映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』の概要:魔女の女王の呪いで不死身になった魔女ハンターが、仲間と共に友人の呪いの元凶を追いながら、魔女の女王復活を目指す敵と戦うダークファンタジー。監督はブレック・アイズナー。
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』の作品情報
上映時間:106分
ジャンル:アクション、ファンタジー、ホラー
監督:ブレック・アイズナー
キャスト:ヴィン・ディーゼル、イライジャ・ウッド、ローズ・レスリー、ジュリー・エンゲルブレヒト etc
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』の登場人物(キャスト)
- コールダー(ヴィン・ディーゼル)
- “斧と十字架団”に仕える魔女ハンター。魔女の女王から不死の呪いを受けて不死身になり、長い時をひとり生きてきた。魔女の女王が生み出したペストによって、妻ヘレナと娘エリザベスを亡くしている。極悪非道で残虐な魔女ハンターだと思われていて、魔女の家系では、言うことを聞かない子供に対してのおとぎ話としても語り継がれている。“斧と十字架団”の中から選ばれた神父ドーランと行動を共にし続けてきたが、36代目ドーランにだけ、心を許している。
- 37代目ドーラン(イライジャ・ウッド)
- 36代目ドーランの後を継ぎ、コールダーの手伝いをすることになった青年。5歳の頃、魔女たちに家を燃やされて両親を失ったが、コールダーに助けられた。その際、手に火傷を負っている。
- クロエ(ローズ・レスリー)
- バーを経営している魔女。薬草の扱いに長けている。他人の過去を見ることができる“ドリームウォーカー”という能力を持っているが、その能力によって弟を傷つけてしまったことを後悔し続け、能力の事は秘密にしている。記憶の中に入れる薬を求めてきたコールダーに協力する。
- 36代目ドーラン(マイケル・ケイン)
- “斧と十字架団”に仕える神父。コールダーの記録係であり、友人であり、盟友。iPadよりも紙を好んでいる。見た目はコールダーよりも年上だが、実年齢が上のコールダーからは「若造」と呼ばれている。
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』のあらすじ【起】
かつて、魔女の女王に呪いをかけられ、ペストが蔓延した土地があった。
集められた兵士たちが魔女の女王を退治しに向かい、コールダーという男が、魔女の女王を倒した。
しかしコールダーは、魔女の女王によって、不死の呪いを受けてしまった。
現代。
“斧と十字架団”の魔女ハンターとして生きるコールダーは、飛行機の中で、気候を操れる古代の呪術道具(ルーン)を探していた。
持ち主の魔女が知識を持っていなかったため、ルーンの影響を受けて、飛行機は墜落の危機に陥る。
ルーンを回収し、飛行機を墜落の危機から救ったコールダーは、36代目ドーランと待ち合わせていた。
人間に魔術を使わないことを条件に、魔女たちは人間と共存する権利を得た。
しかし、人間に仇をなす魔女たちもいて、コールダーとドーランは、魔女ハンターをしてきたのだった。
36代目が引退の日に急死する。
幼い頃にコールダーと会ったことがあるという、37代目ドーランと顔を合わせたコールダー。
36代目の死に疑問を持ったコールダーは、37代目と一緒に36代目が死んだ部屋へと向かう。
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』のあらすじ【承】
巧妙に隠された黒魔術の痕跡を見つけたコールダーは、37代目と共に、36代目を殺した魔女を探し始める。
37代目は、幼い頃にコールダーに命を救われたこと、両親を殺した魔女を倒してくれたことを感謝し続けていると打ち明ける。
魔術師マックスに会いに行き、36代目殺害に使われた黒魔術の情報を聞き出す。
そして犯人の潜伏場所に目星をつけたコールダーは、ひとり廃屋へと向かう。
そこで、魔術師エリックを捕まえたコールダー。
36代目にプレゼントした名前入りのペンが、動かぬ証拠となった。
魔女評議会にかけられたエリックは、牢獄入りが決まる。
エリックが施したとは思えない高度な魔法を見たコールダーは、共犯者の存在を疑っていたが、魔女協議会の占いでは単独犯だったため相手にされない。
ペンからハエが出てきたのを見て、36代目がまだ生きている事を確信したコールダー。
尋問され、呪いを受けた36代目の命は、あと2日だった。
「死を思い出せ」という36代目からのメッセージを見つけたコールダーは、記憶の薬を作ることができる、魔女クロエのバーに向かう。
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』のあらすじ【転】
薬を使って記憶の中に入ったコールダー。
しかし突然、36代目に呪いをかけた男ベリアルに目覚めさせられ、襲撃を受ける。
記憶と現実の間で意識が朦朧としていたコールダーだったが、クロエに救われる。
しかしクロエの店は燃やされてしまった。
そしてクロエは、コールダーと手を組むことになる。
薬を作る材料を求めてクロエの友人ミランダの家に向かうが、彼女はベリアルによって殺されていた。
古い魔女の名家ならば材料があると踏んだコールダーは、クロエと共に向かう。
しかしコールダーは罠にかかり、幻覚剤を吸わされて幻の中に入り込んでしまう。
そこにもベリアルの手が伸びていたのだった。
コールダーは、再びクロエに救われる。
薬なしで他人の心に潜り込める能力者“ドリームウォーカー”は、女王に仕える暗殺者だった。
そして、クロエはその力を受け継いでいた。
クロエの手を借りたコールダーは、女王の呪いを受けた直後に戻る。
そして女王の心臓とコールダーの命はつながっていて、その心臓は、歴代のドーランによって隠されていたと判明する。
ベリアルの目的は、心臓を手に入れ、女王を復活させることだった。
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』の結末・ラスト(ネタバレ)
コールダーは、女王の復活を止めようとする。
ベリアルは倒したものの、女王は蘇ってしまう。
呪いがとけ、目覚めた36代目と顔を合わせたコールダー。
これまで倒してきた魔女たちは、殺さずに投獄してきたため、危険は目に見えていた。
クロエ、37代目と共に牢獄へ向かうと、投獄してきた魔女たちを糧にした疫病の木があった。
魔女たちの心を結んだ鎖を切れば、木の成長を止められるとわかり、落ちてきたエリックの心の中で彼を殺す役目を買って出たクロエ。
エリックの脱走だと思いこみ、襲ってきた番兵を破壊したコールダー。
クロエは、夢の中でエリックを殺す事に成功。
コールダーはひとり、女王と戦う。
しかしそこに、クロエを人質に取った37代目が現れる。
37代目の両親は魔女だったが、彼は力を継げなかったのだ。
だが、力を持たない37代目は女王に殺された。
クロエは未来を見せられ、女王に操られてしまう。
気を失ったコールダーは夢の中で家族に起こされ、古代のルーンで爆発を起こして女王を倒す。
そして女王の心臓を破壊しようとするが、未来の中に女王を越える悪を見たクロエは、それを止める。
“斧と十字架団”を辞めたコールダーは、36代目ドーランとクロエと共に、再出発を決めた。
映画『ラスト・ウィッチ・ハンター』の感想・評価・レビュー
魔女狩りをテーマにしたファンタジードラマであり、主人公であるコールダーは魔女に不死の呪いを受け、一人魔女と戦ってきたという人物。所属している斧と十字架団で選ばれた神父ドーランだけが、唯一彼と関係を持っていたが、突如謎の死を遂げた事から疑惑を晴らす為に真相を追っていくというストーリー。魔女の中でも一応善悪が別れており、現実社会に溶け込んだ魔女と、人間に反乱を起こす魔女とで線引きがされている。戦闘シーンもそれなりに楽しめ、サクっと観れる内容という印象を受けた。(男性 30代)
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