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映画『シロメ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『シロメ』の概要:アイドルグループ、ももいろクローバー主演のモキュメンタリーホラー映画。番組の企画で、廃墟で都市伝説の“シロメさま”を探して紅白出場の願いをかけることになったももクロが味わう恐怖を描いた。

映画『シロメ』の作品情報

シロメ

製作年:2010年
上映時間:83分
ジャンル:ホラー
監督:白石晃士
キャスト:百田夏菜子、早見あかり、玉井詩織、佐々木彩夏 etc

映画『シロメ』の登場人物(キャスト)

早見あかり
ももいろクローバーのメンバー。霊感があり、心霊スポットなどでは幽霊に憑かれやすい。番組の中で、シロメさまの影響を一番受けてしまう。
ももいろクローバー<早見あかり、佐々木彩夏、玉井詩織、高城れに、有安杏果、百田夏菜子>
通称「ももクロ」。6人組アイドルグループ。インディーズとして活動を続けていて、メジャーデビューしたばかり。高校生と中学生を中心に構成され、自分たちを週末アイドルと名乗っている。紅白に出るのが夢。
吉田経人(吉田悠軌)
怪談師。名前の読み方は、よしだきょうじん。本人は気付いていないが、憑依体質で体調を崩しやすい。“シロメさま”にまつわる怪談話を聞かせるため、番組に出演する。

映画『シロメ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『シロメ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『シロメ』のあらすじ【起】

アイドルグループ、ももいろクローバーのテレビ出演が決まった。
衛星放送の番組で、願いを叶えてくれる“シロメさま”に紅白出場のお願いをすることになったのだ。

“シロメさま”とは都市伝説だった。
壁に蝶の絵が描かれた廃墟があるらしい。
そこには、どんな願いも叶えてくれるシロメさまがいるのだという。
純粋な願いなら叶えられるが、迷いがあると、白目をむいたシロメさまによって地獄に連れ去られてしまうという。

怪談師の吉田経人が呼ばれ、“シロメさま”にまつわる怪談話をする。

仲のいい2人の中学生の少女がいた。
しかし1人は転校が決まってしまう。
ずっと友達でいたいと願う少女たちは、“シロメさま”に願いをかけるために、夜に家を抜け出して廃墟へ向かった。

娘がいないことに気付いた少女たちの両親は、行き先が廃墟だと知り、探しに行った。
そこで少女たちは自殺していた。

その廃墟では、他にも男女3人が練炭自殺、1人の女性が転落死していた。

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映画『シロメ』のあらすじ【承】

話し終えた吉田は、嘔吐してしまい運び出される。
ももクロメンバーもパニックになり、撮影は一時中断された。

ディレクターからの企画説明が終わり、メンバー1人ひとりがカメラに向かって意気込みを語る。
その途中、部屋の電気が消えてしまい、再びももクロメンバーはパニックになる。
そしてその映像の中には、一瞬だけ白い手のようなものが映り込んでいた。

霊能者からのお守りを渡されたメンバーは、全員一緒にスタジオに泊まることになる。
霊感体質だという早見あかりは、上から視線を感じると言って怖がっていた。

翌日、ロケバスの中で撮影がスタートする。
あかりは夜、足音を耳にしたり、天井に無数の白目があるのを見ていた。
そして、もうひとりのメンバー百田夏菜子も、天井にある無数の白目を見ていた。

回してあったカメラには足音のような音が入っていた。
そして寝ている夏菜子の近くで弾ける何か。
天井からあかりに向かって降りてくる白い紐のようなものと、天井に手を向けるあかりの姿があった。

映画『シロメ』のあらすじ【転】

廃墟に着いたももクロ。
問題の廃墟は、廃校だった。

霊能者の宗優子と浄霊師の神島剣二郎も同行することになっていて、最初にお祓いを受ける。
そして吉田がゲストとして登場するが、宗優子と神島剣二郎は嫌がる。

吉田は、自殺した女子中学生のいとこの男性に話を聞き、インタビュー映像を持ってきていた。
いとこの自殺に疑問を抱いていた彼は廃校に忍び込み、“シロメさま”があるという2階の教室に入ったらしい。
しかし途中でポルターガイスト現象が起こり、映像は途切れていた。

吉田は白目をむいて倒れ、ももクロメンバーはパニックになる。
撮影は一時中断する。

夜になり、廃校に入っていくももクロメンバーと宗、神島、スタッフたち。
ポルターガイスト現象が立て続けに起こり、導かれるように入った教室で白い紐のようなものを見る。
それは2階へと昇って行った。

2階へ続く階段にはバリケードがあり、宗と神島は呪われたものが使われていると言う。
別の階段へ向かうが、そこも呪われた空間だった。

映画『シロメ』の結末・ラスト(ネタバレ)

宗と神島は、これ以上は危険だと判断する。
しかしディレクターの判断で、ももクロメンバーとスタッフは進むことになった。
花やお札などが飾られた2階の教室に入ると、壁に描かれた蝶々のような絵を見つける。
それが“シロメさま”だった。

ももクロは、“シロメさま”の前で自分たちの歌を歌って踊るが、途中で音楽を流していた機材が止まる。
カメラの映像にもノイズが入るが、彼女たちは最後まで歌い、踊りきった。
そして紅白に出たいと願いをかける。
教室中にラップ音が鳴り響き、再びノイズが入ったカメラの映像には、“シロメさま”と思われる不気味なものの姿が映っていた。

その後、ももいろクローバーの2周年記念ライヴが行われた。

ライヴ終了後。
ももクロメンバーの前に現れ、企画を話した時と同じ質問「悪魔に魂を売ってでも紅白に出たいのか」と尋ねるディレクター。
肯定するももクロの前でディレクターは倒れ、白目をむいて倒れたあかりの前に“シロメさま”が出現した。

そして、番組はお蔵入りになった。

映画『シロメ』の感想・評価・レビュー

モノノフ向けの作品でしょう?と舐めてかかると後悔する作品です。ぼんやりと現れる幽霊よりも、ビジュアルが不気味なモンスター的なものが苦手な私は、この作品めちゃくちゃ怖かったです。
紅白歌合戦に出たいももクロちゃんたちが、シロメにお願いに行くというストーリーなのですが、女の子が集まった時のあのわちゃわちゃした感じが笑ってしまうほどリアルで、作品の世界にすんなりと入り込めました。
モノノフはもちろん、ファンでなくても楽しめる作品だと思います。(女性 30代)

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