映画『恋するインターン 現場からは以上です!』の概要:2015年製作の韓国映画。スポーツ紙の芸能部で見習いとして働くことになったヒロインが、口うるさい上司の下に配属され失敗しながらも、正義と信念を持ち成長していく様を描いたサクセスストーリー。
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』の作品情報
上映時間:106分
ジャンル:ヒューマンドラマ、ラブストーリー
監督:チョン・ギフン
キャスト:パク・ボヨン、チョン・ジェヨン、リュ・ドックァン、チン・ギョン etc
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』の登場人物(キャスト)
- ト・ラヒ(パク・ボヨン)
- キャリアウーマンを夢見ていた女性だが、スポーツ紙しか受からなかったことでやる気も薄い。根性があって負けず嫌い、正義感もあるはっきりした性格。
- ハ・ジェグァン(チョン・ジェヨン)
- 情熱が口癖の熱い男で芸能部の部長。根は優しく真面目で部下思いだが、口うるさくてもめ事が絶えない。
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』のあらすじ【起】
ト・ラヒは大手の新聞社に全て落ち、東明スポーツ紙に就職した。
そこで見習いとして配属されたのは、芸能部である。
芸能部のハ部長は「情熱」が口癖で、大きな声で叫ぶうるさい上司だ。
休日も自分の時間も全く取ることが出来ないと聞いて、早速不満げなラヒだったが同期入社の社員と慰め合い頑張っていこうと誓う。
ある日、突然取材に行くように指示が現場に向かったラヒだが、全く要領を得ず部長に大目玉。
そこで偶然出会った学生時代の先輩に、取材の仕方を教えてもらう。
忙しい芸能部では取材のために記者が出払っていることもしばしば。
素人同然のラヒが任された次の案件は、スターであるウ・ジハンの暴漢事件だった。
ウ・ジハンと東明スポーツには因縁がある。
昔ジハンが女性を性的暴行したという事件をスクープしたのがハ部長で、証人である被害女性が訴えを取り下げて消えてしまいうやむやにされてしまったのだ。
ハ部長はそのことで局長への出世を諦めたのである。
今度はウ・ジハンが暴行されたというのだが、誰もがこの事件に疑問を持った。
ジハンには大勢のSPがつけられているため、暴行されるなどあり得ない話なのだ。
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』のあらすじ【承】
ジハンが入院している病院に早速取材に向かったラヒだったが、SPが凄くて近づけない。
そこで先輩の協力で病室に侵入したラヒは、ジハンと直接話す。
するとジハンの事務所のチャン代表が入って来たため、咄嗟に隠れたラヒ。
そこでラヒが聞いた2人の会話。
それはチャン代表が事務所合併のためにジハン利用し、脅しているという現実だった。
ジハンはこのことを内緒にしてくれるのならばと、あるスクープをくれる。
それは、自分とアン・スヨンという女優の熱愛現場の写真だった。
自分がその写真の記事を書くと、アン・スヨンが犠牲になると悩むラヒだった。
しかし決心を固めたラヒは、熱愛を記事にすることにする。
この記事で会社に居場所を見つけたラヒだったが、自分のスクープのせいでベテランの記者たちのポジションが危うくなってしまったことを気まずくも思っていた。
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』のあらすじ【転】
スクープ後、ラヒはハ部長の接待に付き合うことになった。
料亭の会食の席にやってきたのはあのチャン代表である。
今まで疎遠になっていた彼女がハ部長に取り入ってきたのには魂胆があるはず。
スポーツ紙に良いことを書くようにしむけるためである。
その代わりにワイロを渡していることも知ってしまう。
しかしある時ジハンが行方不明になり、その後記者会見を開くという一方が入る。
ジハンに本当の事を反されたらと身の危険を案じたチャン代表は、過去の性暴力事件の新たな証拠が見つかったとハ部長にこっそり物を渡す。
