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映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』の結末までのストーリー
  • 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』を見た感想・レビュー
  • 『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』を見た人におすすめの映画5選

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』の作品情報

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード

製作年:2003年
上映時間:88分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ、アニメ
監督:水島努
キャスト:矢島晶子、ならはしみき、藤原啓治、こおろぎさとみ etc

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』の登場人物(キャスト)

野原しんのすけ(矢島晶子)
5歳の男の子。能天気な性格だが、いざという時に勇気を出し立ち向かう。夕食の焼肉を楽しみにしている。
野原ヒロシ(藤原啓治)
しんのすけの父親で、サラリーマンをしている。家族思いで、家族とともに焼肉を食べるために奮闘する。
野原ミサエ(ならはしみき)
しんのすけの母親で、専業主婦。普段はケチな一面があるが、焼肉を奮発し家族を喜ばせる。せっかく用意した焼肉を食べようと奮闘する。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』のあらすじ【起】

ある日の穏やかな朝、野原家では朝食の時間だ。しかし、なんとも質素な朝食だった。それに文句を言う家族に、母親のミサエが見せたのは高級焼肉のセットだった。この肉を食べるための節約だと知った家族は、喜んで質素な朝食を受け入れた。そこに、1台の車が家を壊して飛び込んできた。車から降りてきた博士風の男は、助けてくれと頼んでくる。追いかけてきたカーボーイ風の男が博士風の男を連れて行こうとした時、「例のアレはこの家族に渡した」と言い出した。カーボーイ風の男はターゲットを野原一家に変え、捕まえようとしてくる。

逃げ出した野原一家は、しんのすけの通う幼稚園に避難した。幼稚園の先生達に状況を説明していると、テレビでニュースが流れた。そこではなんと、野原一家が指名手配犯になっていた。野原一家が追う組織が電波をのっとり、ニュースを流しているのだ。そして、指名手配犯の情報提供者には一億円が与えられると言う。怖がる幼稚園の先生達を尻目に走り去る一家。近所の人達が捕まえようとするので、地下通路に逃げ込むが、スウィートボーイズと名乗る会社の男達に囲まれてしまう。そこで一人の男に、熱海の本社までついて来る様に言われる。例のアレは物ではないと言うのだ。隙をついて逃げ出す一家。落ち着いた場所は公園の遊具の中だった。そこで、父親のヒロシは熱海に向かおうと言い出す。誤解を解いて帰って焼肉を食べようと、家族で決意した。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』のあらすじ【承】

変装をして熱海を目指す一家は、ヒッチハイクをすることにした。女装したヒロシに一目惚れした男が車に乗せてくれ、事情を話すと味方をしてくれた。スウィートボーイズは検問をしており、突破することは出来たが後を追ってくる。車に乗せてくれた男が犠牲になり、一家を逃がそうとしてくれた。しかし、スウィートボーイズの手下が多すぎて追い込まれてしまう。そこで、一家はバラバラになり熱海を目指すことにした。

赤ん坊のヒマワリと犬のシロを追ってヒロシが、ミサエは敵のセグウェイに乗り、しんのすけは走って逃げた。しんのすけは逃げた結果、春日部に戻っていた。友達のまさお君の家を訪ねると、同じく友達の風間くん・ネネちゃん・ボーちゃんも集まっていた。最初は裏切りに合い通報されるが、友達はしんのすけを信じようと決意し、捕まったしんのすけを助けてくれた。そして、5人で熱海を目指し出発したが、途中でスウィートボーイズに見つかってしまう。遊園地に逃げ込んだが追い込まれ、しんのすけ以外の4人が犠牲になり、しんのすけを逃がしてくれた。しんのすけは、風間くんの自転車を使って一人で熱海を目指した。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』のあらすじ【転】

ヒロシはヒマワリを抱き、犬のシロと共に熱海を目指していた。途中の街で、ビールの試飲を見つけ飲もうとする。しかし、家に帰った後に食べる焼肉とビールのことを考え、我慢した。一方、ミサエはセグウェイの充電が切れてしまい、足でこぎながら熱海に向かっていた。疲労で挫けそうになるが、家に帰った後に食べる焼肉を想像し、奮い立った。

そして、しんのすけもヘトヘトになりながら自転車を漕いでいた。やはり家での焼肉のことを考え頑張るのだが、そこにまたスウィートボーイズが追いついてくる。さらに、乗っている自転車の補助輪が1つ取れてしまい、スウィートボーイズの幹部がもう1つの補助輪も切ってしまう。もう駄目かと考えたが、しんのすけは補助輪無しで自転車を漕いでいる自分に気付いた。喜び勇んで自転車を漕ぎ続け、追手からすり抜けるしんのすけは、ついに熱海に到着した。既に到着していたヒロシ・ミサエ・ヒマワリ・シロはスウィートボーイズに取り囲まれていた。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』の結末・ラスト(ネタバレ)

