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映画『戦場のアリア』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『戦場のアリア』の概要:第一次世界大戦中、フランス北部の小さな村ではドイツ軍とフランス・スコットランド連合軍が至近距離で睨み合っていた。1941年のクリスマス・イヴの夜、音楽によって戦場は神聖な場所となり、男たちは兵士から善意ある人間へ戻っていく。

映画『戦場のアリア』の作品情報

戦場のアリア

製作年:2005年
上映時間:117分
ジャンル:ヒューマンドラマ、戦争
監督:クリスチャン・カリオン
キャスト:ダイアン・クルーガー、ベンノ・フユルマン、ギョーム・カネ、ゲイリー・ルイス etc

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映画『戦場のアリア』の登場人物(キャスト)

アナ・ソレンセン(ダイアン・クルーガー)
ドイツのオペラ歌手。出身はデンマーク。シュプリンクのことを心から愛している。
ニコラウス・シュプリンク(ベンノ・フユルマン)
アナの夫のオペラ歌手。徴兵により戦場へ送られた。
オードゥベール中尉(ギヨーネ・カネ)
フランス軍の中尉。父親も軍の大物。2人目の子供を出産しているはずの妻のことを心配している。
ホルストマイヤー中尉(ダニエル・ブリュール)
ドイツ軍の中尉。妻はフランス人なのでフランス語も話せる。厳格だが心温かい人物。
ゴードン中尉(アレックス・ファーンズ)
スコットランド軍の中尉。
ジョナサン(スティーヴン・ロバートソン)
スコットランド軍の兵士。兄と一緒に志願して戦場へ来た。兄が戦死したことに大きなショックを受ける。
パーマー牧師(ゲイリー・ルイス)
スコットランドの神父。負傷した兵士の世話をする担架係として自ら望んで戦場へ来た。

映画『戦場のアリア』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『戦場のアリア』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『戦場のアリア』のあらすじ【起】

1941年の冬。第一次世界大戦中のフランス北部の小さな村。農場を占拠したドイツ軍を倒すため、フランスとスコットランドの連合軍は至近距離で泥沼の戦いを続けていた。互いの塹壕までの距離は100メートルほどで、砲弾での攻撃に加えて相手の塹壕まで突撃をすることもある。兵士たちは常に死の恐怖に怯えながら、必死で戦っていた。

ドイツ軍の塹壕に突撃したフランス軍のオードゥベール中尉は、自動操縦機で攻撃されてやむなく後退する。部下の兵士は何人も命を落としていた。

スコットランド軍のジョナサンは、突撃の際に撃たれた兄を助けることができなかった。担架係として塹壕へ来たパーマー神父はこの兄弟をよく知っており、自分を責めているジョナサンを慰める。パーマー神父も中間地点から自分に助けを求める兵士を救えなかった。

オペラ歌手のアナは徴兵された夫のシュプリンクに一目会いたくて、前線でのクリスマス・コンサートを申し出る。ドイツ軍の上層部からは断られるが、アナは皇太子殿下の許可を取っていた。これには上層部も逆らえず、アナは前線の司令部へ向かう。

映画『戦場のアリア』のあらすじ【承】

ドイツ軍のホルストマイヤー中尉は、アナのことは伏せてシュプリンクを司令部へ帰していた。司令部へ到着したアナはシュプリンクと喜びの再会を果たす。シュプリンクも有名なテノール歌手であり、2人は皇太子殿下の前で歌を披露する。

アナはクリスマス・イヴの夜を一緒に過ごせると思っていたが、シュプリンクは前線に戻って仲間のために歌うと言い出す。アナはどうしても一緒に行くと言って聞かず、シュプリンクは彼女も連れて前線へ帰る。

前線でもクリスマス・イヴの夜だけはお互いに攻撃を控え、それぞれの塹壕で兵士がくつろいでいた。しかしフランス軍のオードゥベール中尉は油断できないと考え、部下に偵察へ行かせる。

