映画『22ジャンプストリート』の概要:高校で潜入捜査をする警官コンビの活躍を描いた『21ジャンプストリート』の第2作。今作では大学を舞台に麻薬の囮捜査が繰り広げられる。前作に続きジェナ・ヒルとチャニング・テイタムが共演する。
映画『22ジャンプストリート』の作品情報
上映時間:112分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
キャスト:ジョナ・ヒル、チャニング・テイタム、ピーター・ストーメア、アイス・キューブ etc
映画『22ジャンプストリート』の登場人物(キャスト)
- モートン・シュミット(ジョナ・ヒル)
- 大学で潜入捜査をする警官。老け顔が特徴で、スポーツを苦手としている。若者のドンチャン騒ぎに馴染めずにいる一方で、アート専攻のマヤと親密になる。
- グレッグ・ジェンコ(チャニング・テイタム)
- シュミットの相棒。運動神経が抜群で、大学への潜入捜査でもアメフト選手として活躍することになる。アメフト選手のズーコと意気投合する。
- ディクソン(アイス・キューブ)
- シュミットとジェンコの上司で、潜入捜査を取り仕切っている。大学で出回っているワイファイと呼ばれる新しい麻薬について捜査するように命じる。
- ゴースト(ピーター・ストーメア)
- 街を牛耳る麻薬の密売人。囮捜査をしていたシュミットとジェンコと遭遇するが、2人の追跡を巧みに交わす。
- マヤ(アンバー・スティーブンス)
- アート専攻の女子大学生。ワイファイの影響で死んだ女子大生と同じ講座を受講していた。実はディクソンの娘でもある。
- ズーク(ワイアット・ラッセル)
- 大学のアメフト選手で、腕にタトゥーをしている。学内のズーコ会を取り仕切っており、アメフトの試合でジェンコと共に活躍する。
- メルセデス(ジリアン・ベル)
- マヤのルームメートの女子大生。いつもシュミットとマヤの関係を盗み見している。死んだ女子大生とも親しかった。
映画『22ジャンプストリート』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『22ジャンプストリート』のあらすじ【起】
シュミットとジェンコは囮捜査で麻薬取引の現場に乗り込む。取引相手はゴーストと呼ばれる密売人だった。しかし、ゴーストに2人の正体を見破られ、逃げられてしまう。その失敗により、2人はディクソンから高校に潜入した前回と同じ任務を命じられる。唯一の違いは大学に入学し、ワイファイと呼ばれる麻薬で死んだ女子大生について調べることだった。これまでのところ女子大生が売人からワイファイを買っている写真しか証拠がなかった。
シュミットとジェンコは兄弟と称して大学の寮で共同生活を始める。2人は死んだ女子大生が参加していた詩の発表会に顔を出し、シュミットはそこで女子大生の知り合いだったマヤと出会う。捜査に行き詰まった2人は前回の事件で捕まえた犯人に相談する。犯人は写真に写っている売人のタトゥーに注目する。2人は早速、彫り師からフットボール選手に同じタトゥーを彫ったという情報を入手し、フットボールチームを下見する。ジェンコはそこでアメフト選手のズーコと一緒にプレーし、意気投合する。
映画『22ジャンプストリート』のあらすじ【承】
ズーコは、ジェンコとシュミットをゼータ会の新歓イベントに誘う。しかし、シュミットはその場に馴染めず一人で先に帰る。その途中でマヤと行き会い、アート談話で盛り上がった2人は関係を持つ。ところが、その一部始終をマヤのルームメートのメルセデスに聞かれてしまい、気まずい思いを味わう。一方、ゼータ会に溶け込んでいたジェンコはズーコの腕に売人と同じタトゥーがあるのに気付く。
シュミットとジェンコはゼータ会の家に隠しカメラを設置する。しかし、その帰りに2人はゼータ会の面々に拉致されてしまう。それは入会のためのドッキリイベントだった。2人は他の新入生と共に散々酒を飲まされるが、シュミットはそれに耐えられず、離脱する。そのことでシュミットとジェンコの間には溝が生じ、2人は別々に捜査を進めることになる。ジェンコはズーコと共にアメフトの試合で大活躍を繰り広げる。一方のシュミットは父母参観の日に、マヤの父親がディクソンであることを知る。ディクソンは怒りに満ち溢れ、シュミットは恐怖を味わう。
映画『22ジャンプストリート』のあらすじ【転】
シュミットはマヤと一晩中プライベートについて語り合うが、またもや一部始終を聞いていたメルセデスに聞かれてしまう。そしてメルセデスから女子大生が心理学者に会っていたことを教えられる。シュミットとジェンコを連れて心理学者の事務所を調べ、死んだ女子大生が売人だった可能性があることに思い当たる。2人は急いで女子大生の部屋を捜索し、中身が切り抜かれた本を見つける。この本を使って図書館で取引が行われたと察した2人は図書館に向かうが、ジェンコは途中でアメフトの試合を優先してしまう。
一人で図書館に入ったシュミットはそこでゴーストの姿を見付ける。慌ててジェンコに応援を頼み、ジェンコも試合を抜け出して図書館に駆け付ける。しかし、2人とも銃を携帯していなかったために、逆にゴーストに追われて、大学構内を逃げ回る羽目になる。何とか追っ手を交わしたものの、ジェンコの心がアメフトにあることを理解したシュミットは、パートナーを解消することにする。シュミットは一人でパトロール生活に戻り、一人で捜査資料を洗い直す。
映画『22ジャンプストリート』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジェンコも徐々に大学生活に違和感を覚え始めたジェンコは、シュミットに謝罪する。シュミットはゴーストが誰かのために大学の学費を払っていたことを突き止めていた。ジェンコも春休み中の大学生で賑わうバカンス地でワイファイが大量に取引されるとの情報を掴んでおり、2人は一緒にバカンス地に向かう。
2人はそこで、ゴーストとメルセデスが打ち合わせをしている場に突入する。メルセデスがゴーストの娘だったのだ。そこにディクソンも駆け付けて銃撃戦となり、シュミットはメルセデスを、ジェンコはゴーストを追跡する。シュミットはメルセデスを追い詰め、乱闘を繰り広げる。そして、ディクソンとマヤの加勢を得て、メルセデスを逮捕する。一方、ジェンコはゴーストをビルの屋上まで追い詰めているところで、シュミットも応援に駆け付ける。ゴーストはヘリコプターで逃げようとするが、シュミットとジェンコもそこに飛び移る。そして、手榴弾を中に投げ入れて海に飛び込み、ヘリコプターは大破させる。2人は無事に事件を解決し、パートナーとして復帰を果たす。
映画『22ジャンプストリート』の感想・評価・レビュー
前作に続き、ユーモアに満ちた軽快なコメディ作品に仕上がっており、ジョナ・ヒルとチャニング・テイタムとコンビも最高だ。2人が単なる凸凹コンビなだけでなく、ブロマンス的要素が加味されているところがミソだろう。本編が面白いのはもちろんだが、エンドロールで流れる続編のアイデアが素晴らしく、ぜひ実現させてほしいと思ってしまった。ちなみに今シリーズはジョニー・デップ出演のテレビドラマがベースになっている。(MIHOシネマ編集部)
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