取り囲まれている家族のもとに、自転車を走らせたまま飛び込むしんのすけ。それを追いかけているスウィートボーイズ達は、勢い余って次々と海に落ちて行った。そして、全員揃った一家は、取り囲んでいたスウィートボーイズ達とも戦い始めた。その様子を見た幹部は、野原一家の勇ましさに負け、ボスのもとへ行くことを認めた。

スウィートボーイズのボスと対面した一家は、ボスの求めているものは何か聞かされた。スウィートボーイズのボスとその兄である博士風の男は、催眠増幅装置というものを開発していた。それは熱海を活性化させるものであるが、兄がある企業に売るために、起動に必要なボイスレコーダーを持ち逃げしたのだという。そして、野原一家と出会った際の会話をそのレコーダーに録音し、パスワードとしてしまった様だ。催眠増幅装置を起動するためには、野原一家とボスの兄が行った朝の会話を再現する必要がある。野原一家は承諾し、既に捕えられていた兄と協力しパスワードを解除する。

それを喜んでいた一家を、スウィートボーイズは取り囲んだ。今後も起動のために一家の肉声が必要で、帰すつもりはないと言う。更に、催眠増幅装置を使い周囲の人間を様々な物や動物に変えていった。ボスの本当の目的は熱海への復讐だったのだ。それを知った一家は、隙をついて催眠増幅装置を奪う。そして、逃げ出すボスを捕まえ、催眠増幅装置を使ってスウィートボーイズの全員に暗示をかけた。催眠増幅装置という物は最初から存在せず、スウィートボーイズは観光ホテルになり、ボスは真面目に働く、と。一件落着し帰路についた野原一家。あまりの空腹で途中で何か食べて帰ろうかと思うのだが、家で待っている焼肉セットのことを考え、何も食べずに急いで帰るのだった。

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』の感想・評価・レビュー

今回は、ひょんな事から事件に巻き込まれ、急に指名手配犯となった野原一家が奮闘する内容となっている。ちなみにタイトルのヤキニク自体は、ストーリー的にはそこまで重要ではない。
監督が全作品から変更になっているせいか、クレしん映画の代名詞の一つの感動系というよりは、全体的にコメディに寄っている作品となっている。
ゲストキャラクターには、華原朋美がともちゃんとして本人役で登場するが、特にストーリーに絡んでくる事は無い。クレしん映画の中では、中の中位にあたるイメージの作品。(男性 30代)


最高に笑えて、でもどこか感動する――そんな「ヤキニクロード」は、クレヨンしんちゃん映画の中でも異色の“逃走劇”。野原一家がヤキニクを食べるためだけに、国家的陰謀に巻き込まれて全力で逃げるというバカバカしさがたまりません。ひろしの脱サラ志望やみさえの主婦パワーも炸裂していて、大人が観ても楽しめる要素が満載でした!(30代 男性)


子どもと一緒に観ましたが、想像以上に面白くて大笑いしました!テンポのいい逃走劇と、しんのすけの絶妙なボケが絶え間なく続く感じがクセになります。ラストでようやくヤキニクにありつけるという流れにも、ちゃんと家族愛が感じられて、ただのギャグ映画では終わらない余韻がありました。(40代 女性)


ギャグが全力で振り切っていて最高でした。アクション映画のような逃走シーンと、全編に渡る「ヤキニクへの執念」がとにかく笑える。特に個人的に好きなのは、サングラスをかけて怪しくなるしんのすけのシーン。シュールだけどかっこいい。まさにカオスな良作です!(20代 男性)


今までのクレしん映画の中で、一番シンプルに「笑い」に振り切った作品だと思います。シリアスな要素はほぼなく、家族のために命がけで焼肉を守るストーリーが、逆にすがすがしい!日常と非日常のギャップが笑いを生んでいて、家族で観るにはピッタリの映画です。(50代 女性)


この映画、クレしんの「家族で一緒に笑える」魅力が詰まってる!たかが焼肉のために全国指名手配になって逃げまくる一家…ツッコミどころ満載だけど、それがまた最高。親になってから観ると、みさえとひろしの強さと、子どもを守る意志がジーンとくる場面もあって、侮れません!(30代 男性)