スコッットランド軍の塹壕ではパール神父がバグパイプを吹き始める。それに合わせて兵士たちが歌い始め、ドイツ軍とフランス軍の兵士たちもそれぞれの塹壕でこの歌を聴いていた。

映画『戦場のアリア』のあらすじ【転】

アナを連れて塹壕へ戻って来たシュプリンクをホルストマイヤー中尉は叱るが、アナは皇太子殿下の許可証があると言って中尉を安心させる。ドイツ軍の兵士たちは、塹壕内に飾っていたツリーを、塹壕の外に置く。シュプリンクがハーモニカ伴奏で「きよしこの夜」を歌い始めると、パール神父はバグパイプでそれに応える。その音楽は兵士たちの心を揺さぶり、前線は歓声に包まれる。パール神父とシュプリンクの共演はなおも続き、シュプリンクはツリーを持って中間地点で歌い始める。

それを止めようとホルストマイヤー中尉が中間地点へ出てきたのを見て、フランス軍とスコットランド軍の中尉も出てくる。3人の中尉は休戦を決め、今晩だけは敵も味方もなくみんなでクリスマス・イヴを祝うことにする。各国の兵士たちも中間地点に集合し、それぞれ持ち寄ったお酒やお菓子で宴を始める。兵士たちは普通の男同士として互いの境遇を話し、すっかり打ち解けていく。それは中尉たちも同じだった。

クリスマスの鐘が鳴り、パール神父はミサを始める。そしてアナにアリアを独唱してもらう。その歌声はどこまでも美しく、兵士たちの胸に深く刻まれる。

翌朝、置き去りになっていた兄の死体を埋めようと穴を掘っているジョナサンの姿を見て、ホルストマイヤー中尉は死者を埋葬しようとフランス・スコットランド軍に提案する。各国の兵士たちは協力して戦死した仲間のお墓を作る。兵士たちは敵味方関係なくサッカーをしたり、ゲームをしたりし始め、前線から戦いが消える。

映画『戦場のアリア』の結末・ラスト(ネタバレ)

上層部から砲撃命令が出た時もそれぞれが事前に知らせ、砲撃する側の塹壕に避難するという処置が取られた。しかしこれ以上この状態を続けることは不可能で、兵士たちは互いの無事を祈りながら、それぞれの塹壕へ帰っていく。

司令部では勝手な行動をしたシュプリンクの身柄を拘束すると決めていた。アナとシュプリンクは自らフランス軍の捕虜にしてほしいとオードゥベール中尉に頼む。愛妻家の中尉はそれを許し、ドイツ軍兵士の手紙も預かる。しかしこれが上層部に知れ、中尉は部下とさらに前線へ送られることになってしまう。

パール神父も司教から解任命令を出される。ゴードン中尉の隊は解散され、兵士たちは別々の前線へ送られることになる。パール神父は新兵に“ドイツ人を皆殺しにしろ”と説教する司教に失望し、十字架を置いて去っていく。

ホルストマイヤー中尉とその部下たちはロシア軍と戦うため東プロイセン行きの貨物列車に乗せられていた。皇太子殿下は立腹しており、旅立つ前に家族とも会わせてもらえないという厳しい処分が下る。しかし中尉も兵士もあの夜のことは後悔しておらず、発車した列車の中であの夜聴いたスコットランドの曲をハミングする。

映画『戦場のアリア』の感想・評価・レビュー

フランス、ドイツ、イギリスの3国が第一次世界大戦中に行なったクリスマス休戦の時のお話。クリスマスだから戦いをやめようってそんなこと日本人にはきっと理解が出来ませんよね。戦争を知らない私も全く理解ができませんでした。
クリスマスだからと戦うことをやめていいのなら、一体何のために戦争をしているのか、休戦しても良いのならもう戦争なんてやめてしまえばいいのに…そんなことを考えてしまいましたが、簡単にはいきませんよね。
彼らが何を思って戦っていたのか、クリスマスを過ごしていたのかは分かりませんが、戦争から幸せは生まれないということを強く感じる作品でした。(女性 30代)

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