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映画『四月は君の嘘』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『四月は君の嘘』の概要:有馬公生は幼い頃、ピアノコンクールの常連で何度も優勝していた。クラシック界では有名な人物だったが、ある理由からピアノが弾けなくなっていた。そんなある日、ヴァイオリニストの宮園かをりに出会う。

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映画『四月は君の嘘』の作品情報

四月は君の嘘

製作年:2016年
上映時間:122分
ジャンル:ラブストーリー、青春
監督:新城毅彦
キャスト:広瀬すず、山崎賢人、石井杏奈、中川大志 etc

映画『四月は君の嘘』の登場人物(キャスト)

宮園かをり(広瀬すず)
高校生。ヴァイオリニスト。幼い頃に公正の演奏を聞いたことがあり、強い憧れを抱いていた。体が思うように動かなくなる病を患っており、入退院を繰り返している。
有馬公生(山崎賢人)
高校生。幼い頃はピアノコンクールの常連で、何度も優勝している。ヒューマンメトロノームという異名を持ち、正確で厳格な演奏を行う。だが、あることがきっかけでピアノの音が聞こえなくなり、演奏しなくなる。
澤部椿(石井杏奈)
公正の幼馴染。自分では自覚していなかったが、公正のことが好き。ソフトボール部に所属しており、活発な性格。
渡亮太(中川大志)
公正の幼馴染。チャラチャラした言動が目立つが、本当は友人思いの優しい性格をしている。サッカー部に所属している。

映画『四月は君の嘘』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『四月は君の嘘』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『四月は君の嘘』のあらすじ【起】

有馬公生は新譜の譜面起こしのバイトをしていたが、本気でピアノを弾く気はなかった。幼馴染の澤部椿は公正を心配しており、再びピアノを弾けるようになって欲しいと願っていた。

椿の友人の宮園かをりが、公正の幼馴染である渡亮太に会いたいと言い出した。皆で会うことになり、公正も誘われる。公正が待ち合わせ場所に行くと、子供達と一緒に鍵盤ハーモニカを楽しそうに演奏する女性の姿があった。公正は思わず、女性達の姿を携帯で録画した。その時、女性のスカートが捲れてしまう。公正は盗撮魔と間違えられ、女性に糾弾される。その女性こそ、かをりだった。

かをりはバイオリニストで、この後コンクールに出場する予定だった。公正は帰ろうとするが、かをりに腕を捕まれ行こうと誘われる。公正は仕方なく、コンサートホールを訪れた。公正はクラシック界で有名で、周囲の観客達は公正を見て騒がしくなった。公正は居心地の悪い思いをしながらも、かをりの演奏を聞いた。かをりの演奏は他の演奏者とは違い、とても独創的だった。公正はかをりの演奏に聞き惚れる。

かをりが亮太に会うため、校門の外で待ち伏せをしていた。しかし、亮太は他の女性と会う約束をしていた。公正はそのことを知っていたため、亮太は部活が忙しいとかをりに嘘を吐いた。かをりは代役として公正を連れ出し、カフェを訪れた。

カフェに置いてあるピアノを子供達が演奏していた。かをりは子供達に声を掛け、公正にピアノを弾くよう指示した。公正は断ることができず、ピアノを演奏した。しかし、演奏を途中で止めてしまう。公正の手は震えていた。かをりはそのことに気づいた。

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映画『四月は君の嘘』のあらすじ【承】

かをりは公正の過去を知っていた。公正は幼い頃ピアノコンクールの常連で、優勝を何度も経験していた。公正の演奏は正確かつ厳格で、ヒューマンメトロノームという異名を持っていた。かをりはピアノを辞めた理由を公正に尋ねた。公正は演奏の途中からピアノの音が聞こえなくなることを明かした。集中すればするほど、ピアノの音だけ聞こえなくなってしまうのだ。公正はそれを自分への「罰」だと思っていた。話を聞いたかをりは公正の意思を無視し、コンクールの自分の伴奏役に任命した。

椿はかをりに協力し、楽譜を目につくところに置くなどして公正の興味を引こうと奮闘した。公正はピアニストだった母親が亡くなった後に出場したコンクールで、突然ピアノの演奏を辞めていた。椿はそんな公正のことを心配していた。辞めるにしても、納得して辞めて欲しいと考えていた。

