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映画『ブレイド2』あらすじネタバレ結末と感想

この記事では、映画『ブレイド2』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ブレイド2』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ブレイド2』の結末までのストーリー
  • 『ブレイド2』を見た感想・レビュー
  • 『ブレイド2』を見た人におすすめの映画5選

映画『ブレイド2』 作品情報

ブレイド2

  • 製作年:2002年
  • 上映時間:118分
  • ジャンル:アクション、ホラー
  • 監督:ギレルモ・デル・トロ
  • キャスト:ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、レオノア・バレラ、ルーク・ゴス etc

映画『ブレイド2』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★★
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

[miho21]

映画『ブレイド2』 あらすじネタバレ(起承転結)

映画『ブレイド2』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『ブレイド2』 あらすじ【起・承】

人間とヴァンパイアのハーフでヴァンパイア・ハンターのブレイド、通称デイ・ウォーカーは、ヴァンパイアにされてしまった恩人ウィスラーを探し続けていた。
ようやくウィスラーを見つけたブレイドは、彼をアジトに連れ帰り、レトロウィルスを使ってヴァンパイアから人間に戻す。

ウィスラーがブレイドの新しい相方ジョシュ、通称スカッドと言い争いをしていると、ヴァンパイアが進入してくる。
ヴァンパイアの王イーライの命を受けやってきたという彼らは、ブレイドに新種のヴァンパイア死神族(リーパーズ)を倒す協力をして欲しいと頼み込む。
敵であるヴァンパイアたちと一時休戦し、ヴァンパイアの血も飲み常に空腹状態のリーパーズを追うことになるブレイド。

特殊部隊“ブラッドパック”とニッサと共に、ヴァンパイアの集まるクラブでリーパーズ捜索すると、案の定リーパーズが現れる。
戦いによって負傷者をだした“ブラッドパック”は、日が登るのと同時に退却し、日に当たっても死なないブレイドがリーパーズを追うことに。
しかし最初に目撃されたリーパーズのノーマックと戦ったブレイドは、リーパーズには銀とニンニクが効かないことに気が付く。

やがて、リーパーズに噛まれたブラッドパックの一人がリーパーズに変化して、日光を浴びて死を迎える。

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映画『ブレイド2』 結末・ラスト(ネタバレ)

戦いの途中、ウィスラーが見つけた弱ったリーパーズが自然死したため、解剖して弱点を探すニッサ。
最初のリーパーズのノーマックを倒せば全て終わると判明し、昼間にリーパーズ探しが始まる。
だが、噛まれていたことを隠していたヴァンパイアがリーパーズと化し、大量のリーパーズを前に退却を余儀なくされるブレイドたち。

紫外線爆弾の影響で瀕死の状態に陥ったニッサを救うために、自らの血を差し出すブレイドだったが、裏切りにあってヴァンパイア王国の地下に監禁される。
ウィスラーとスカッドも連行され、リーパーズを作り出したのも、全てはデイ・ウォーカーを目指すイーライの計画だと判明。
スカッドはブレイドたちを裏切っていていたが、彼はブレイドによって粛清され、ウィスラーがノーマックから託された指輪をニッサに渡すと彼女は真実に気が付く。
ノーマックはニッサの兄だった。

デイウォーカーの秘密を探るために血を抜かれたブレイドは、ラインハルトの手から逃れたウィスラーに助けられる。
血を浴びて力を取り戻したブレイドは反撃を開始。

ヴァンパイアの王イーライはニッサに裏切られ、襲撃してきたノーマックに殺される。
ニッサもノーマックに殺されることを望むが、ブレイドが助けに入る。
激しい戦いの末にノーマックは倒れ、ニッサはブレイドの腕の中で日光を浴びて灰になった。

映画『ブレイド2』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ブレイド2』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ギレルモ・デル・トロの遊び心が満載

3部作ではあるが、毎回戦いに終止符を打ち、ブレイドの新たなる敵が出現するといったストーリー展開なので、前作を見ていなくても、十分に楽しめる作品。
監督がスティーヴン・ノリントンからギレルモ・デル・トロに変わったこともあり、世界観にも変化が見受けられる。

