京都府の洛北医科大学で転落死事件が起きる。その事件をきっかけに、世界中で不審死事件が相次ぐ。被害者は科学者ばかりだった。京都府警捜査一課に所属する土門薫刑事は、京都府警科学捜査研究所の助けを借りながら捜査を開始した。
映画『科捜研の女 劇場版』の作品情報
- タイトル
- 科捜研の女 劇場版
- 原題
- なし
- 製作年
- 2021年
- 日本公開日
- 2021年9月3日(金)
- 上映時間
- 108分
- ジャンル
- サスペンス
- 監督
- 兼崎涼介
- 脚本
- 櫻井武晴
- 製作
- 西新
村松秀信
與田尚志
池田篤郎
今村俊昭
多湖慎一
寺内達郎
森君夫
藤崎絵三
村上弓
中尾亜由子
森田大児
谷中寿成 - 製作総指揮
- 早河洋
三輪祐見子
塚田英明 - キャスト
- 沢口靖子
内藤剛志
佐々木蔵之介
若村麻由美
風間トオル
金田明夫
渡辺いっけい
小野武彦 - 製作国
- 日本
- 配給
- 東映
映画『科捜研の女 劇場版』の作品概要
20年以上続く人気テレビドラマが、ついに映画化!主人公の榊マリコ役を務めている沢口靖子を始め、内藤剛志、若村麻由美、風間トオルなどテレビドラマ版のお馴染みのキャストが集結している。そして、実力派俳優の佐々木蔵之介が、マリコにとって最大の敵となる加賀野亘役を務めた。テレビドラマ版にも携わっている兼崎涼介がメガホンを取り、櫻井武晴が脚本を手掛けている。シンガーソングライター・遥海の楽曲『声』が、主題歌に起用された。
映画『科捜研の女 劇場版』の予告動画
映画『科捜研の女 劇場版』の登場人物(キャスト)
- 榊マリコ(沢口靖子)
- 京都府警科学捜査研究所(通称、科捜研)に所属している。法医担当。科学捜査オタク。熱中すると周囲のことが見えなくなってしまうこともある。
- 土門薫(内藤剛志)
- 京都府警捜査一課に所属する刑事。榊マリコの能力を買っており、深く信頼している。
- 加賀野亘(佐々木蔵之介)
- 帝政大学に所属する微生物学の教授。天才的な頭脳を持つ。冷静沈着な人物。「ダイエット菌」と呼ばれる腸内細菌を発見する。
映画『科捜研の女 劇場版』のあらすじ(ネタバレなし)
京都府の洛北医科大学で転落死事故が起きる。一度は自殺として判断されたものの、世界中で似たような不審死事件が相次ぐ。ウイルス学者や歯周病原細菌学者など、遺体となって発見された人達は科学者ばかりだった。京都府警捜査一課に所属する土門薫刑事は事件性を疑い、捜査を開始した。
土門に協力したのは、科学捜査のスペシャリスト達が集まる京都府警科学捜査研究所(通称、科捜研)だった。彼らは何度もタッグを組み、難事件を解決してきた実績があった。科捜研は法医担当の榊マリコを中心に調査を開始した。捜査線上に浮上したのは、帝政大学に所属する微生物学の加賀野亘教授。しかし、決定的な証拠が見つからず、捜査は難航する。果たして、土門達の捜査の行方は?
映画『科捜研の女 劇場版』の感想・評価
20年以上続く人気作
1999年、テレビ朝日系列でテレビドラマ『科捜研の女』が放送を開始した。主人公は榊マリコ。京都府警科学捜査研究所に所属する法医学研究員である。科学捜査に並々ならぬ拘りを持っており、真相が分かるまで諦めない強い心を持っている人物である。そして、Season5から榊マリコの相棒として活躍しているのは、京都府警捜査一課の土門薫刑事。熱血漢の土門刑事と冷静沈着な榊マリコの関係はバランスが良く、たまにふっと笑える掛け合いも人気の一つとなっている。
2020年10月~12月にSeason20が放送された。現行の連続ドラマの中で最多シリーズを記録している。全放送話数は250話を超えており、毎回あっと驚く展開と胸に響く人間ドラマが楽しめる。そんなファンから愛され続けている作品が、今回満を持して映画化されることになった。榊マリコと土門刑事の活躍をぜひ目に焼き付けて欲しい。
テレビドラマ版お馴染みのキャスト&豪華なキャストが出演!