公開当時に映画館で観て以来、久々に見直しましたが、今観ても古さを感じさせないギャグセンスに驚かされました。しんのすけのとぼけた言動と、みさえの本気モードのギャップ、そしてひろしのサラリーマン哀愁まで、見どころが盛りだくさん。テンポよく進むから飽きません。(40代 男性)


「たかがヤキニク、されどヤキニク」…この映画はまさにそんな一本。野原家の一体感と、どんな状況でも家族で笑って前に進む姿が、バカバカしい展開の中にちゃんと描かれているのが好きです。アクションシーンの演出も凝っていて、地味に映画としての完成度が高いのもポイントです。(20代 女性)


子どもの頃に観て大笑いした記憶があったけど、大人になって観るとひろしの「人生を変えたい」という思いや、みさえの現実的な強さに妙に共感してしまいました。しんのすけの無邪気さが、その空気を明るくするのもいいバランス。野原家って、本当にいい家族だなって思いました。(30代 女性)


バカバカしい設定だけど、最後には心が温まる。これぞクレヨンしんちゃん映画の真骨頂!アクション、ギャグ、家族愛のバランスが素晴らしく、老若男女問わず楽しめます。特に、焼肉に対する情熱の描写がやりすぎレベルで笑えます。観終わったあとは、絶対に焼肉が食べたくなる!(50代 男性)

映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ栄光のヤキニクロード』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

この映画を一言で表すと?

笑いと涙が一体となった、しんちゃん映画史上屈指の感動作。

どんな話?

懐かしい昭和の世界に人々が飲み込まれていくなか、現代を守ろうと奮闘するしんのすけたちの姿を描く。過去へのノスタルジーと家族愛をテーマに、子どもも大人も楽しめる深みのあるストーリー展開が魅力です。

ここがおすすめ!

笑いの中に社会的なメッセージを込めた傑作。特に父・ひろしの回想シーンは、多くの大人にとって涙なしでは見られない名場面。『ヤキニクロード』のコミカルさを楽しんだ人にとっては、また違った感動を味わえる一本です。

天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜

この映画を一言で表すと?

ギャグ×名作×社会風刺のカオスな融合アニメ映画。

どんな話?

赤塚不二夫の名作ギャグキャラ・バカボンと、『フランダースの犬』がまさかの融合。バカボン一家がネロとパトラッシュの運命に介入し、シュールなギャグと真面目なテーマが奇妙に共存する物語が展開されます。

ここがおすすめ!

『ヤキニクロード』のように、ぶっ飛んだ設定を真顔で突き進むギャグセンスが好きな人にはぜひ。観終わったあとに「なんだったんだ…」と笑いながらも、少し心に残る、そんな絶妙なバランスを楽しんでほしいです。

パプリカ

この映画を一言で表すと?

夢と現実が交錯する、鮮烈な映像体験のアニメ映画。

どんな話?

人の夢の中に入り込める装置「DCミニ」を巡って巻き起こる、現実と夢の境界が曖昧になる世界を描いたSFサスペンス。心理描写とビジュアルの融合で、観る者を不思議な世界に引き込みます。

ここがおすすめ!

突飛な設定やスピード感のある展開が『ヤキニクロード』と共通。こちらはよりアートで難解ながら、何度でも観たくなる中毒性があります。シュールな世界観が好きな方におすすめのハイセンスな一本。

ズートピア

この映画を一言で表すと?

笑いと感動、そして深いテーマを詰め込んだ動物たちの冒険劇。

どんな話?

ウサギの警官ジュディと詐欺師キツネのニックが、差別や偏見の渦巻く都市ズートピアで事件を追う物語。ディズニーらしいポップな映像と裏腹に、大人がうなるテーマ性が魅力の社会派アニメです。

ここがおすすめ!

『ヤキニクロード』のようなテンポのいい展開と、キャラ同士のやり取りを楽しめる人にピッタリ。笑いあり、スリルあり、ラストには感動もあるバランスの良い作品で、全年齢層におすすめです。

劇場版 名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)

この映画を一言で表すと?

アクションと謎解き、情緒ある京都が魅せる和風ミステリー。

どんな話?

コナンが京都を舞台に、連続殺人事件と平次の初恋に迫る物語。和の雰囲気とスリリングな展開が融合した一作で、アクションも恋愛も楽しめるコナン映画の中でも特に人気の高い作品です。

ここがおすすめ!

『ヤキニクロード』のアクションとスピード感が好きな人におすすめ。逃走や追跡といったダイナミックな描写がありつつも、キャラの人間味や関係性の描写もしっかりしていて、飽きさせません。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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