映画『センソリア 死霊の館』の概要:家庭を失い、いわくつきのアパートの一室に越してきた主人公を襲う幽霊の恐怖と、隣人たちの不気味さを描いたスウェーデン発ホラー映画。脚本・監督はクリスティアン・ハルマン。
映画『センソリア 死霊の館』の作品情報
上映時間:81分
ジャンル:ホラー、サスペンス
監督:クリスティアン・ハルマン
キャスト:ラナ・オールソン、アリダ・モルベリ、ラファエル・ペッタソン、ボーエル・マリー・ラーション etc
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映画『センソリア 死霊の館』の登場人物(キャスト)
- キャロライン・メナード(ラナ・オールソン)
- ヴェラ・ブラントが住んでいた部屋に越してきた女性。部屋で起こった忌まわしい出来事については何も知らない。娘サラを亡くし、夫と離婚した。娘は流産したと思われる描写がある。エマを信用し、頼りにしている。
- エマ(アリダ・モルべリ)
- キャロラインの親友。リンダという娘がいる。キャロラインの部屋の合鍵を託されている。
- エルザ・ウルマン(ボーエル・マリー・ラーション)
- アパートに住む老婦人。
- ヨハン・シュタイナー(ラファエル・ペッタソン)
- キャロラインの部屋の、真上の部屋に住む男性。不気味な雰囲気。
- フランク・マンデル(ハラルド・リアンダー)
- 盲目の男性。見えない代わりに、音や臭いで人を見分けられる。ウードという名前の犬を連れている。
- ミー(ノラ・アンダーセン)
- 1983年に、祖母ヴェラ・ブラントに殺された少女。母親はミーを産んだ時に死んだ。ずっとキャロラインのそばにいたが、子供を亡くしたキャロラインの心と母親を求めるミーの心が同調し、キャロラインにだけ姿が見えるようになった。
映画『センソリア 死霊の館』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『センソリア 死霊の館』のあらすじ【起】
子供を亡くし、夫と離婚したキャロラインは、アパートの一室に越してきた。
同じアパートに住む老婦人エルザは、新しい入居者は珍しいと言って2人を歓迎すると喜ぶ。
しかしキャロラインは1人暮らしだった。
その後、真上の部屋に住むというシュタイナーが部屋に現れる。
鍵がドアにささったままだったらしく、それを渡しに来たと言うが、キャロラインは彼を不気味に感じる。
その後、アパートの廊下で盲目のフランクと挨拶を交わすキャロライン。
しかしフランクも、娘と一緒に越してきたのだろうと尋ねる。
部屋の中では電動歯ブラシのスイッチが突然入ったり、排水溝に髪の毛が詰まったり、おかしな事が起こっていた。
やがて、友人エマが部屋に遊びに来る。
キャロラインとエマは、暗くなるまで話し込んだ。
エマは携帯電話でキャロラインの写真を撮るが、なぜかぼやけてしまう。
アパートの住人も、配水管も、欠陥だらけだと苦笑いする2人。
そして、予定があるエマは帰ることになった。
映画『センソリア 死霊の館』のあらすじ【承】
別れ際、何かあった時のためにと、エマに合鍵を渡すキャロライン。
エマは廊下で女性と一緒のシュタイナーとすれ違うが、シュタイナーはエマから目を離さなかった。
その夜、シュタイナーの部屋から漏れ聞こえる声に怒りを覚えつつ、キャロラインは眠りについた。
キャロラインは、シュタイナーの「ここにいるべきではない」という言葉を聞いたような気がした。
翌日、共用のランドリーを使っていたキャロライン。
突然話しかけてきたエルザは、80年代にキャロラインの部屋で悲劇が起こったと言い、迷信深い自分には住めないと意味深なことを告げる。
その後、キャロラインはひとりの少女と出会う。
ミーと名乗る少女は、キャロラインに懐いた。
家族に自分の姿は見えないと言い、おばあちゃんを恐れ、物置になっている屋根裏を怖がるミー。
キャロラインの周囲には、常に何者かの影がうごめいていた。
それは老婆の姿だった。
そしてキャロラインも、何者かの存在を感じるようになっていった。
映画『センソリア 死霊の館』のあらすじ【転】
アパートの外で、フランクに話しかけられたキャロライン。
フランクは、足音や香水でキャロラインだとわかったのだという。
そんなフランクにミーの事を尋ねるキャロライン。
しかし、アパートには孫を持つ人は住んでいないらしい。
幽霊ならいる、と笑うフランク。
シュタイナーは、すれ違うたびにキャロラインから視線を外そうとはしなかった。
その夜、湯船に浸かっていたキャロラインの体から、血があふれ出した。
それは一瞬の出来事で、本人も気付いていなかった。
お湯がなくなったバスタブの中には、ミーが横たわっていた。
キャロラインはそれにも気付かない。
そして濡れた足跡が、キャロラインの後を追っていった。
悪夢にうなされ続け、朦朧としながら朝食を食べるキャロライン。
鼻血が出たキャロラインに、突然現れたミーがハンカチを手渡す。
部屋に戻るようミーを諭すが、キャロラインの部屋が自分の家だと言ってきかない。
廊下で偶然会ったエルザにミーの事を聞くが、エルザにはミーの姿は見えていなかった。
映画『センソリア 死霊の館』の結末・ラスト(ネタバレ)
キャロラインは、ミーに話を聞く。
80年代、ミーは祖母ヴェラ・ブラントと一緒に暮らしていた。
ミーの母は、ミーを産んだ時に死んでしまった。
やがてヴェラは、バスタブにミーを沈めて殺した。
ヴェラは屋根裏で首を吊って自殺したが、それを後押ししたのはミーだった。
ミーはどうしても母親が欲しかった。
そして、子供を亡くしたキャロラインを母親に選んだ。
興奮したミーに弾き飛ばされ、ヴェラに首を絞められたキャロライン。
目が覚めたキャロラインは、別の世界の存在になっていた。
フランクが部屋にやってくるが、キャロラインに触れないとわかると去っていった。
やがて、連絡が取れないキャロラインを心配したエマが部屋に来る。
だが、エマにはキャロラインとミーの姿が見えず、声も届かない。
上の階に住むエルザに話を聞くエマだったが、その部屋は何年も空き部屋だと言われ、その場を去ってしまった。
その後、エルザのもとに入居したいという独身女性からの電話が届いた。
映画『センソリア 死霊の館』の感想・評価・レビュー
タイトルのイメージとは少しかけ離れた印象を持つホラー作品。幼い頃に殺害されたミーという少女が、子供を亡くし、独身でもあるキャロラインを母親として求めるという物語。そこまで露骨なホラー描写はあまり無く、じわじわと起こる恐怖を楽しむ内容となっている。ジャパニーズホラーでいえば、クロユリ団地や仄暗い水の底からのような、悲劇の死を遂げた子供が、現世の人間を同じ世界に引きずりこもうとするストーリーとなっている。エンディングも悲壮感を感じるものとなっている。(男性 30代)
久しぶりに見た超B級映画。ストーリーのほとんどが、子供を亡くし、夫と離婚した女性のちょっと気味の悪い新生活を描いていてホラーと言うよりもエロの要素が強く、何を見せられているんだろう…と感じてしまいました。
主人公がとにかく鈍感で、ポルターガイストや不気味すぎる現象にもある意味動じないのでちょっと笑えます。
美女やイケメンが登場するわけでもないので、特別この作品を見る理由は無いでしょう。(女性 30代)
みんなの感想・レビュー