映画『イグジスツ 遭遇』の概要:ビッグフットが出るという森で、本物のビックフットに襲われてしまう若者5人の恐怖をPOV形式で描いた。POVホラーの金字塔「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の、エドゥアルド・サンチェス監督作品。
映画『イグジスツ 遭遇』 作品情報
- 製作年:2014年
- 上映時間:86分
- ジャンル:ホラー、サスペンス、SF
- 監督:エドゥアルド・サンチェス
- キャスト:ドーラ・マディソン・バージ、サミュエル・デイヴィス、ロジャー・エドワーズ、クリス・オズボーン etc
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映画『イグジスツ 遭遇』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『イグジスツ 遭遇』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『イグジスツ 遭遇』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『イグジスツ 遭遇』 あらすじ【起・承】
今は使われていない叔父ボブの山小屋の鍵を盗み、長時間かけて遊びにやって来たブライアン、マットの兄弟。
そしてマットの彼女ドーラ、リズとトッドのカップルの5人。
途中で謎の動物を轢き、不気味な鳴き声を耳にする。
車には、何のものだかわからない毛と血がこびりついていた。
翌日、派手に遊びまわる5人。
だが途中で怪物のようなものを見た兄ブライアンは、叔父が山小屋に近づかなくなった原因のビッグフットだと信じ、カメラ片手に森の中を探し回る。
その日の夜、森の中に小型カメラを仕掛け、ビッグフットの姿をカメラに収めようとする。
友人たちがドッキリを仕掛け大騒ぎするが、突然ビッグフットのような何かに襲われてしまう。
翌朝、逃げ出そうとした5人だったが車は破壊されていて、助けも期待できない。
マットがマウンテンバイクに乗って、携帯の電波が届くところまで行って助けを求めることに。
山小屋の持ち主で叔父のボブに連絡するが、通話中にビッグフットに襲われてしまうマット。
残された4人が家具でバリケードを作っていると、地下室とその中に置いてあった銃を見つける。
日が暮れる頃、ビッグフットがマットの自転車を山小屋に向かって投げつけてくる。
映画『イグジスツ 遭遇』 結末・ラスト(ネタバレ)
発電機を壊され、山小屋の扉や壁も破壊されていく。
慌てて地下室に逃げ込み、銃を使ってビッグフットを追い返すことには成功したが、リズの命が奪われてしまった。
山小屋も危険になり、歩いて森からの脱出を目指す事になるブライアン、トッド、ドーラ。
途中、血まみれのマットの荷物を見つけ、3人は大きなショックを受ける。
その晩、隠れて休息をとる3人だったが、襲ってきたビッグフットから逃げるうちにキャンピングカーを見つけ、さらには両足を怪我してビッグフットに捕まっていたマットを助け出す。
キャンピングカーのベッドでマットの介抱をしつつ、ボブからの電話で彼が山小屋に来ていると知った4人は、花火を使って居場所を知らせる。
しかし、それを見たビッグフットにも居場所がバレてしまい、トッドが殺されてしまう。
歩けないマットを抱えたままの3人は、キャンピングカーキャンピングカーごと崖下に落とされてしまった。
マットとドーラも命を落とし、ひとり残されたブライアンは死んだフリをしてその場を乗り切ろうとする。
目を開けたブライアンの横には、4人の友人たちの遺体と、初日に車で轢いてしまったビッグフットの子供の亡骸があった。
助けに来たボブも襲われるが、ブライアンが罪を認めると、いつの間にかビッグフットはいなくなっていた。
映画『イグジスツ 遭遇』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『イグジスツ 遭遇』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
POV映画の第一人者が撮るUMAの姿
POV(主観映像)形式ホラーを一躍有名にした「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の監督の一人、エドゥアルド・サンチェスが再びPOV形式の撮影方法を取り、UMA(未確認生物)であるビッグフットによる恐怖を描いたという話題性たっぷりの作品。
存在すらわかっていないビッグフットを、森の木と木の間からチラチラ見せたり、物音や鳴き声といったもので表現したのはうまい。
ヘルメットにカメラを付けマウンテンバイクで移動するマットの横から聞こえる足音やチラッと見える影、明かりが付かない夜の山小屋に入ってくるビッグフットの鼻息に足音という、視覚以外のものでの怖がらせ方は斬新。
ブライアンが仕掛けていた暗視モードがない監視カメラの、暗闇の中で何かが動いているという想像を掻き立てる映像の使い方もあまり見ない手法。
しかし、表情を見せるためとはいえ、終盤で全体像を映したことで作り物感が増してしまった。
ところどころに組み込まれた笑える部分
ビッグフットを傷つけたら攻撃されるというテロップでの前置きがあったり、夜の移動中に得体のしれない何かを車で轢いたという、わかりやすい伏線はツッコミどころ。
ビッグフット以外のものが出てきたら怒られるような伏線だ。
どんでん返しこそ期待できないが、子供のビッグフットを轢いて親が怒ったり、死んだふりである程度ごまかせたりするのは意外性がある。
最後にブライアンが謝って助かるシーンは、メッセージ性が感じられる。
登場人物の動きも無理が少なく、弟マットのカップルと友人カップルについてきたブライアンがカメラを手放さず、周囲を苛立たせるという当たり前のシーンには笑ってしまう。
めちゃくちゃダサいカタカナの『イグジスツ』というタイトルに大丈夫か?と心配になりましたが、未確認生物や都市伝説的なお話が好きな方は少しは楽しめるかもしれません。
ビッグフットが存在すると言われる山で撮影していたら本当にいたよ!というお話なのですが、少し前に流行ったPOV形式で撮影されているので独特のリアリティと緊張感があります。チープな映画だとわかっていても、こういうB級作品が嫌いじゃない私にとっては非常に面白い作品でした。
今までのパニックは何だったのかと思うくらい最後があっさりしているので、そんなところまでB級かと笑ってしまいました。(女性 30代)
映画『イグジスツ 遭遇』 まとめ
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のヒットでPOVホラーが確立され、「パラノーマル・アクティビティ」シリーズのヒットによって一気に増えたPOV撮影方法。
その「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の監督がPOV形式でUMA(未確認生物)映画を撮ったのだから、ホラー好きなら一度は見ておきたい作品。
POV撮影形式でのUMA映画といえば「トロールハンター」があるが、本作では見えないビッグフットに追い詰められる怖さがきちんと表現されている。
死んだふりが通用しそうになる雰囲気には、思わず笑ってしまう。
みんなの感想・レビュー
65点とは砂糖より甘すぎて。はっきり言って限りなく0点未満。わざわざ観にお金払った人が余りに可哀想なレベル。今や誰も驚きもしない超絶昔のブレアなんちゃらプロジェクトの100番煎じみたいな。もう超絶低級ラベルに汗も涙も出ない超大作でした。ああ、貴重な人生の時間をまた無駄にしてしまった。。。