公正は伴奏を断った。しかし、コンクール当日に、かをりが迎えに来た。かをりは頭を下げ、伴奏をして欲しいと必死に頼んだ。公正はかをりの思いを受け、伴奏役を引き受けることにした。椿と亮太に自転車で送ってもらい、会場に向かった。

かをりは頭突きをして公正の不安な気持ちを払しょくすると、腕を引いて舞台に上がるためのドアへと向かった。公正は順調な滑り出しでピアノを弾いた。しかし、母の亡霊を見てしまい、演奏が乱れてしまう。公正はかをりの邪魔をしないよう、演奏を止めて項垂れた。すると、かをりも演奏を止めた。

かをりは公正に声を掛けると、再び演奏を始めた。一度止まった時点で、かをりのコンクールはそれで終了だった。かをりはコンクールとは関係なく演奏を行っているのだ。公正は再びピアノを弾いた。演奏終了後、観客達は立ち上がり2人に拍手を送った。かをりは初めて公正の名前を呼び、感謝の言葉を述べた。

映画『四月は君の嘘』のあらすじ【転】

かをりはコンクールに落選するが、入賞者しか出場できないコンサートに招待される。かをりは再び公正に伴奏を頼んだ。公正がピアノを捨てた人間だからと言って断ると、不安を抱いていても飛び込めば良いのだと諭される。かをりはそう言うと、本当に橋の上から川に飛び込んだ。公正は驚くが、かをりの言葉に共感し自分も川に飛び込んだ。

公正は服を着替えるため、かをりと一緒に自宅へと帰った。かをりはピアノを見に行くが、埃が積もっていて荷物が散乱しておりとてもピアノを演奏できる場所ではなかった。かをりは公正と一緒に掃除を行った。かをりは部屋にあった楽譜を手に取り、コンクールで演奏することを決める。公正は別の曲を勧めるが、かをりの意思は変わらなかった。

幼い頃、公正は母が元気になるよう願いながら、コンクールに出場した。優勝を果たすが、母から演奏の間違いを指摘されて頬を叩かれてしまう。ショックを受けた公正は、母に「お前なんか、死んじゃえばいいんだ」と言ってしまう。母は入院先に戻るが、その夜息を引き取った。公正は母を殺したと、自分を責めた。それから、ピアノの音が聞こえなくなってしまった。かをりがコンサートで演奏するために選んだ曲は、公正の母が好きだった曲だった。

コンサート当日、かをりが姿を見せなかった。公正は1人で舞台に上がり、演奏を行った。公正が弾いたのは練習で弾いていた伴奏用ではなく、ピアノ編曲版だった。演奏しながら、公正は母の演奏を思い出していた。それは、いつも子守唄代わりに母が弾いていたものだった。母の親友だった瀬戸紘子は、舞台袖で公正を見守った。母が公正に厳しくしていたのは、自分が亡くなった後も公正がピアニストとしてやっていけるよう願っていたからだった。

映画『四月は君の嘘』の結末・ラスト(ネタバレ)

かをりは貧血を起こして転けてしまい、頭を切ったので入院していた。公正、椿、亮太は皆で見舞いに行き、元気そうなかをりの姿を見て安心した。亮太とかをりが仲良さそうに話しているのを見て、公正は複雑な思いを抱く。しかし、亮太のことを気にして何も言うことはできなかった。椿は公正に思いを寄せつつあり、病室から立ち去った公正を心配した。

かをりは退院し、公正を連れて遊びに出かけた。楽しい時間を過ごしたが、日が暮れてきたため帰ることにした。その時、かをりは学校に鞄を忘れたことを思い出した。2人は夜の校舎に忍び込んだ。かをりは固い表情で、自分の机をじっと眺めた。実は、鞄を忘れたというのも退院したというのも嘘だった。1日だけ外出許可が下りただけだった。かをりは病状が悪化したことを涙ながらに語った。

かをりが廊下で倒れて気絶してしまう。公正は病院に付き添い、かをりの両親に謝罪した。かをりは公正を病室に呼び、迷惑を掛けたことを謝罪した。そして、いつも振り回していることを悔い、出会わなければ良かったと呟いた。公正は何も言うことができず、その場から立ち去った。