日本好きで知られるギレルモ・デル・トロ監督らしく、ブレイドの武器の日本刀や、障子がある部屋を作るなど遊び心も満点。
デル・トロ監督らしい気持ち悪い造形のリーパーズは、顎が開いてそこから吸血するというとんでもない化け物。
裏切りを知っていたブレイドによって、本当に粉々にされるスカッドなど、容赦ないシーンの数々には爽快感すら覚える。
被害者でもあるリーパーズと戦うブレイドに、一切ためらいが無いのも清々しい。

窓越しに女の子を見られる怪しいお店に入ったヴァンパイアの目の前に、筋肉隆々のブレイドが登場するという、思わず笑ってしまうシーンも描かれている。

キャラクターを生かしきれなかったストーリー

ブレイドを倒すために結成されたはずのチーム“ブラッドパック”と行動を共にし、リーパーズを追いながらも、お互いに張り合っているシーンは個性的なキャラが多くて楽しい。
しかし、ブレイドとラインハルトの一騎打ち状態になりがちで、他のキャラクターの見せ場が無い。

1度目のリーパーズとの闘いで噛まれていたのに、それを隠してしまったヴァンパイアのライトハンマーの存在は使えそうなのに、あっけなく日光を浴びて死んでしまうのが惜しい。
2度目のリーパーズへの襲撃では、ブレイドと別行動をとったウィスラーがラインハルトたちに殴られるが、普通に考えればそうなるだろうというツッコミどころ。

スパイはヴァンパイアに拷問され続けたというウィスラーなのか、新参者のスカッドなのかとハラハラさせられるストーリーも魅力的。


前作よりもバイオレンスとビジュアルが強化されていて、ギレルモ・デル・トロらしい怪物デザインが光る一本。ブレイドがヴァンパイア側と共闘する展開には驚いたし、リーパーズの生理的嫌悪感は最高。ニッサとの微妙な関係性にも心を動かされ、最後の別れは切なかった。戦いだけじゃなく、感情も響く傑作。(30代 男性)


アクションシーンのキレとスタイリッシュさが群を抜いていて、2作目にして一番好きなシリーズになりました。ブレイドとブラッドパックのギスギスした関係性も面白いし、リーパーズの設定が本当に怖い。戦いの連続だけでなく、ニッサとの交流に人間らしさを感じたのも良かった。(20代 女性)


ホラーとアクションのバランスが絶妙で、デル・トロらしいグロテスクな演出がゾクゾクした。リーパーズの口の裂けるデザインとか最高に気持ち悪くて、ホラー好きとしては大満足。終盤でニッサに血を与えるシーンは、ブレイドの内面が垣間見える名場面。前作を超える進化を見た気がする。(40代 男性)


ヴァンパイアと半ヴァンパイアが手を組むという王道の“敵との共闘”に胸が熱くなりました。女性キャラのニッサが強くも哀しみを抱えた存在で、その最期は思った以上に感情を揺さぶられました。血しぶき満載のアクションに加え、哀愁も感じられる一作で、女性でも楽しめました。(30代 女性)


冒頭の人間との戦闘から一気にテンションMAX。スピード感のあるアクションと、鮮烈なビジュアルで最後まで飽きずに観られた。ブレイドの孤高のヒーロー感がより強まったし、敵との共闘という意外性もあってテンポが良い。ヴァンパイア世界の奥深さに惹かれた一本。(20代 男性)


本作で特に良かったのは、リーパーズの生理的恐怖。口が裂けて広がるシーンには何度も目を覆ったけれど、クセになる造形美。デル・トロ監督のクリーチャーデザインは本当に唯一無二。ブレイドのキャラもますます魅力的で、ニッサとの別れが涙を誘いました。(40代 女性)


少年時代に初めて観て以来の再鑑賞。今観てもまったく古さを感じないどころか、映像表現の進化を再確認。デル・トロ監督の感性がブレイドの世界観と奇跡的に合っていて、リーパーズの生態系も緻密。特に地下戦の照明や構図のセンスは圧巻。やっぱり2が一番好き。(30代 男性)