主人公の榊マリコ役を務めたのは沢口靖子。「第1回東宝シンデレラオーディション」でグランプリを獲得したことをきっかけに、芸能界の道に進む。映画『刑事物語3 潮騒の詩』(1984)で松村海子役を務めた他、挿入歌も担当した。この作品で女優デビュー&歌手デビューを果たす。
京都府警捜査一課の土門薫刑事役を務めたのは内藤剛志。大森一樹監督が手掛けた映画『ヒポクラテスたち』(1980)で映画デビューを果たす。NHK大河ドラマ『花燃ゆ』(15)やテレビドラマ『味いちもんめ』シリーズに出演しており、名俳優として人気を博している。
最強の敵として榊マリコの前に立ちはだかる加賀野亘役は佐々木蔵之介。テレビドラマ『ハンチョウ〜神南署安積班〜』シリーズや映画『20世紀少年』シリーズに出演しており、主演から脇役までどの立ち位置でも対応できる実力派俳優である。
その他、若村麻由美、風間トオル、斉藤暁などテレビドラマ版お馴染みのキャスト共に、宮川一朗太、駒井蓮、水島麻理奈など新たなキャストが仲間に加わっている。
『科捜研の女』シリーズと縁が深い、監督・兼崎涼介&脚本家・櫻井武晴
監督を務めたのは兼崎涼介。自主映画『自殺キャロット』(03)で監督デビューを果たす。テレビドラマ『科捜研の女』シリーズやテレビドラマ『相棒』シリーズで演出を担当したことがある。
脚本を担当したのは櫻井武晴。テレビドラマ『科捜研の女』シリーズやテレビドラマ『ATARU』(12)などの人気ドラマ作品の脚本を手掛けている他、『名探偵コナン 緋色の弾丸』(21)を始めとした劇場版の『名探偵コナン』作品も多数手掛けている。
主題歌を担当したのはシンガーソングライターの遥海。遥海は2020年5月にシングル『Pride』でメジャーデビューを果たした。高い歌唱力が評価されており、日本テレビ系列で放送された特別番組『第5回全日本歌唱力選手権 歌唱王』では当時の最高得点である995点を叩き出して大きな話題を集めた。
映画『科捜研の女 劇場版』の公開前に見ておきたい映画
ヤマトタケル
沢口靖子がヒロインのオトタチバナ役を務めている。日本神話を元に、独自の要素を組み入れた特撮作品。「超時空SFアドベンチャー」と称された。主人公のヤマトタケル役は、実力派俳優の髙嶋政宏が務めた。監督を務めたのは、映画『ゴジラ』シリーズの4作品を手掛けた大河原孝夫。特技監督を映画『ゴジラ』シリーズに携わっていた川北紘一が務めている。当時の最新CG技術が取り入れられたことでも大きな話題を集めた。テレビアニメ化や漫画化も行われている。
沢口靖子&髙嶋政宏の他に、宮本信子、阿部寛、藤岡弘ら豪華なキャストが出演している。主題歌は「GLAY」の楽曲『RAIN』。『RAIN』のプロデュースを、ロックバンド「X JAPAN」のYOSHIKIが担当している。劇中音楽を担当したのはピアニストとしても活躍する荻野清子。三谷幸喜監督作品と縁の深い人物である。
詳細 ヤマトタケル
海すずめ
内藤剛志が主人公・赤松雀の父である赤松武男役で出演している。「宇和島伊達400年祭」を記念して制作された作品で、ロケが行われた愛媛県宇和島市の自然豊かな町並みを見ることができる。シンガーソングライターの植村花菜が書き下ろした楽曲『ただいま。』が主題歌に起用された。
赤松雀は小説家として活躍していたが、二作目がスランプ中で執筆に苦戦していた。雀は実家がある愛媛県宇和島市に戻り、私立図書館の自転車課で働くことにした。自転車課は貸し出す本を自宅まで運ぶのが主な仕事だった。「宇和島伊達400年祭」が開催されることになり、姫君衣装を完全復刻することになった。衣装の図柄が載っている本は、どうやら図書館内にあるらしい。タイムリミットは3日間。皆で図柄が載っている本を探すことになった。
詳細 海すずめ
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿
