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映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』の概要:大人気「スパイキッズ」シリーズの第4作。新たなキャストを迎え、次世代のスパイキッズが大活躍!劇場公開時には、3Dを超える4Dでの匂いの演出が話題に。前作までのスパイキッズ、カルメンとジュニも大人になって再登場。

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』の作品情報

スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション

製作年:2011年
上映時間:89分
ジャンル:SF、アクション、コメディ
監督:ロバート・ロドリゲス
キャスト:ジェシカ・アルバ、ジョエル・マクヘイル、アレクサ・ヴェガ、ダリル・サバラ etc

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』の登場人物(キャスト)

マリッサ・コルテス・ウィルソン(ジェシカ・アルバ)
スパイ組織OSSに所属する、敏腕女性スパイ。結婚・妊娠を機にスパイを引退するが、ある事件のために活動を再開する。義理の子供達との接し方に悩んでいるが、夫を愛し、子供の安全を一番に考える良き妻。
ウィルバー・ウィルソン(ジョエル・マクヘイル)
マリッサの夫。再婚で、二人の連れ子がいる。TVリポーター。マリッサがスパイとは知らず、家族を養うため、TVの新企画「スパイ・ハンター」を成功させようと必死で働いている。
レベッカ・ウィルソン(ローワン・ブランチャード)
ウィルバーの娘。いたずら好きで感情型。死んだ母が忘れられず、マリッサにつらくあたる。勝負が好きで、いつも双子の弟セシルに勝負を挑む。
セシル・ウィルソン(メイソン・クック)
ウィルバーの息子。レベッカとは双子。耳が悪く、補聴器をつけている。頭が良く、機械にも強い。冷静で落ち着いているが、負けず嫌い。
デンジャー・ダモ / タイムキーパー(ジェレミー・ピヴェン)
OSSの局長。その正体は、世界の時を操る悪党“タイムキーパー”。過去の事故が原因で、時に異常なこだわりを持ち、タイムトラベルを繰り返している。部下のチックタック達を統率するが、部下達にはある秘密が。
カルメン・コルテス(アレクサ・ヴェガ)
元スパイキッズで、マリッサのいとこ。成長し、OSSのスパイとして働いている。かつては弟のジュニとコンビを組んで活動していたが、現在ジュニは行方知れず。かつてはやんちゃな少女で、レベッカに自分の面影を見ている。

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』のあらすじ【起】

出産を間近に控えたスパイ・マリッサは、大きなお腹を抱えて悪党チックタックを追っている。敵に囲まれながら破水し、チックタックを負かして病院に駆け込んだ時には3分間のスピード出産だ。夫のウィルバーには双子の連れ子がいて、生まれた赤ん坊マリアも合わせて3人の母になったマリッサ。夫は自分をインテリア・コーディネーターだと信じているし、子供達の安全のため、スパイ引退を決意する。

出産から一年後。マリッサの想いとは裏腹に、双子のレベッカとセシルの姉弟は未だに新しい母に馴染めずにいた。亡き母への想いが強すぎるうえ、勘の良い双子はマリッサが何か隠していることを感じ取っていたのだ。赤ん坊のマリアにも嫌気がさすし、リポーターの父親は新番組「スパイ・ハンター」が忙しい。双子は、始終いたずらを仕掛けて、両親を困らせていた。マリッサは、いつまでも自分に反発するレベッカに、母から貰ったサファイアのネックレスを贈った。

家庭では邪魔者扱いされているマリッサだが、スパイ組織OSSは優秀なスパイである彼女を求めていた。いま、世界は“タイムキーパー”と名乗る悪党に脅かされている。タイムキーパーは、その名の通り時間を操り、アルマゲドン装置を使って人々の時を少しずつ早めていた。そして、なんとレベッカに贈ったあのネックレスが、タイムキーパーに対抗する唯一の鍵だったのだ。OSSの要請で、慌ててネックレスを返すよう頼むマリッサ。レベッカは、開き始めた心を再び閉ざしてしまう。マリッサはOSS局長のデンジャーからチックタックを捕えればサファイアは不要と言われ、スパイ復帰を決意する。

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映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』のあらすじ【承】

