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映画『闇金ウシジマくん』あらすじネタバレ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『闇金ウシジマくん』の概要:大ヒット同名漫画の映画化第一作目。ドラマも人気でシーズン3まで放映済み。2014年にpart2、2016年にpart3が放映予定。主演は山田孝之。元AKB48の大島優子が出演することでも話題となった作品。

映画『闇金ウシジマくん』 作品情報

闇金ウシジマくん

  • 製作年:2012年
  • 上映時間:129分
  • ジャンル:ヒューマンドラマ、アクション
  • 監督:山口雅俊
  • キャスト:山田孝之、大島優子、林遣都、崎本大海 etc

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映画『闇金ウシジマくん』 評価

  • 点数:70点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★☆☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『闇金ウシジマくん』 あらすじネタバレ(ストーリー解説)

映画『闇金ウシジマくん』のあらすじを紹介します。※ネタバレ含む

映画『闇金ウシジマくん』 あらすじ【起・承】

ウシジマは、「カウカウファイナンス」という闇金融業の社長である。「カウカウファイナンス」は、10日で5割、または1日で3割という非常に高い金利で金を貸し付けていた。その顧客の一人、鈴木未來は、母親がパチンコ中毒で、パチンコに使う金をウシジマから借りていた。母親のために、未來は一生懸命ウシジマに金を返すが、法外に高い金利なので、毎回金利を返すだけで精いっぱいだった。

そんな時、未來は簡単に稼げるからと友達に勧められて、出会い系のカフェでアルバイトを始める。しかし、どうしても身体を売ることだけはしたくない未來。そんな未來に、周囲は売春を進め、彼女はどんどん追い詰められていった。

彼女の友人である純は、いつかビッグになるということを夢見て、イベントサークルの代表を務めていた。携帯のメモリには3000人のデータが入っており、それが自慢だった。ウシジマのことを知った純は、たかが闇金業者だとなめてかかり、また資金調達を邪魔されたことを恨んで、金を借りたあとにウシジマのことを警察に通報する。ウシジマ含むカウカウファイナンスは恐喝容疑などで、警察に逮捕されてしまった。

映画『闇金ウシジマくん』 結末・ラスト(ネタバレ)

イベントもうまくいかず、次第に金回りがうまくいかなくなってきた純は、被害届を取り下げる代わりに、なんの審査もなくカウカウファイナンスから再び金を借りる。その後なんとかイベントを開催するも、釈放されたウシジマは、逮捕前に貸した金と、新たに貸した金の分の金利の回収に純の前に現れた。純は手下や、復讐代行業をしている肉蝮をウシジマ達に差し向けるが、ウシジマには敵わなかった。また、ウシジマへの借金は膨れ上がっており、利息さえ純には返済できる額ではもはやなくなっていた。

ウシジマは、返済能力がない純を捕まえると、樹海の中に連れていった。裸にして縛り上げられる純。そんな時、彼の携帯に未來から電話がかかってくる。出会い系のカフェのバイトを辞め、売春もすることなく、まっとうに生きていくことを語る未來。純は泣きながらそんな彼女を励ました。

未來はファミレスで必死にバイトをして、ウシジマ達に金を返し、最後の利息を払い終えることができたのだった。

映画『闇金ウシジマくん』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『闇金ウシジマくん』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

こんな世界に関わりたくない

映画にどんな効果を求めて観る人が多いのかはわからないが、とにかくこのウシジマくんの映画は観た後に「こんな世界には絶対関わらない様に生きていこう」と思わせてくれる映画である。まず主人公がウシジマくんという闇金融業の社長というところからしてぶっ飛んでいるし、確かにウシジマくんには筋が通っていてかっこいい部分が多いのだが、憧れるかというと全くそんなことは無い。絶対に「出会いたくない」ヒーローなのだ。暴力や金、ギャンブル、フリーター、携帯のメモリの数で人間の価値を判断する、そういったものにあふれている映画だからこそ、常に若干ヒキ気味で観てしまう。そして、それが正しいこの映画の楽しみ方に他ならないのだろうと思う。

大島優子がいい

THEアイドル、といった風の大島優子が深夜ドラマの映画化作品に出演するなんて、単なる話題づくりなんだろうと、なめてかかるといい意味で予想を裏切られる。イメージ的にトップアイドルで華やかな人なのだろうと思っていたのだけれど、未來の役はどちらかというとパッとしない素朴な、でも頑張り屋の女の子といったキャラクター。それが実に大島優子に合っていた。「うわぁ関わりたくない」というダークな面ばかりが描かれるこの映画において、パチンコ中毒の母を抱えた未來は、典型的にかわいそうな女の子なのだが、そんな彼女が素朴にがんばる姿が映画の中にあるからこそ、他の闇の部分が際立つのだろうと思う。そんな未來の明るくて柔らかい、それでいて芯の通った姿を、大島優子は十分に演じ切っていた。


大人気コミック『闇金ウシジマくん』の実写映画1作目の作品。原作コミックはあまり観たことはないが、山田孝之のどこか冷たい空気と壁のある雰囲気がとてもはまり役に思う。イベントや人脈でお金を稼いでいた男が、上手くいかなくなり闇金に手を出してしまうという物語。自分とは無縁の世界を描いた話でしかないが、現実にはこういう若者も存在するのだろう。痛々しいシーンも多々あるが、特にマムシの登場シーンは観ているだけでゾクゾクしてしまう。観ているうちに、どこかウシジマくんに対して優しさを感じてしまうが、ラストの森のシーンでハッと現実に引き戻される。忘れた頃に見たくなる大好きな作品。(女性 20代)

映画『闇金ウシジマくん』 まとめ

観ていてすっきりするタイプの映画では断じてない。どちらかというと、暴力、ギャンブル、借金、売春、とにかく関わりたくない世界、堕ちていきたくない世界を描き切っている。また、そういった社会の闇に対峙する主人公ではなく、その闇こそ主人公ウシジマくんの君臨する世界である。だからこそかっこいいのだけれど、決して憧れたりはできないというなんとも特殊なヒーローがいる。だからこそ唯一無二の作品であり、人気がつづいているのだろう思う。ある意味社会勉強として観ておくのもいいかもしれない。

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