ジャンル:サスペンス。テレビ朝日系列で放送されている人気テレビドラマ『相棒』シリーズのスピンオフ作品。ハセベバクシンオー原作の小説『鑑識・米沢の事件簿 〜幻の女房〜』を元に制作されている。ハセベバクシンオーの父である長谷部安春がメガホンを取った。主人公の米沢守役を務めたのは、テレビドラマ版と同じく俳優の六角精児。
警視庁刑事部鑑識課に所属する米沢守は、捜査をしているときに元妻の知子の姿を見かける。その後、知子が遺体となって発見される。調査の結果、その女性は米沢の元妻に似ていただけで、別人であることが分かった。そして、女性の事件は自殺として処理された。遺体となって発見された女性の元夫は、刑事の相原誠だった。米沢は女性の死が自殺として判断されたことが納得できず、相原と共に事件を捜査することにした。
映画『科捜研の女 劇場版』の評判・口コミ・レビュー
科捜研の女劇場版を観た。舞台挨拶中継の回。映像がきれいで話もスケール大きくて良かった。ミステリ好きな方にもおすすめ。パンフレットはインタビューたくさんあって読み応えあり。沢口靖子さまの感極まった姿も美しかったです。みんな観てくれい🎉#科捜研全国ジャック中 pic.twitter.com/1IH3StYthA
— amie-glory (@AmieGlory) September 4, 2021
科捜研の女、劇場版感想(ネタバレなし)
20周年の集大成、いわゆるお祭り映画にしたいという脚本櫻井さんの気持ちが詰まった映画でした!私は科捜研のメンバーが「優秀な研究員」として解析を進めていくのが大好きなのでそれが楽しめたので良かった。ある名刺を手に入れた後のマリコさん最高!! pic.twitter.com/5iwLBgrqWx— ナッコ*(9/11クンタラ応援やるよ🦢) (@_nacco) September 4, 2021
『科捜研の女 劇場版』を観た。シリーズ最高傑作だわ! ずっとハイテンション。派手な事件ではないのに、見せ場が多い。真相、外した(汗。科学捜査の用い方がうますぎ。相馬くんと神原の扱いが相変わらず雑で良い。笑える台詞多し。みんながどんな捜査をしているか、よく分かった。
— 千澤のり子 (@noriko_c) September 3, 2021
「科捜研の女 -劇場版-」観た。テレビで観たのは多分10回ぐらいだけど、いつもの感じのところに、長期シリーズらしくサブキャラがどんどん出てきて楽しくなった。
佐々木蔵之介が「美しい星」系の怪しく不穏な佇まい、最後まで何をやるかわからない得体の知れなさがとても良かった。 pic.twitter.com/DoQxN5wPX9— an_shida (@an_shida) September 3, 2021
『科捜研の女 -劇場版-』を観る。
ドラマは全く見たことがなかったけど、予告で見てなんとなく気になったので観た。
堅実な作りで、最後まで飽きることなく楽しく観れた。
『いとみち』主演の駒井蓮さんが出てて超テンション上がった。
めっちゃ可愛かった。 pic.twitter.com/TJA544qSUC— ミズモトタカヒロ (@takahiro_mottsu) September 3, 2021
映画『科捜研の女 劇場版』のまとめ
20年以上続く人気テレビドラマ作品が、ついにスクリーンデビューを果たした。沢口靖子、内藤剛志、若村麻由美、風間トオルらテレビドラマ版お馴染みのキャストの他、渡辺いっけい、小野武彦、戸田菜穂、田中健などかつてテレビドラマ版に出演していた懐かしのキャストも集結している。『科捜研の女』シリーズファンにとっては嬉しいキャスティングと言える。最強の敵と対峙する榊マリコの活躍と共に、久しぶりに登場するキャラクター達の活躍をぜひ楽しんで欲しい。
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