、ヴァルという女兵隊と、4本腕のパイロットであるリオの3人組だった。戦場から逃げる機会を伺っていたハンは、果敢に戦場を蹂躙するベケットたちに感動する。彼らが正規の兵隊ではないことを見抜いたハンは、自らを小隊に入れてくれと懇願する。しかし、ベケットが脱走兵と帝国軍に告げたことにより、ハンは捕まってしまう。ハンが入れられた牢は凶暴なウーキーがいた。凶暴なウーキーの攻撃を必死で避けるハン。ウーキー族の言葉が分かるハンは、ウーキーの名前がチューバッカだということを知る。そこでハンは、同じように捕まっているウーキーに話を持ちかける。牢の一部分が老朽化していて壊れかけていた。持ち前の怪力で牢を壊すことに成功する。結託して共に脱出した2人は、ベケットたちを見つけて同じ船に乗り込むことに成功する。ハンの行動力とチューバッカの力を認めたベケットは2人を仲間にする。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ【承】
ベケットの小隊に加わったハンとチューバッカ。ベケット達の正体は戦場荒らしだった。ハンは、ベケット達の次の目当てが帝国軍の列車に積まれている、大量の精製コアクシウムを盗むことだと知る。5人で力を合わせて列車からコアクシウムを盗むとこまでたどり着くが、そこにエンフィス・ネスト率いるクラウド=ライダーズに襲われる。そのおかげで作戦は失敗し、敵からベケットを守るためにヴァルは爆破に巻き込まれて戦死してしまう。宇宙船を操縦していたリオも敵の弾に撃たれ、息絶えてしまう。乗っていた宇宙船の操縦をハンが変わり、その場から脱出する。
ベケット達は、コアクシウム奪取の資金を出していた犯罪シンジゲート、クリムゾーン・ドーンのボスであるドライデン・ヴォスの怒りを買うことになる。ドライデンに面会するため、船を飛ばしてたどり着いた先はファースト・ライトと呼ばれる船だった。そこでは富裕層によるパーティーが行われており、ハンはキーラと再び出会う。キーラがなぜこの場所にいるのか、不思議がる様子を察しながらキーラはドライデンに仕えてることをハンに話す。そこにドライデンが現れ、コアクシウム奪取の失敗の借りをどう返すかベケットに尋ねる。返答に困ったベケットだったが、ハンの機転によりその場をやり過ごす。次なる任務は、精製前のコアクシウムを惑星ケッセルにあるスパイス鉱山から盗み出すことだった。失敗がないようにドライデンはキーラを旅に同行させるようにする。精製前のコアクシウムは不安定で、時間が経てば自然爆発してしまう恐れがあり、そのため速い宇宙船が必要になる。キーラの情報により、ハンたちは速い宇宙船を所持しているランド・カルジリアンという人物を訪ねることになる。
惑星ヴァンドアで、ハン達はランドに出会う。彼はギャンブルが好きで、ギャンブルに勝てたら宇宙船を渡すことを約束する。ハンとランドのギャンブルが始まる。しかし、ギャンブルはイカサマで最初から渡すつもりなどなかった。宇宙船を手に入れられなかったハンだったが、ベケットが任務が成功した時の分け前を持ちかけ、ランドはそれに賛同する。ランドが所持していたのはミレニアムファルコンという大きな宇宙船で、副操縦士に銀河一の情報が詰まっているというドロイドのL3-37がついていた。ハン達は惑星ケッセルに向かうが、ケッセルに向かうためのコースが遠回りだということでケッセル・ランという命知らずの道を突き進む。無事ケッセルにたどり着いた彼らは鉱山を支配している帝国軍をかいくぐり、未精製のコアクシウムを見つける。盗むために妨害工作としてL3が、帝国で使われているドロイドを自由にする。鉱山で奴隷として働かされていた人々とドロイドによる混乱で、精製前のコアクシウムを運び出すことに成功する。しかし、混乱のさなかでL3が敵の弾に撃たれて動かなくなってしまう。相棒の死に打ちひしがれてるランドの代わりに、ミレニアムファルコンをハンが操縦する。すると、チューバッカも操縦できることを知り、副操縦士としてチューバッカもコックピットに座ることになる。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』のあらすじ【転】
惑星ケッセルを出ると、帝国軍の船が待ち構えていた。再びケッセル・ランを突き進むミレニアムファルコン。敵を追い払うために、銀河一の情報を持つL3のデータをミレニアムファルコンと繋ぐ。L3のデータのおかげで敵を振り切り、船にはコースが示されるようになる。コースの通りに進んでいくとそこにはモー星団があった。モー星団とは巨大な重力井戸のことであり、そのそばには巨大な怪物が潜んでいた。怪物をおびき出し、重力井戸に引きずり込ませることに成功する。しかし、ミレニアムファルコンも重力井戸に引きずり込まれてしまう。咄嗟の判断で、精製前のコアクシウムを船に注入して船を瞬間的に爆発させて加速させることを思いつくハン。ベケットがそれをやってのけ、無事モー星団から抜け出す。