公正はかをりに会いに行くことができなかった。しかし、亮太や椿と話したことでかをりへの深い愛情を自覚し、会いに行く決心をする。公正は前に進むため、東日本ピアノコンクールに出場しようと思っていることをかをりに話した。そして、かをりに好きだと告白し、一緒に演奏したいと思っていることを伝えた。その後、かをりはリスクを承知の上で、生きるために手術することを決心した。

東日本ピアノコンクール当日。奇しくも、かをりの手術当日でもあった。公正は舞台に立ち、かをりを思いながらピアノを演奏した。公正にはヴァイオリンを弾いている、かをりの姿が見えた。

公正は学校の音楽室で、生前かをりが書いた手紙を読んだ。そこには、幼い頃に公正のピアノ演奏を聞いたことがあること、一緒に演奏したいと思ったからヴァイオリンを始めたことが書かれていた。かをりは幼い頃に手術を行い、ずっと入退院を繰り返していた。しかし、両親の泣いている姿を見て先がないことを知り、楽譜通りではなく自由に演奏することを決めたのだった。かをりが亮太を好きだというのは嘘だった。本当に会いたいと思っていたのは、公正だった。椿が公正のことを好きだと気づいていたため、言えなかったのだ。手紙には、公正のことが好きだと書いてあった。

映画『四月は君の嘘』の感想・評価・レビュー

広瀬すずの演技はとても上手かったと思うが、どうしてもヴァイオリンの演奏シーンが変で違和感を感じたのが勿体無かったなと思った。ヴァイオリンを弾ける女優さんが演じた方が良かったのではないかと思う。山崎賢人が演じた有馬公生が、過去の苦しみを乗り越えてもう一度ピアノに向き合う物語がとても良かった。原作の漫画は読んだことはないが、雰囲気を損なわずに作られているのではないかと思う。122分の収録時間の中に、きちんと物語が収められているように感じた。(MIHOシネマ編集部)


高校生役4人ともかわいらしかったー。いい意味で青春しているわくわくする映画。実は、当時広瀬すずが売れっ子すぎて、映画に出過ぎで敬遠していたのですが、原作がいいものだし、鑑賞。石井杏奈の役に感情移入しました、普通に演技のできる女性なのだと。すずちゃんも病気持ちというキャラクターながら元気で、演奏についてはわかりませんが、演奏時の顔は真剣ないい顔をしていました。もちろん男性陣は安心して見られる(目の保養にもなる)お二人だったので、原作の空気感を逸脱せず、しっかり収まった形で映画も締めくられていて、◎。(女性 30代)


病に打ち勝とうと奮闘する宮園かをり、過去を乗り越えてピアノを演奏する有馬公生、恋をしながらも友人のことを大切に思っている澤部椿と渡亮太の姿に、心が揺さぶられる作品。宮園かをりが残した手紙が切なく、誰もが泣いてしまうシーンだと思う。全体的に丁寧に制作されていて素晴らしい作品だと思うが、一つだけ残念に思ったのは、演奏シーンが拙く浮いていたこと。明らかに弾いていないのが分かるようなところもあったので、違和感がどうしても拭えなかった。(女性 30代)


才能のある高校生と病気という悲しいテーマを掛け合わせた王道とも言えるストーリーは既視感のある展開に飽きてしまいました。広瀬すずの演技はこういった青春作品には物凄く合っているのかもしれません。彼女の一生懸命で天真爛漫な雰囲気は病と闘いながらも、苦しさを見せないかをりそのものだったように感じます。
山崎賢人や広瀬すず、俳優陣の演技はとても良かったのでストーリーを大目に見れば楽しめるのではないでしょうか。(女性 30代)


まず初めに原作並びにアニメを視聴した1ファンだが、見るなら原作やアニメの情報を一切排除した状態で視聴して欲しい。そうすると広瀬すずや山崎賢人の演技はそこまでひどくないことは理解できる。脚本もよくぞ2時間に圧縮し、纏めたなと感じた。

バイオリンの演奏シーンも明らかに違和感バリバリだが、我慢できないわけではない。でも人にお勧めするならアニメになる。あらすじや大体の流れを理解したい人と、広瀬すずや山崎賢人の演技を見たい人にはお勧めできる。(男性 30代)

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