映画『最強ゾンビ・ハンター』の概要:謎の麻薬の影響でゾンビだらけになった世界でゾンビハンターになった男と、行動を共にする生存者の姿を描いたB級映画。「バイオハザード」に強い影響を受けているケヴィン・キングが監督。
映画『最強ゾンビ・ハンター』 作品情報
- 製作年:2013年
- 上映時間:93分
- ジャンル:ホラー、アクション、コメディ
- 監督:ケヴィン・キング
- キャスト:マーティン・コッピング、ダニー・トレホ、クレア・ニーダープルーム、ジェイド・レギアー etc
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映画『最強ゾンビ・ハンター』 評価
- 点数:50点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★☆☆☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★☆☆☆
- 演出:★★☆☆☆
- 設定:★☆☆☆☆
[miho21]
映画『最強ゾンビ・ハンター』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『最強ゾンビ・ハンター』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『最強ゾンビ・ハンター』 あらすじ【起・承】
すべてが謎に包まれたピンク色の合成麻薬、ネイタスの影響でゾンビ(イーター)が生まれ、蔓延した世界。
家族を失い名前を捨てたゾンビハンターは、運転中に他の生存者に肩を撃たれ気絶する。
そしてアリソン、弟のリッキー、ぶっ飛びデビー、ジェリー、イエズス神父、そしてハンターを撃ってしまったライルの生存者6人が暮らす場所に匿われる。
デビーは何度も色仕掛けでハンターに迫り、アリソンは純粋にハンターに思いを寄せ始めていた。
イエズスは、隣町ダーマーの人々がイーター狩りをしてその肉を食べ、気がふれて襲ってきたことがあると語る。
翌日、壊れて放置された車をライルに見せられ、そこでイーターに襲われるハンター。
イーターを倒すハンターの姿を見てライルは驚き、ジェリー、アリソン、デビーにその話を語る。
そして、デビーはポールダンスでハンターに色仕掛けをするが振られてしまう。
ハンターとアリソンは関係を持ち、落ち込むデビーを慰めるライル。
しかし、そこにイーターがやってきて、ライルが殺されてしまう。
多くのイーターが押し寄せてくるが、その中には怪物のようなものがいた。
映画『最強ゾンビ・ハンター』 結末・ラスト(ネタバレ)
銃も通用しない怪物相手に、イエズスは一人で斧を武器に戦いを挑むが、殺されてしまった。
生き残ったアリソン、リッキー、デビー、ジェリー、そしてハンターは、ダーマーの町を通って空軍基地を目指す。
ダーマーの町には人の姿が見当たらず、ガソリンや食料を探すうちにトラックが盗まれてしまう。
気が触れた住民ザーニーにデビーは殺されてしまい、襲われたアリソンとリッキーを助けるハンター。
アリソンはハンターを英雄扱いするが、彼にはアルコールとドラッグに溺れていた時期があった。
初めてネイタスをやった日、妻と娘を失った彼は、イーターを全滅させることが望みだった。
空軍基地にたどり着き、ジェリーが操縦するヘリで無人島に行こうとするが、大量のイーターとイエズスを殺した怪物に襲撃される。
倉庫にあった武器を手にし、ハンターはイーターを倒していく。
しかし怪物に襲われて致命傷を負ったハンターは、自分を犠牲にして、アリソンとリッキーを逃がすために爆発を起こす。
アリソンとリッキーは、強く生きていく覚悟を決める。
一方ハンターは、致命傷を負っていたにも関わらず生きていた。
死ねない体だと悟ったハンターは、自ら命を絶つ。
映画『最強ゾンビ・ハンター』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『最強ゾンビ・ハンター』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
有名作へのオマージュがたっぷり
バイオハザードオタクであり、強い影響を受けているケヴィン・キング監督の作品。
いたるところにバイオハザードなどへのオマージュが見られる。
ハンターが乗っている埃まみれの車や、ライダースジャケット姿は「マッドマックス」シリーズを連想させる。
スピードを出した車でゾンビを轢き殺すシーンは、オマージュというよりも、ゾンビ映画には欠かせないワンシーンになりつつあるだろう。
謎の怪物は、ゲーム版「バイオハザード」に出てくるクリーチャーの「ハンター」にそっくり。
静かな場所では注意が必要というハンターのセリフは、少なくとも3回は登場するのでしつこさを感じるが、これもゾンビ映画の定番だ。
中途半端すぎるストーリー
生存者のアリソンたち6人の背景にあるものが描かれないのはいいとして、ハンターがなぜ不死身のような体なのか、ラストで自殺したのか謎だらけ。
一度だけネイタスをやったというセリフがあるが、それが死ねない体と関係があるかどうかも、情報が足りなさすぎ。
助手席に、干からびたゾンビの首だけを乗せて移動していたのも意味がわからない。
個性的なキャラクターが多いのに、それを生かし切る前に全員命を落としていくのももったいない。
こだわりすぎてイマイチな出来になった映像
ゾンビを倒すたび、カメラに血しぶきがかかって、とても見えにくくなるのが欠点。
残酷描写が見えにくくなるのは苦手な場合には良いだろうが、ライルやジェリーが殺害されるシーンでは、しっかりとした残酷描写が映っているので意味がない。
場面展開の背景や、血の色が完全にピンクなのは、ピンク色の合成麻薬ネイタスに合わせているようで面白味はある。
ダーマーの町でハンター以外の4人が目にした「見なければよかった」ものが気になる反面、そのリアクションに笑いが止まらくなる。
B級映画には欠かせない俳優、ダニー・トレホがイエズス神父として、アクションを見せるシーンには安心感がある。
ダニー・トレホのバチバチな表情がジャケットに思いっきり出ていたので、これは真面目に見たらダメなやつだと覚悟して鑑賞しましたが、思っていたよりもストーリーがしっかりしていて面白かったです。
パワーやその場の思いつきで乗り切る系の作品は余計なことを考えずに見られるので良いですよね。
よく言えば『スーサイド・スクワッド』のようなやばいやつらがゾンビを倒す物語なのですが、そこまでキラキラした雰囲気ではありません。B級感はぷんぷんしますが、私はすごく好きな作品です。(女性 30代)
映画『最強ゾンビ・ハンター』 まとめ
可もなく不可もなく、という全てにおいて中途半端なゾンビ映画。
よくある、有名映画にそっくりなタイトルや設定でごまかそうとする部分が無いのは好感が持てるのだが、本作のストーリーや設定の完成度がお粗末。
B級映画ならではの、ぬいぐるみ感たっぷりの動物やいかにも作り物という人間の首も、度々登場する。
VFXもB級映画らしい中途半端な完成度。
残酷描写はカメラについた血しぶきで隠してしまうのかと思えば、突然グロテスクなシーンを見せてくるので、注意が必要。
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