惑星サヴァリーンに辿り着いたハン達。ここでは精製前のコアクシウムを精製する装置があり、ドライデンとの引渡し場所にもなっている。全てのコアクシウムを精製し終わったところで、ハン達はクラウド=ライダーズに捕まってしまう。先にミレニアムファルコンに乗っていたランドは1人そのまま逃げてしまう。捕まったハン達にクラウド=ライダーズのリーダーであるエンフィス・ネストが仮面を脱ぐ。その仮面の下には幼い少女の顔があった。彼らは犯罪シンジゲートにより身内を殺された遺族達であり、コアクシウムを使ってさらに起こされる悲劇を止めようとする者達だった。話を聞いたハンは、ドライデンの手にコアクシウムが渡らないようにする作戦を立てる。しかし、ベケットはそれに反対して1人去ってしまう。
ドライデンがサヴァリーンに降り立つ。キーラとハンとチューバッカでドライデンの元に向かう。ベケットがいないことに質問するドライデンだったが、ハンはベケットがケッセルで死んだことにする。残念がるドライデンだったが、すぐさまコアクシウムを見せるように言う。その場でコアクシウムを見せるハンだったが、ドライデンは偽物だと言い放つ。驚いてるハン達の前に、ベケットが姿を表す。ベケットはハン達を裏切り、ドライデンの味方についていた。本物のコアクシウムを持っているエンフィスの前にドライデンの部下が包囲する。しかし、ハンはコアクシウムを入れ替えておらず、目の前にあるコアクシウムが本物だと告げる。エンフィスが所持しているコアクシウムを調べて偽物であることに気づいた時には、ドライデンの部下達は倒されてしまう。状況が変わったベケットは即座にドライデンを裏切り、チューバッカにコアクシウムを持たせ逃げ去ってしまう。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の結末・ラスト(ネタバレ)
部屋にはドライデンとハンとキーラの3人だけが残り、それぞれが戦闘を始める。キーラがハンを殺そうとしているところを見守るドライデンだったが、キーラはドライデンを不意打ちで刺し殺す。驚いてるハンだったが、キーラは早くコアクシウムを取り返すように促す。1人になった部屋でキーラはドライデンの指輪を奪う。指輪はダースモールと繋がる通信機の鍵であり、ドライデンが殺されたことをダースモールに告げるキーラ。
ベケットに追いついたハンは、ベケットに銃を向ける。ハンに語りかけるように話し出すベケット。しかし、間髪入れずにハンはベケットの胸を撃ち抜く。ハンに撃たれたベケットは賢明な判断だと言い、息を引き取る。その遠くでは、キーラを乗せた宇宙船が空に飛び立っていく。それを眺めるように見続けるハン。チューバッカにコアクシウムを持たせ、取り戻したコアクシウムを全てエンフィスへと渡す。エンフィスから仲間に入らないかと告げられるが、断るハンだった。
ハンは、チューバッカと二人でランドを探し出す。相変わらずギャンブルを楽しんでいるランドを見つけ、再び勝負を仕掛ける。ハンは、ランドのイカサマを潰して勝負に勝ち、ミレニアムファルコンを手に入れる。チューバッカと二人で宇宙へと飛び立っていった。
映画『ハン・ソロ スター・ウォーズ・ストーリー』の感想・評価・レビュー
若い頃のハン・ソロが描かれていて見応えがあった。スター・ウォーズの世界観がたっぷりと詰め込まれていて、ずっと楽しめる映画だった。ただ、『スター・ウォーズ』シリーズを知らないと分からない用語だったり、人物の関係性などこの映画から入った人にはわからないことが多く感じるかもしれない。予備知識があったほうが楽しめる作品だと言えるだろう。結末の部分では、次回作を期待させるような雰囲気もあり続きがみたくなる終わり方だった。(MIHOシネマ編集部)
とんでもなく批判されているのは知っていたが、自分で視聴してみなければ結論をだせないので視聴。結果、そこまでひどい作品ではなく、むしろ良作と言える。興行収入的に続編は難しいのが悲しいところ。ハン・ソロの幼馴染のこれからは永遠に描かれないのだろうか。
オールデン・エアエンライクは非常に好演しており、演技で良くハリソンフォードにここまで似せたと賞賛を送りたい。
期待していたチューバッカとの出会いは意外にあっさりしていたのは少し残念だったが、全体的によくできていた。(男性 30代)
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