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映画『ズーム 見えない参加者』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ズーム 見えない参加者』の概要:新型コロナウイルスのパンデミックでロックダウンとなったイギリスを舞台に、Web会議ツール“Zoom”を題材にして作られたホラー映画。Zoom交霊会を開催した男女が体験する恐怖を描く。

映画『ズーム 見えない参加者』の作品情報

ズーム 見えない参加者

製作年:2020年
上映時間:68分
ジャンル:ホラー
監督:ロブ・サヴェッジ
キャスト:ヘイリー・ビショップ、ラディーナ・ドランドヴァ、ジェマ・ムーア、キャロライン・ウォード etc

映画『ズーム 見えない参加者』の登場人物(キャスト)

ヘイリー(ヘイリー・ビショップ)
Zoom交霊会のホストで、霊媒師セイランをゲストに招く。女性5人が揃った画面の右上。
ジェマ(ジェマ・ムーア)
中国系英国人。眼鏡。交霊会中で悪ふざけをして、架空の霊ジャックをでっち上げる。画面左下。
エマ(エマ・ルイーズ・ウェブ)
怖がりだが、顔アプリで自分の顔をモンスター風にすることにはまっている。画面左上。
ラディーナ(ラディーナ・ドランドバ)
ロックダウン中に恋人アランと同棲を始めるが、Zoom中に険悪なムードになる。画面右下。
キャロライン・ウォード
家族と暮らしており、陽気なパパもZoomに登場する。自分の姿をZoomの壁紙にしている。画面上の真ん中。
テッド(エドワード・リナード)
Zoom交霊会に参加する唯一の男性。交霊開始早々、妻ジニーに邪魔されて退出する。
セイラン(セイラン・バクスター)
ヘイリーが招いた霊媒師。ネット環境が不安定なせいかまたは霊の力か、度々通信が途切れてしまう。

映画『ズーム 見えない参加者』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ズーム 見えない参加者』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ズーム 見えない参加者』のあらすじ【起】

2020年、新型コロナウイルスのパンデミックで、ロックダウンとなったイギリス。ヘイリーはWeb会議ツール“Zoom”を使って、友人たちと交霊会を行おうとしていた。参加者は中華系のジェマ、怖がりのエマ、恋人と同棲中のラディーナ、家族と暮らしているキャロライン、唯一の男性テッドの計6人だ。

ラディーナの同棲はロックダウンがきっかけだが、関係は微妙。Zoomを始めると彼氏が不機嫌になり、気まずいムードになる。キャロラインは自分が部屋を動き回る姿を壁紙にし、皆に披露した。テッドは交霊に必要な道具として祖母のアンティーク・オルゴールを用意するものの、遊び半分の参加である。全員が揃うと画面越しに乾杯し、霊媒師のセイランの入場を待つことにした。

しばらくするとセイランが入場。彼女自身もZoom交霊会は初めてだと言う。交霊のやり方や注意事項、特に霊に敬意を払うことを忘れないでと忠告する。もし怖くなって途中で止めたければ、輪を切り崩すイメージであの世の繋がりを絶つのだと説明した。

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映画『ズーム 見えない参加者』のあらすじ【承】

Zoom交霊会を始めようとしたが、テッドは妻のジニーに邪魔されて画面から退出する。残ったメンバーで行うことになり、「誰かいれば来てください」と合唱した。しかし、何度呼んでも何も起きず、白けた空気が流れる。セイランが宅配便で席を外すと、参加者たちの緊張の糸が切れてしまった。

セイランが席に戻り、交霊会を再開した。するとジェマは怯えながら、ジャックという名前が浮かんだと言い始める。自分に優しくしてくれた同級生だったが、自殺したのだと話した直後、セイランのネットが切断された。セイランがいなくなると、ジェマはニヤニヤと笑いながら、ジャックは作り話であると明かして爆笑した。

ジェマの悪ふざけに怒るヘイリーだったが、椅子が何かに引っ張られて倒されてしまう。キャロラインは屋根裏から怪しい音が聞こえたため撮影すると、宙に浮かぶ人間の足が写り込んだ。その後も、無人の部屋を撮影して首吊り死体が写り込んだり、グラスが突然割れたりするなど怪奇現象が相次いだ。

映画『ズーム 見えない参加者』のあらすじ【転】

数々の怪奇現象が止まらなくなった頃、ようやくセイランがスマホで再参加する。不可思議な現象は交霊がうまくいっている証拠で、相手はジャックだろうと言う。ヘイリーは、ジャックはジェマが作った実在しない霊だと明かした。するとセイランは、それは霊に招待状を送ったようなものであり、悪霊を呼んだ可能性があると指摘する。

彼女たちは霊に呼び掛けを行うことにした。すると、ヘイリーの部屋の明かりがバチバチと点滅し、再びセイランと連絡が取れなくなる。彼女たちはセイラン抜きで交霊会を中止しようと、輪を断ち切るイメージで儀式を行った。ようやく終わったと安堵した次の瞬間、キャロラインがパソコン画面に顔面を打ち始める。何度も頭突きを繰り返した挙げ句、彼女は動かなくなってしまった。

エマの部屋では、アプリの顔が宙に浮かぶ怪奇現象が発生。小麦粉を床に撒いて霊の足跡を確認するが、ポルターガイストで天井から突き落とされて怪死する。同じ頃、ラディーナの部屋でも彼氏が天井から突き落とされた。

映画『ズーム 見えない参加者』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヘイリーは何者かに体を引きずられてZoom画面から消えてしまう。心配したジェマはヘイリーを助けるため、近所に住む彼女のアパートに走った。

Zoom画面に残っているのはエマだけとなった。そこへ何も知らないテッドが再入場。交霊の続きを行おうとする彼に、逃げてと叫ぶエマの声は届かなかった。突然停電になったため外に出たテッドは、化け物と遭遇。妻が宙に浮かんで首をへし折られてプールに落下するのを目撃し、ライターの明かりで逃げようとした。祖母のオルゴールを発見した直後に何者かに襲われ、火が体に燃え移って焼死した。エマも何者かに突き落とされて死亡する。

ジェマはヘイリーの部屋に到着。飛んできた食器が当たって気絶するが、意識を取り戻してヘイリーと再会。ハグ禁止のため肘タッチで互いの無事を喜び合った。ヘイリーは怪物の正体を突き止めようと、ポラロイドカメラで撮影を試みる。シャッターを何度も切り、5回目で化け物が出現。と同時に、Zoom画面はタイマーが切れ、ミーティング終了と表示された。

映画『ズーム 見えない参加者』の感想・評価・レビュー

新型コロナウイルスのロックダウン中のイギリスで撮影された話題の作品。棚から物が飛び出すという昔ながらの特殊効果を再現するため、監督は俳優たちの家に細いワイヤーなどを送ることから始めたそうだ。社会全体が閉塞する中で、俳優、スタッフがアイデアを出し合い、意欲的に映画作りに取り組んだことが伝わってくる。

本編終了後に流れる、打ち合わせ中に起きたという怪奇現象のおまけ付き。怪奇なのかどうかよく分からないけど、こちらも面白かった。(MIHOシネマ編集部)

みんなの感想・レビュー

  1. ゆにむ より:

    世間ではあまり評価は高くないようですが、サクッと観れるホラー映画で面白かったです。
    設定がとても魅力的でした。
    同じような感じで色々作れそうですよね。

    ひとつ気になったのが、セイランと通信が途切れる時に、セイランに何かが飛びかかる演出があるのですが、あれは一体何なんでしょうね?
    悪魔なのか悪霊なのか…
    あの映画のなかで、あの演出が地味に一番のお気に入りだったりします。