映画『セックス・アンド・マネー』の概要:2006年アメリカ映画。それぞれ違う人生を歩んだ友人同士の女性4人を描いたヒューマン・恋愛物語で、お金や恋愛、仕事、更年期などリアルな問題をコミカルに取り上げた作品である。
映画『セックス・アンド・マネー』 作品情報
- 製作年:2006年
- 上映時間:88分
- ジャンル:ラブストーリー、ヒューマンドラマ、コメディ
- 監督:ニコール・ホロフセナー
- キャスト:ジェニファー・アニストン、フランシス・マクドーマンド、ジョーン・キューザック、キャサリン・キーナー etc
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映画『セックス・アンド・マネー』 評価
- 点数:70点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『セックス・アンド・マネー』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)
映画『セックス・アンド・マネー』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む
映画『セックス・アンド・マネー』 あらすじ【起・承】
級友の女4人組。
有名デザイナーで金に苦労していないが、最近イライラが止まらないジェーン。
洋服店では割り込まれたことに異常に腹を立てて追い出されたり、何をするのも面倒で髪さえ洗わなくなった。
しかし彼女を心から理解してくれるのは夫。
優しく愛してくれる夫の存在にジェーンは救われている。
クリスティーンは小説家で、夫婦で同じ仕事を分担しているが夫婦仲は良くなくビジネスライク。
夫の妻への愛情は冷めていて段々と冷たくなってきた。
そんな様子に彼女はいちいち傷つき喧嘩を繰り返す日々。
ジェーンの夫の優しさを絶対にゲイだと信じて疑わない。
フラニーは苦労知らずの一番幸せなリッチ女性。
募金パーティーで寄付したりと、誰もが羨む生活をしている。
そして主役・オリヴィエだ。
オリヴィエは昔問題を起こし、教師として務めていた学校を退職。
最近はメイドとして色々な家に派遣で行くという不安定な生活をしている。
欲しい化粧品はサンプルをもらうために店を練り歩き、客の冷蔵庫の中のものを拝借したりする。
4人の中でも1番しっかりしていない。
映画『セックス・アンド・マネー』 結末・ラスト(ネタバレ)
そんな彼女を心配したフラニーは自分のトレーナーを紹介する。
しかしトレーナーのマイクは女にだらしなく、あげくオリヴィエの勤務先に一緒に着いてきては手伝ったと彼女が稼いだ金から報酬を渡せと言う。
そんなマイクにもメイドの仕事にも嫌気が差し、オリヴィエは昔不倫をしていた男の自宅に何度も無言電話をかけた。
そしてある日電話に出た男性に「自分への気持ちは少しも無いのか?」と激しく問いただす。
勿論男性の階とはNO。
イライラして八つ当たりをしていたのだ。
そんな矢先新しいメイドの仕事が来る。
その家の家主はマーティと言い、無職でぶらぶらしているのにメイドを雇う不思議な男だった。
体は大きいがどこかぼーっとしている。
さらにメイドを雇っているくせに値切ってきたのだ。
オリヴィエは何か理由があるのだろうと仕方なく了承する。
その後クリスティーンは夫と離婚。
自分1人で生きていくことを決断した。
フラニーは夫婦で相変わらず仲良くくらし、金には困らない。
ジェーンは色々なことを経て夫との愛情がさらに深まった。
そしてオリヴィエはメイドの仕事を辞めようと、マーティに連絡を取った。
するとその電話でマーティと話が盛り上がってしまい、改めてあうことにする。
最初の印象と大分違い、優しく包容力があった。
そんな彼に惹かれたオリヴィエは友人達に紹介する。
その帰り道、オリヴィエの友人達が素晴らしいと賞賛するマーティに自分が無職で申し訳無いと言う。
しかし彼女はそんなことは気にしないと。
だが自分は父親の財産を相続し、相当な金があるので働かないのだとも言った。
その話を最初は信用しない彼女だったが、マーティの話を聞いて唖然とする。
どうやら幸せが訪れそうな予感がする。
映画『セックス・アンド・マネー』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『セックス・アンド・マネー』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
ブラックなSATC
名前からしてパクリ!?とも取れるようなタイトル。
中身も女性の友人グループ4人の物語で、何となく酷似している。
想像的には同じような内容なのだろうと思って見たが、もっとブラックでシニカルなのだ。
友人グループと言っても同じくらいの生活水準ではなく、4人で煌びやかな生活を楽しむわけでも無い。
友人とは言いながら、相手のパートナーを詮索し、生活水準のランク付け誰が1番幸せか?と競い合っているかのようだ。
実際結婚したりするとこういうことも起こりうる。
リアルな女性社会を描いているような気もするが、もう少し明るい内容にして欲しかった。
女性4人の友情はくったくなく明るいドラマであって欲しいものだ。
小気味よいテンポ
上映時間が短く、無駄が無い。
全てのシーンがテンポ良く進むので中だるみも無くそれぞれのドラマを楽しめる。
かといって雑さも感じないので、主役のオリヴィエ以外の登場人物もほどよく理解でき見やすい作り。
知りたい情報が知りたいだけ入ってくるシステム、このあたりの作りはさすがである。
飽きずに見ることが出来るので男性にもオススメだ。
ジェニファー・アニストンのメイド姿
この映画のサービスシーンはなんと言ってもジェニファーのメイド姿。
結構年齢もいっているはずなのに、何と可愛らしい姿か。
笑顔もキュートで彼女の魅力を発揮している作品である。
メグ・ライアンのように歳をとったら魅力が半減されている女優ではなく、増している美しい歳の取り方をしている女優である。
幸せって本当に人それぞれですが、今作の場合は「お金」と「幸せ」がイコールになっているような描写が多く、その価値観が理解できない人にはつまらない映画だろうなと感じてしまいました。
4人の女性が抱える悩みや苦労は共感出来るものが本当に多く、女性は必ず納得してしまうでしょう。しかし、今作を見て改めて思ったのは、お金があるからと言って必ず幸せだとは限らないということ。その逆も然りですが貧乏すぎるのは嫌だけど、普通の暮らしができるくらいのお金があって、素敵なパートナーと愛し合っていければとても幸せなのではないかなと、私は「身の丈にあった」人生を選んでしまいそうです。(女性 30代)
映画『セックス・アンド・マネー』 まとめ
正直よくある作りの作品ではあるが、見所はそれなりにあって面白い。
またシニカルで40代の女性達のリアルな悩みを綴っているという意味では、同じ目線で見ることができる人には共感出来るところが多いのかもしれない。
しかしSATCのノリで観てしまうと誰もが性格が悪く見えてしまい、ちょっと良くない感じがしてしまう。
最後は意外なオチがついていて安心はするが、ヒロインのまさかの素行の悪さも驚く。
個人的には予想以上に悪かったからだ。
しかしこれもある意味新鮮で魅力的にうつるとも言える。
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