2011年のアメリカ映画、ヴァンパイアを退治するために訓練されたプリースト達の戦いを描いた作品。監督は「レギオン」のスコット・スチュワート、出演も「レギオン」のポール・ベタニー。
映画『プリースト』 作品情報
- 製作年:2011年
- 上映時間:87分
- ジャンル:アクション、ホラー
- 監督:スコット・スチュワート
- キャスト:ポール・ベタニー、カール・アーバン、カム・ジガンデイ、マギー、リリー・コリンズ etc…
映画『プリースト』 評価
- 点数:35点/100点
- オススメ度:★★☆☆☆
- ストーリー:★★☆☆☆
- キャスト起用:★★☆☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『プリースト』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『プリースト』のあらすじを紹介します。
長い間人間とヴァンパイアは戦いを繰り広げてきた、人間よりも数倍強いヴァンパイアだったが太陽が人間に味方して互角の戦いが続いたため次第に世界は荒廃してしまった。人々は教会の庇護のもと高い壁に囲まれた“シティ”を作りそこで暮らしていた。
教会はヴァンパイアを倒すべく最強のヴァンパイアハンター集団プリーストを育成した。彼らは超人的な力でヴァンパイアに立ち向かっていった、そして形勢は一気に逆転しヴァンパイア達を居留区に追いやる事に成功した。その後プリ―ストの力を恐れた教会は彼らを解散させてシティの中のみで生活させることを強要していた。
シティから遠く離れた辺境の地で汚染に立ち向かい植物を育てようとしている一家がいた。ある日夕ご飯を食べようとお祈りを始めた瞬間何者かの襲撃を受け娘のルーシーが攫われてしまう。それを保安官のヒックスが知らせに来た、母親のシャノンは死亡して父親であるプリーストの兄は重傷だから来てほしいと。枢機卿に会いに行ったプリーストはヴァンパイアの脅威がまたやってきたと訴えるが枢機卿は頑なにそれを否定してシティを出れば破門だと脅かす。“教会に背く事は神に背く事”と教え込まれていたプリーストの出した答えは破門されてもルーシーを助けに行くことだった。
映画『プリースト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『プリースト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
プリーストの苦悩
ヴァンパイアと戦い人間に勝利をもたらしたプリースト達ですがその後の生活は悲惨なものです。人には腫れものを触るような扱いをされ、仕事も限られたものしか就く事ができません。まるで勇者が魔王を倒した後日談のような悲しく現実的なものです。
そして戦いの記憶は彼らに大きな爪痕を残しています。仲間と共にヴァンパイアの女王がいるソラ・ミラ・ハイブに乗り込んだ際仲間の一人を失ってしまいます。暗い穴に引きずり込まれた彼を助けられなかったという自責の念から夜毎夢を見て苦しんでいます。そしてそれは他の仲間も同様でした、戦うことだけを教え込まれた彼らは普通の生活に溶け込む事ができず苦しんでいたのです。
プリーストの過去
共に行動をするプリーステスは子どもの頃教会に入れられ訓練を受けてきました。対してプリーストは結婚して子どもが生まれた時に教会に強引に連れて行かれたのです。そして残された妻と子はプリーストの兄が自分の家族として育てていました。ヴァンパイアに襲撃されて殺されたシャノンはプリーストの妻、そして姪ルーシーは実はプリーストの子どもだったのです。プリーストとしての戦いが終わった後怖くて帰れなかったと兄に話しているのはすでに親子として暮らしている兄の幸せを壊したくなかったのかもしれません。
映画『プリースト』 まとめ
「レギオン」がとても良かったのでとても楽しみにしていましたが正直ヴァンパイアがエイリアンのようにしか見えない、内容がいまひとつ理解できないこの2点がとても残念でした。
穴に引きずり込まれた仲間が人間ヴァンパイアになったといっていましたが、ヴァンパイアに噛まれた人間はあくまでも感染者で女王の血を呑んだから彼は特別な血を吸えるヴァンパイアになったということだけはなんとなく分かりました。そしてこの特別なヴァンパイアを演じた俳優さんがカール・アーバンだと最後まで気づきませんでした。
バイクの疾走シーンや列車襲撃のアクションはさすがにすごいと思いました。それにしてもバイクにニトロってどれだけスピードがでるんでしょうか、絶対に体験したくない。あっ、ニトロを使うからバイクの前面があんな感じになってるんですね。
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