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映画『小さな巨人』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『小さな巨人』の概要:白人騎兵隊がインディアンに全滅させられたという西部開拓史の史実を題材にした、1971年の異色西部劇。インディアンに育てられ、騎兵隊全滅時に唯一生き残った白人男性の数奇な人生を、ダスティン・ホフマン主演で描く。

映画『小さな巨人』の作品情報

小さな巨人

製作年:1970年
上映時間:140分
ジャンル:歴史、西部劇
監督:アーサー・ペン
キャスト:ダスティン・ホフマン、フェイ・ダナウェイ、マーティン・バルサム、リチャード・マリガン etc

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映画『小さな巨人』の登場人物(キャスト)

ジャック(ダスティン・ホフマン)
シャイアン族のインディアンの元で育ち、稀有な人生を送った白人男性。両親はポウニー族のインディアンに殺された。勇敢だが人を殺す事ができない。シャイアン族の仲間内では小さな体に勇気を秘めている事から“小さな巨人”と呼ばれている。
“テントの皮”(チーフ・ダン・ジョージ)
シャイアン族の首長。幼くして親を亡くしたジャックの養父となる。夢を通して未来を見通す不思議な力を持っている。常に穏やかな物腰で、真理を知らない白人達を哀れな存在と思っている。
“若いクマ”(カル・ベリーニ)
シャイアン族の男性。インディアンの暗黙のルールを無視したジャックの発言に、度々プライドを傷付けられている。そのためジャックとはライバル関係にある。
ペンドレイク夫人(フェイ・ダナウェイ)
ジャックが白人に捕まった際、彼の再教育を引き受けた牧師の妻。その美貌と優しさに、ジャックは彼女に一目惚れする。実は他の男性と不貞を働いており、後に娼婦にまで身を落とす事となる。
メリウェザー(マーティン・バルサム)
偽の薬を売って回っている詐欺師。ジャックを弟子にして2人で偽薬を売るが、嘘がばれて町人達から袋叩きに遭う。
ワイルド・ビル・ヒコック(ジェフ・コーリイ)
伝説の早打ちガンマン。ジャックに対し、しばしば人生の転機ともなる指針を与える。娼婦となったペンドレイク夫人に、後に本気の恋をする。
オルガ(ケリー・ジーン・ピータース)
ジャックの最初の妻。インディアンにさらわれ、行方不明となる。後に“若いクマ”の妻となった。スウェーデン人。
ジョージ・カスター将軍(リチャード・マリガン)
白人の軍隊の将軍。インディアンを憎み、度々インディアンに攻撃を仕掛けては容赦無く殺している。自分の事を偉大だと考えており、大統領となる野望を胸に秘めている。
“日の光”(エイミー・エクルズ)
ジャックの2番目の妻。シャイアン族の若い女性で、カスター将軍の軍が集落を襲撃した際にジャックと出会った。姉が3人いる。
キャロライン(キャロル・アンドロスキー)
ジャックの姉。幼い頃、ジャックと共にポウニー族の襲撃から生き残ったが、ジャックを置いてシャイアン族の集落から逃げ出した。後にガンマンとなりジャックと再会する。

映画『小さな巨人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『小さな巨人』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『小さな巨人』のあらすじ【起】

100歳を超える老人、ジャック・クラブ。彼は白人とインディアンが戦ったビッグホーンの戦いにおける、白人唯一の生き残りだと主張し、自分の半生を独白し始める。

少年の頃、ジャックの家族は草原を横断中に、ポウニー族のインディアンに襲われた。生き残ったのは姉のキャロラインとジャックだけ。そこへ1人のシャイアン族のインディアンが通りかかる。彼は親を亡くした2人を不憫に思い、シャイアン族のキャンプへ連れ帰る。首長“テントの皮”が親代わりとなった。キャロラインは男達に襲われるのではと思い、ジャックを1人置いてその夜逃げ出してしまった。ジャックはシャイアン族に混じり育てられた。

ジャックの悩みの種は、他の少年達に比べ背が低い事だった。ジャックはポウニー族に襲われそうになっている“若いクマ”を助け、ポウニー族の男を殺してしまう。プライドを傷付けられた“若いクマ”は生涯ジャックの仇敵となる事となる。“テントの皮”は小さい体に秘められたジャックの勇気を称え、彼を“小さい巨人”と呼ぶ事にする。

青年になったジャック達は白人に襲われた集落を発見する。シャイアン族はこれに憤り、白人に対して戦いを挑んだ。しかし白人達は連発銃を使っており、ジャックは捕まってしまった。軍隊に自分が白人である事を告白したジャックは、町に連れ帰られ神父の元で再教育される事となった。

映画『小さな巨人』のあらすじ【承】

ジャックは神父の優しい妻、ペンドレイク夫人に一目ぼれする。ジャックはペンドレイク夫人の期待に応える為、教育を受け敬虔なキリスト教信者となった。ある日、ペンドレイク婦人に連れられジャックに買い物に出たジャックは、彼女とカフェの店主が不倫をしている事を知ってしまう。ジャックは夫妻の元から逃げ出し、詐欺師のメリウェザーと行動を共にするようになる。