マリッサがチックタックを追う一方、タイムキーパーの一味も、サファイアがウィルソン家にあることを突き止めており、双子の留守番する家に悪党達が向かう。家に脅威が近づいたその時、子供達には聞き慣れないサイレンが鳴り響き、犬のアルゴが話し始めた。家の地下には非常時用のパニック・ルームが作られてあり、アルゴは双子を守るロボット犬だったのだ。モニターに映し出されたマリッサの映像から、彼女が実はスパイだと説明を受ける双子。納得できない気持ちを抱えながら、二人は小型ロケットでOSSまで輸送される。

移動中、悪党達との空中戦を繰り広げ、双子は見事彼らを蹴散らした。OSSではチックタックを追うマリッサに代わってカルメンが双子を迎え、OSSを案内する。カルメンは元スパイキッズで、かつてのスパイ道具を披露した。レベッカはいたずらに役立つスパイ道具セットを、セシルはパワーグローブとブーツのセットをそれぞれ貰うが、どれも起動せず、役に立たない。

しばらくの間はスパイ道具をいじって大人しく待っていたレベッカとセシルだが、好奇心旺盛な二人はアルゴを連れて逃亡を試みる。双子を捕まえようとするOSS職員をアルゴの能力で蹴散らし、辿り着いたのは転送装置のある部屋だった。そこにあるパソコンの暗号を読み解いたセシルは、「ビッグタイム時計修理店」というキーワードを得て、装置で時計店にテレポートしてしまう。

無人の時計店で、隠しエレベーターを見つける二人。地下に移動し、仕掛けられた罠をくぐり抜け、辿り着いた先にあったのは一台のパソコンだった。中に入っていたデータは、1930年代のタイムトラベル実験に関する映像だ。その実験中、一人の少年が事故により時に囚われてしまったようだ。そして、レベッカが持っているサファイアがタイムキーパーを止める鍵だと知る双子。急いでその場から逃げようとするが、チックタックが現れ時を止め、タイムキーパーの元へ連れて行かれてしまう。

そこへ助けに現れたのが、マリッサとカルメンだ。二人は双子の持つスパイ道具を起動し、力を合わせてタイムキーパー一味と戦った。その様子を、こっそり撮影していたのがウィルバーだ。彼はスパイ探索装置を使い、この場所に忍び込んでいた。遠くから撮影し、その場を去るウィルバー。マリッサ達もサファイアを奪われ、脱出するのが精一杯だった。

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』のあらすじ【転】

ウィルバーはスパイの撮影に成功したことを妻に喜んで報告するが、後から映像を見て、自分が騙されていたことに気が付いた。マリッサが謝罪しても、すぐには受け入れることができない。子供達はOSSに保護されており、ウィルソン家はばらばらだ。

その頃、OSSには新しいスパイがやって来た。7年間行方知れずだった、カルメンの弟ジュニだ。デンジャーが、世界の危機にこの優秀なスパイを復帰させたらしい。アルマゲドン装置は元々OSSのもので、あまりに危険なため金庫室に保管してある。それを守るためにスパイの結束が欠かせないが、カルメンは弟を許せず、彼に支給されたIDカードをゴミ箱に放り投げた。

大人達が活動を始める中、レベッカとセシル、そしてアルゴはマリアの子守だ。そこへ顔を出したデンジャー。双子は、デンジャーが持つ時計に不信感を抱き、彼の名前の綴りを並べ替えると「アルマゲドン」になることに気づいてしまう。デンジャーは自らがタイムキーパーだと認め、双子を部屋に閉じ込めた。しかし、戦闘モードになったアルゴがいれば、扉破りなど簡単だ。

双子が脱出した頃、一味の本拠地に乗り込んでいたマリッサ達は、デンジャーがIDカードに仕込んでいた装置で凍らされてしまっていた。唯一、カードを持っていなかったジュニだけが、双子に連絡を取ってネックレスを取り戻すよう指示をする。そしてマリッサとカルメンの拘束を解き、タイムキーパー追跡を再開した。

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』の結末・ラスト(ネタバレ)