それは医師の診断証明などで、今まで世に出されていなかった物であった。
ハ部長はラヒにその証拠についてすぐに記事を書くことを要求した。
しかしラヒは納得出来ない。
調べてみると証拠も捏造されたものであるらしいということが判明し始めたのだ。
記事を書くことを拒否したラヒは、ジハンの会見現場に向かう。
しかし会見とほぼ同時刻に速報が上がった。
ハ部長が新証拠についての記事をあげたのだ。
会見に来ていた記者達はジハンに何も話させず、新証拠の話で持ちきりである。
本当は真実を語りたかったジハンだが、やむを得ず退席せざるおえなくなった。
会見後急いで車に乗り、記者から逃げるように急発進したジハンの車はトラックに突っ込み大破。
ジハンは病院に運ばれた。
会社に戻るとラヒはハ部長に文句を言いにいく。
しかし部長は「記者は執筆をすることが仕事で、真実を暴くことが仕事では無い」と言う。
ラヒは結局嘘を書くことも、周りを敵に回して真実を暴く勇気も無かったのだった。
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』の結末・ラスト(ネタバレ)
ラヒはジハンについての無罪を主張するため、記事をかくことにした。
そして証拠が捏造であるという記事を書くとハ部長に言うと、部長はラヒの熱意に押され責任の全てを取る覚悟で書かせることにする。
全てを書き終えたラヒ。
記事があがる時刻には、チャン代表の記者会見が開かれることになっていた。
しかし会見でPCを気にしているものの、中々記事があがらない。
実はラヒの知らないところで、その記事の内容が衝撃的なものであるため社長からストップがかかってしまったのだ。
ラヒはチャン代表への会見インタビューで、暴行事件の真偽を話始める。
スポーツ紙の芸能記者がする意見になど、誰も耳を貸さない。
しかしラヒは負けなかった。
一方で、ハ部長もやるせない気持ちでいっぱいだった。
そこで同僚達が思いつく。
記事にしないでネット拡散したらどうかと。
すぐさま同僚達はネットカフェに行き、チャン代表とジハンの関係性を暴露する投稿を連投した。
事務所を辞めたいと申し出た彼を引き留めるため、代表は暴行事件をでっちあげていたのだった。
努力の甲斐あり拡散は成功。
調度ラヒが代表に意見している時のことだった。
記者会見中にその記事がネットで上がり始めたため、記者達は一気に暴行事件の責任の有無を問いただし始めた。
会見は中止になってしまう。
帰ろうとしたラヒは、ジハンが立っていることに気がつく。
彼はラヒにお礼を言った。
辞職に追い込まれたラヒが荷物を片付けていると、そこにラヒに会いたいと女性が尋ねてくる。
そう、行方不明になっていた被害者だった。
本当は、ジハンは女性など暴行していなかったのだ。
代表が仕組んだことだと証言してくれ、代表は逮捕されることとなった。
ラヒは記者として活躍し始めている。
映画『恋するインターン 現場からは以上です!』の感想・評価・レビュー
芸能部へ配属された新米のラヒが、嘘と真実を見極め、記事にしていくストーリーだが、とても面白く見応えがあった。スターのジハンのネタを追い求め、事務所のチャン代表とのしがらみなど、次々と真実が明らかになっていく。上司のハ部長とチャン代表との間で行われていた賄賂や、アン・スヨンの為に記事を書くのをためらってしまうラヒなど、それぞれの葛藤が垣間見れた。ネットの拡散を利用し、チャン代表を逮捕させジハンの潔白を証明できたシーンが、かなりスカっとした。(女性 20代)
ラブコメ作品が大好きな私は、今作は韓国のラブコメ作品だと期待して鑑賞しましたが、タイトルとは全く違う内容に驚きました。
『恋するインターン』というタイトルとは裏腹にストーリーには記者として奮闘するラヒの姿が描かれていて、恋愛要素はかなり少なかったです。
社会の闇を暴いていくようなストーリーなので、見ていて飽きずとても面白かったのですが、タイトルが少し残念な気がしました。(女性 30代)
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