映画『ミスター・ソウルマン』の概要:念願のハーバード大学法学部へ通うため、マークは黒人になりすまして奨学金を受け取る。しかしそこには予想外の展開が待ち受けていた。人種差別問題にも多少は言及しているが、あくまで軽いタッチの青春コメディ。1986年公開のアメリカ映画。
映画『ミスター・ソウルマン』の作品情報
上映時間:105分
ジャンル:コメディ、青春、ラブストーリー
監督:スティーヴ・マイナー
キャスト:C・トーマス・ハウエル、アリー・グロス、レイ・ドーン・チョン、ジェームズ・アール・ジョーンズ etc
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映画『ミスター・ソウルマン』の登場人物(キャスト)
- マーク(C・トーマス・ハウエル)
- ハーバード大学法学部に合格したロス出身の白人青年。家庭は裕福だが父親から援助を打ち切られ、黒人になりすまして奨学金を受け取る。お調子者で明るい性格。
- ゴードン(アリー・グロス)
- マークの親友で同居人。マークとともにハーバード大学法学部に合格した。
- サラ(レイ・ドーン・チョン)
- 離婚歴のある一児の母だが、努力してハーバード大学法学部に合格した才女。黒人の志願者対象の奨学金をもらうつもりだったが、黒人に化けたマークのせいでもらえなくなる。
- バンクス教授(ジェームズ・アール・ジョーンズ)
- マークとサラが受講している刑法の黒人教授。厳格だが根は温かい人物で、ハーバード大の学部教員司法委員会の委員長も務めている。声がいい。
映画『ミスター・ソウルマン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ミスター・ソウルマン』のあらすじ【起】
ロスで暮らしているマークとゴードンは4年間必死で勉強して名門ハーバード大学の法学部に合格する。裕福な家庭に育ち、ハーバード大にまで合格したマークは、自分の明るい未来を想像して有頂天になっていた。
マークの両親も息子の合格を喜んでくれ、父親はマークに最高の贈り物をしたいと言い出す。マークは高級車を期待するが父親の贈り物とは「根性」だった。父親はセラピーの先生の“童心に戻れ”と言うアドバイスを鵜呑みにして、マークの学資資金を使って新しい別荘を購入していた。マークは突然父親から“大学3年間の授業料と生活費は自分で払え”と告げられてしまう。
大学へ入るためには年間1万493ドルの授業料と7500ドルの生活費が必要だった。実家が裕福なマークは奨学金ももらえず、過去に公共料金の未払いがあったためローンの審査にも通らない。マークは最後の秘策としてある財団が設けている黒人の志願者を対象とした奨学金を狙うことにする。友人が開発した強力な日焼け薬を使って肌を黒くし、髪にパーマをあてて黒人になりすましたマークは、見事奨学金を勝ち取る。親友のゴードンは心配していたが、楽天的なマークは意気揚々と黒人学生として大学へ入学する。
映画『ミスター・ソウルマン』のあらすじ【承】
ケンブリッジでマークとゴードンが暮らすアパートの管理人は、マークが黒人なのを見て露骨に嫌な顔をする。それは家主も同じだった。大学でもマークは黒人というだけで浮いていた。しかし本物のマークは白人なので、差別的な発言も特に気にしない。
マークは黒人のサラに一目惚れし、彼女目当てで刑法の授業を選択する。この授業担当のバンクス教授も黒人で、マークは好都合だと考えていた。しかしバンクス教授はとても厳しく、サラからも冷たくあしらわれる。
サラは刑法のクラスで一番の優等生だった。マークはしつこく彼女をデートに誘い、図書館で一緒に勉強する約束を取り付ける。約束の金曜日。マークは家主の娘で有色人フェチのホイットニーに誘惑されてセックスをした挙句、夕食に招待される。マークはその誘いを断りきれずサラとの約束を破ってしまい、サラを怒らせる。
論文の締め切り前日。マークは車を運転中にパトカーにしつこく追跡され、言いがかりをつけられて免許の提示を求められる。免許の写真は白人のままなので免許をなくしたと嘘をつき、マークは監獄へ入れられる。しかも監獄内で白人から暴力を振るわれてしまう。
映画『ミスター・ソウルマン』のあらすじ【転】
翌日、傷だらけになったマークはバンクス教授に“理由もなく18時間も監獄に拘束されていた”と説明し、論文の提出を待って欲しいと訴える。教授はマークを叱責しながらも翌日の朝まで提出期限を延ばしてくれ、“白人の2倍努力しろ”とマークを励ましてくれる。
その日からマークのやる気に火がつく。マークは徹夜で論文を仕上げて教授に提出し、その後も人が変わったように努力し始める。
ある日の授業でサラは教授に質問されて困っていた。マークはサラがジョージという幼い息子を育てながら大学の食堂でも働いている苦学生であることを知っており、とっさにサラをかばう。ずっとマークを避けていたサラもマークの真剣さを認め、一緒に期末テストの勉強を始める。
サラはようやくマークに心を開き、身の上話をしてくれる。マークはサラに本気で恋をしていた。しかし自分のせいで彼女が奨学金をもらえなくなって苦労していることを知り、強い罪悪感を感じる。
映画『ミスター・ソウルマン』の結末・ラスト(ネタバレ)
マークは真実を打ち明ける決心をするが、サラから嫌われるのが怖くて自分が白人であることをなかなか言い出せない。さらにマークのアパートで両親とホイットニーとサラが鉢合わせしてますます話がややこしくなり、サラを怒らせ、家主からは立ち退き命令を出される。サラは期末テストの時もマークと口をきいてくれなかった。
マークはゴードンに協力してもらい、司法委員会の公開審問を受けることにする。公開審問の場には、多くの学生に混じってサラの姿もあった。ゴードンはマークの弁護を担当し、委員長のバンクス教授と傍聴者に熱弁を振るう。まだその場に姿を見せていないマークに代わって、ゴードンはマークが財団の奨学金を不正に受け取ったことを認め、誠意を持って対応したいと訴える。そしてついに白人に戻ったマークが現れ、一同を驚愕させる。
バンクス教授は黒人になってマークが多くのことを学んだことを認め、“法学部を卒業し、社会に貢献したい”というマークを罰することなく大学に置いてくれる。しかしサラは白人に戻ったマークを拒絶していた。
マークは車を売り、親から借金して奨学金を全額返済し、それをサラが受け取る。サラは人種の違いを気にしてマークを遠ざけていたが、サラを侮辱した白人学生をマークが殴り飛ばしたのを見て、やっと素直にマークと向き合ってくれる。幸せそうな2人をジョージも嬉しそうに見つめていた。
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