全体的に“ブレイドの孤独”がより強調されていたのが印象的。ニッサと心を通わせつつも、結局彼女を救えない運命に涙。父親を殺した後のニッサの選択もまた美しく、ヴァンパイア映画というより純粋なヒューマンドラマにも思えました。重みのあるヒーロー映画です。(50代 女性)


ブレイドの“殺してはいけない敵”という葛藤が初めて描かれた点で、非常に人間味が増したように思います。裏切り者のスカッドの存在もいいスパイスになっていて、ラストの爆発には思わずスカッとした。デル・トロが監督だからこその怪異と重厚さが両立された傑作です。(40代 男性)


今作はアクションだけじゃなく、“種の進化”というSF的テーマもあってかなり深い。リーパーズはウイルスのように広がる存在で、ヴァンパイアすら駆逐する脅威。それに立ち向かうブレイドのヒーロー性と哀愁が際立っていた。シリーズの中でも突出した完成度。(20代 男性)

映画『ブレイド2』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ブレイド2』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ヘルボーイ(2004)

この映画を一言で表すと?

異形のヒーローが人間以上に人間らしい心で戦う、ダークで美しい異能バトル!

どんな話?

地獄から召喚された赤い肌の悪魔ヘルボーイが、超常現象を解決するために戦う物語。正義と悪の狭間で葛藤する姿が感動的で、アクションと心のドラマが両立する魅力作です。

ここがおすすめ!

監督は『ブレイド2』と同じギレルモ・デル・トロ。クリーチャーの造形やビジュアルは共通の美学が光り、世界観に深みがあります。戦闘シーンも独特で、重厚なストーリーに圧倒されます。

アンダーワールド(2003)

この映画を一言で表すと?

ヴァンパイアとライカンの永遠の戦いを描く、ゴシック・アクションの決定版!

どんな話?

ヴァンパイアの戦士セリーンが、自分たちの一族と敵である狼男ライカンの秘密に迫っていくダークファンタジー。ミステリー要素と血統の陰謀が絡み合う、重厚な世界観が特徴。

ここがおすすめ!

夜の世界を舞台にしたスタイリッシュなアクションは、『ブレイド2』が好きな人には刺さるはず。セリーン役のケイト・ベッキンセイルのクールな演技も必見です。

コンスタンティン(2005)

この映画を一言で表すと?

悪魔と天使の狭間で戦う男の壮絶な運命、ダークでクールなスーパーナチュラル・アクション!

どんな話?

死後の世界を垣間見たジョン・コンスタンティンが、悪魔との契約や天使の陰謀に挑む物語。宗教とスピリチュアルな要素が融合した、哲学的なアクション映画です。

ここがおすすめ!

キアヌ・リーブスのハードボイルドな演技と、暗黒のビジュアルは『ブレイド2』の世界観に通じるものがあります。重厚なテーマとスリリングな展開に引き込まれます。

イコライザー(2014)

この映画を一言で表すと?

孤高の元CIA工作員が悪を制裁する、静かなる復讐のドラマ!

どんな話?

平凡な生活を送るロバート・マッコールが、理不尽な暴力に苦しむ人々を助けるため、過去のスキルを駆使して立ち上がる。静かながら圧倒的な強さを見せる男の生き様が胸を打ちます。

ここがおすすめ!

ブレイドのように影のヒーローとして生きる主人公が魅力。静と動のバランスが絶妙な演出で、アクションだけでなく人間ドラマとしての完成度も高い一作です。

デイウォッチ(2006)

この映画を一言で表すと?

闇と光、運命と自由を描く、ロシア発のハイセンス・ファンタジーアクション!

どんな話?

光の勢力“ナイトウォッチ”と闇の“デイウォッチ”が、世界の均衡を保ちつつ秘密裏に争う世界を描く。宿命と自由意思を巡る壮大なファンタジーに引き込まれます。

ここがおすすめ!

独特の映像表現と緻密な世界設定が、『ブレイド2』の世界観を好む人にマッチします。アクションだけでなく哲学的な問いも含まれ、観応えのあるダークファンタジーです。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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