タイムキーパーが時間の速さを進め続けたせいで、世界の終わりがもうすぐそこまで近づいていた。レベッカとセシルはスパイ道具を駆使してタイムキーパーを追い、罠にはまった大人達を救出する。もう継母だと嫌っている場合では無かった。カルメンとジュニも、姉弟の確執を捨てて協力し合っている。

しかし、チックタック達の執拗な邪魔のせいで、サファイアをタイムキーパーから取り戻す事が出来ない。タイムキーパーは、実は双子が見た映像の中の時空に囚われた少年だった。彼は、時空移動を研究する父の仕事の邪魔をし、装置の中に入り込んでしまったのだ。父は息子を救うために人生を捧げるが、タイムキーパーはその様子を少年の姿のまま見続けることしかできなかった。そして父の死後、発見されたサファイアがその装置を動かす力があるとわかり、少年は解放される。彼の体は再び時を刻み始めるが、その心は、父と満足な時間を過ごせなかったことへの後悔でいっぱいだった。

アルマゲドン装置を狙うタイムキーパーの狙いは、過去に戻って人生をやり直す事だった。しかし、セシルにはその計画が絶対に成功しないという確信がある。過去の事実は変えられないのだ。実際、チックタックや覆面の手下たちは、過去にタイムキーパーが何度も時空移動に失敗した際の産物で、全員がデンジャーと全く同じ姿かたちをしていた。それでも、時空を超えて父の前に行くタイムキーパー。大人になった少年は生前の父を驚かせ、そして安心させた。その父を見たタイムキーパーは、現代に戻ってきたが、体は老人になっていた。

レベッカは、亡くした母との時間を思い出として大切に考えていた。やり直すために時間を使うのではなく、今この瞬間を大事に生きることこそ、価値がある時間の使い方だとタイムキーパーに訴えかける。タイムキーパーは、アルマゲドン装置を止めた。

しかし、チックタックは計画の中止を認めなかった。彼は再び世界を支配しようとするが、そこへウィルバーが現れ、チックタックを倒して警察に引き渡す。ウィルバーは、家族を守れるのは自分しかいないと信じていた。そして双子も、自分達を命がけで守ろうとしてくれたマリッサを、もう継母とは呼ばなかった。スパイの母を敬い、カルメン達が立ち上げるOSSスパイキッズ部門からのスカウトを受けた二人。さらにマリアは、最後の悪あがきで赤ん坊を襲おうとしたチックタックを投げ飛ばした。スパイキッズ、そしてスパイベビーの誕生だ。

映画『スパイキッズ4D ワールドタイム・ミッション』の感想・評価・レビュー

前作に続き、とても面白い作品だった。子供向けの楽しく冒険ものストーリーだが、大人も考えさせられる、家族や兄弟の絆、仲間たちとの協力の大切さなど、さまざまな面から学ばされる。また、過去には戻ることはできても事実は変えられないことを、直接的に表している。わくわくするアクションシーンや、スパイならではのいろいろな道具なども、子供心をくすぐられる。劇場で見た後にまたもう一回家でゆっくり見たいと思う作品である。(女性 20代)


スパイキッズシリーズの第4作品目にあたり、過去活躍していたカルメンやジュニも成長し、次世代のスパイキッズ達にバトンが渡っていく作品。家族愛がテーマとなっており、敵役のタイムキーパーの企みもそれに付随した内容である。過去をやり直そうとするタイムキーパーと今を懸命に生きようと考えるウィルソン家の前向きな姿勢に感銘を受ける。スパイキッズシリーズは、どれもわくわくするスパイ道具やアクションシーンが含まれているので、最初から最後までとても楽しく見られる作品である。(男性 30代)


大好きな「スパイキッズシリーズ」1作目から10年経ち、新たなキャストで4D!ということで公開初日に劇場に足を運びました。入口で渡されたのは紙の3Dメガネ。そして「ここを嗅いでね」と書いてある香り付きのシート。なるほど、これで4Dです。先着入場特典は書いた文字が消える「スパイペン」。こういうアイディア最高ですよね。だからこのシリーズが大好きなんです。
ストーリーはもちろん面白くて大人も子供も楽しめます。そしてサプライズであの人も…。(女性 30代)

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