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映画『ピープル・ライク・アス』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ピープル・ライク・アス』の概要:ニューヨークで営業マンとしてキャリアを築いていたが、大きなミスがきっかけで借金を背負うことになった男性。父親の遺言により存在を知ることとなった、腹違いの姉との交流を描く。

映画『ピープル・ライク・アス』の作品情報

ピープル・ライク・アス

製作年:2012年
上映時間:114分
ジャンル:ヒューマンドラマ
監督:アレックス・カーツマン
キャスト:クリス・パイン、エリザベス・バンクス、オリヴィア・ワイルド、マイケル・ホール・ダダリオ etc

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映画『ピープル・ライク・アス』の登場人物(キャスト)

サム・ハーパー(クリス・パイン)
ニューヨークでエリート営業マンとして働いていたが、大きな失敗をしてしまう。同時に父親の訃報を受け取り、目の前の問題から逃げ出したが家族の秘密を知ってしまう。
フランキー・デイヴィス(エリザベス・バンクス)
サムと腹違いの姉弟関係であった女性。アルコール依存症を抱えながら、一人息子・ジョシュを女手一つで育てている。父親とは幼い時に生き別れてしまった。
ジョシュ・アラン・デイヴィス(マイケル・ホール・ダダリオ)
フランキーの一人息子。とても勉強ができるが、知識を勉強に活かさずいたずらばかりしている。サムとフランキーの父親の遺産の受取人として遺言が遺されていた。

映画『ピープル・ライク・アス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ピープル・ライク・アス』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ピープル・ライク・アス』のあらすじ【起】

敏腕営業マンのサム。商談を成立させ、意気揚々と帰社するが上司のジムから大きなミスについて指摘される。補填には莫大な金額が必要であることを知り、サムの表情は凍り付いた。

サムのアンラッキーな出来事は立て続く。恋人のハンナから父親の死を知らされたのだ。飛行機に乗る際にも搭乗券を入れた財布を車に忘れ1便乗り遅れてしまう。

実家に到着した時には葬儀は終了していた。機嫌の悪い母親だが、挨拶をするハンナに親切に対応する。しかし、サムはハンナに用事があることにして「翌日に帰宅する」と言う。サムの嘘を見抜いた母親は、サムの頬を平手打ちする。

サムは洗面所で医療用のマリファナを見つける。音楽プロデューサーだった父親の書斎を覗くサムの元に、ハンナがやってきた。父親との思い出を聞きたがるハンナだが、いい思い出はすぐに思いつかなかった。

父親の親友である弁護士から、遺言について話があると呼び出されたサム。父親の宝物であるレコードを譲り受けることになったサム。そして使用感のあるセカンドバッグを受け取った。

サムはクラッチバッグの中に15万ドルと1枚の手紙が入っていることに戸惑う。手紙には「この金をジョシュ・ディヴィスへ。彼らの面倒を頼む」と書かれていた。手紙に書かれているロッカーを目指し、サムは車を飛ばすのだった。

映画『ピープル・ライク・アス』のあらすじ【承】

小学生のジョシュは、友達と一緒に学校のプールを爆破した。学校から呼び出された母親・フランキーは頭を抱えて帰宅する。そこへ居合わせたサムは「ジョシュ・ディヴィス」と叫ぶフランキーの声にハッとする。

急いで出かけたフランキーの後をつけたサム。行き先はアルコール依存症患者のコミュニティだった。フランキーはサムの父親の訃報が掲載された新聞の切り抜きを手に、参加者たちの前に立つ。

「私は存在しない。だからただ忘れるために酒を飲む」と語るフランキーは記事に自分とジョシュのことが何も書かれていないことに納得できずにいたのだ。

どこか父親の面影があるフランキーは、父親の隠し子だと悟ったサム。帰宅したサムは、ハンナに見たことを話し、15万ドルは自分の懐にしまうつもりであると明かした。ハンナはサムの言動が信じられず、一人帰宅してしまうのだった。

夜通し、お酒を飲みながら父親の書斎を漁ったサム。学校帰りのジョシュに声をかけ、自宅まで送り届けた。その夜、サムはフランキーの職場を訪れる。しかし、サムの携帯電話には仕事に関する大量の留守番電話のメッセージが来ていた。現実逃避気味のサムは、気合いを入れてフランキーに話しかけた。

少しだけフランキーと話し帰宅したサム。次に母親と話す時間を設けた。母親はパチュリの匂いが懐かしいと話しだし、父親との馴れ初めや思い出話をしてくれた。しかし、サムは自分の話になると逃げだすのだった。

映画『ピープル・ライク・アス』のあらすじ【転】

ニューヨークに戻る前に、サムはフランキーに挨拶をしに行った。フランキーは徐々にサムに気を許し、父親とは8歳の時に生き別れたことやジョシュを生んだ時の話をし始める。フランキーもまたパチュリの匂いに思い出があると明かし、サムは複雑な思いにかられる。

フランキーと距離を縮めたサムはジョシュも連れてドライブに向かう。楽しい思い出を作ったサムたちは、一緒に過ごす時間が増えていく。しかしフランキーは弁護士からジョシュが父親の遺産相続人となっていることを知らされた。突如現れたサムの存在を不審がる。

体調の優れない母親はやけに外出の多いサムの行動に疑問を抱く。フランキーについて話したサムに対して、母親はすでに知っていたことを明かす。そしてニューヨークに帰るよう諭すのだった。

仕事のミスは取り返しのつかないことになっていた。ニューヨークに戻る決心をしたサム。しかし、ジョシュが学校でまだ問題を起こしたとフランキーから連絡が来る。焦り不安そうなフランキーの声色を聞いてしまい、サムの決意は揺らいでしまった。

映画『ピープル・ライク・アス』の結末・ラスト(ネタバレ)

フランキーが学校に到着すると、サムが先にジョシュの面倒をみていた。どこか安堵するフランキー。帰宅し、サムが父親から教わった「6つのルール」をジョシュに教えている姿を見てフランキーは微笑ましく思う。サムがニューヨークに戻るのを引き留めようとしたフランキーだったが、サムが腹違いの姉弟であることを明かすと表情は一変するのだった。

母親の病状が悪化したため、サムは実家に留まることに決めた。ようやく母親と向き合うことができたサム。母親から一本の古いフィルムを託された。

フランキーはジョシュの転校を機に引っ越してしまう。しかし、ジョシュの中でサムの存在は大きくなる一方である。ジョシュは電話帳でサムの実家を調べ、母親に伝言を託した。

ジョシュの伝言を聞き、引っ越し先を尋ねたサム。拒絶するフランキーだが、「君の弟にしてくれ」と頼み込むサムの熱意に心は動かされる。母親から託されたフィルムを3人で並んでみる姿は、数週間前に出会ったとは思えないほど「家族」としてしっくりくる様子であった。

映画『ピープル・ライク・アス』の感想・評価・レビュー

脚本家というイメージがあったアレックス・カーツマンの監督デビュー作である。生憎、日本では劇場公開へ至らなかったが、温かいファミリードラマに仕上がっていた。というのも、この物語はカーツマンの監督自身の体験が生かされているという。突如託された多額の遺産と、初めて知った腹違いの姉の存在という設定は普遍的ではないもののどこか共感できる内容となっていた。逃げがちな主人公を演じたクリス・パインの好演が光る一作である。(MIHOシネマ編集部)

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