メリウェザーは偽の「万能薬」を売って回っていた。しかし嘘がばれ、町の人達から引き回しの刑となってしまう。しかし偶然にも、彼らのリーダーはジャックの姉キャロラインだった。キャロラインはジャックを家へ連れ帰る。ジャックはキャロラインから拳銃の撃ち方を教わり、忽ち才能を開花させた。ジャックはガンマンとして町の人からも恐れられる存在となる。

ある日ジャックは有名なガンマン、ワイルド・ビル・ヒコックに出会う。彼が人を撃ち殺すのを見て、ジャックはガンマン業を廃業、キャロラインにも愛想を尽かされる。

ジャックはスウェーデン人のオルガと結婚し、相棒と店を始める。しかし相棒に裏切られ、夫婦で路頭に迷ってしまう。そこへジョージ・カスター将軍が通りかかり、2人の窮状に目を止めた。彼の助言に従い、ジャックとオルガは西へ向かう。

西へ向かう馬車がインディアンに襲われ、オルガがさらわれてしまう。ジャックはオルガを探して旅をし、シャイアン族の土地に再び足を踏み入れるが、シャイアン族に捕まってしまう。彼が“小さい巨人”だと気付いて、シャイアン族はジャックを歓迎した。ジャックは皆との再会を喜ぶ一方で、オルガがインディアンにさらわれたことに反感を覚えてもいた。

映画『小さな巨人』のあらすじ【転】

ジャックはオルガを見つける為、カスター将軍の軍隊に入る。しかし白人がインディアンを手当たり次第殺すのを見て、ジャックは攻撃を邪魔してしまう。ジャックは友人だったインディアンに殺されそうになり、軍隊の1人が彼を撃ち殺す。このインディアンは、出産中の娘・“日の光”を守ろうとしていたのだった。ジャックは死んだ彼の代わりに赤ん坊の誕生を見届ける。ジャックは軍隊を離れシャイアン族の集落に戻るが、“テントの皮”は白人に襲われ視力を失っていた。他の仲間達も、大勢白人に殺されていた。

シャイアン族とジャックは白人達の攻撃を受けながら旅をし、アメリカ政府が用意したインディアン保護区にたどり着いた。ジャックは“日の光”と結婚し、赤ん坊も生まれた。ジャックは保護区で“若いクマ”に再会するが、“若いクマ”の妻は探していたオルガだった。彼女はジャックに気づいていないようだった。ジャックはオルガの探索が無駄だった事を知り、名乗り出なかった。

インディアン保護区に白人の軍隊が攻め込んで来た。集落は荒らされ、ジャックは“テントの皮”を連れて川に逃げ出す。軍隊を率いていたのはカスター将軍だと気づき、ジャックはショックを受ける。カスター将軍達は女子供も殺し始め、“日の光”と赤ん坊も撃ち殺されてしまった。捕まったジャックは、シャイアン族の捕虜だったと嘘をつき絞首刑を逃れる。その夜、ジャックはカスター将軍を殺そうとするが、ためらってしまった。ジャックはカスター将軍に侮辱され、軍隊から追い出された。

映画『小さな巨人』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジャックは自暴自棄な生活を送っていた。そんなジャックの目を覚ましたのはワイルド・ビルだった。ジャックはビルから彼が思いを寄せる、ルルという未亡人への言伝を頼まれるが、ビルは彼を恨む少年に殺されてしまう。

ジャックはルルを訪ねて娼館を訪れる。なんとルルの正体はペンドレイク婦人だった。ジャックはビルから預かった金貨をペンドレイク婦人に渡し、彼女は娼婦業から足を洗って叔母の元へ旅立った。片足を失ったメリウェザーにも再会した。ジャックは荒野の奥深くで世捨て人のように暮らし始める。

ジャックは気を狂わせ、自殺しようとしていた。しかしその時カスター将軍の軍隊がそばを通りかかる。ジャックはカスター将軍への復讐を胸に、再び軍隊に入り込む。カスター将軍はジャックの復讐心を見抜いた上で、インディアンの動向を知る為に彼を迎え入れる。

カスター将軍は川へ進撃するべきかどうかをジャックに尋ねる。ジャックはカスター将軍を騙す為、わざと今回だけは真実を話した。川にはインディアンの戦士達が大勢いると伝えたのだ。カスター将軍はそれが嘘だと信じ込み、攻撃命令をかける。しかしインディアン達に奇襲され、騎兵隊は全滅した。ジャックも足を撃たれてしまう。カスター将軍はジャックを殺そうとするが、シャイアン族の矢の前に斃れた。

ジャックはシャイアン族に連れ帰られた。彼を助けたのは“若いクマ”だった。集落には“テントの皮”もいた。“テントの皮”は白人との戦いが最終的には負けに終わる事を予感し、自ら尊厳ある死を選ぼうと儀式を始める。しかしその試みは失敗した。寿命が尽きていない事を知った“テントの皮”は、ジャックと共に仲良く集落へ引き返すのだった。

映画『小さな巨人』の感想・評価・レビュー

アメリカ人を捨ててネイティブ・アメリカンになったかと思えば、またアメリカ人に戻ったりと人生を彷徨うダスティン・ホフマン。白人とネイティブ・アメリカンの戦いがすごく良かったのですが、最終的には自分の弱さを知りそれを理解した上で生きていくというストーリーなのかなと思いました。
普通ではない数奇な人生ですが、明るい雰囲気で描かれているので見やすかったです。明るい分、残虐なシーンは衝撃的に感じました。(女性 30代)

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